こんにちは、パラレルブロガーのゆーすけ(@yusuke_plmrstn)です。
ハロウィンとハロウィーン、どっちが正しい言い方なんだろうと迷ったことがある人も多いハズ。
口に出して話す時はそんなに気にならなくても、いざ書こうとした時に「あれ、ちょっと待てよ?」と考え込んでしまいます。
果たしてハロウィンとハロウィーン、どっちが正しい表現なんでしょうか?
この記事の目次一覧
ハロウィンとハロウィーン、発音の違い
「ハロウィン」はもともと英語から来た言葉です。それなら英語の発音を調べてみればわかるはずということで、ハロウィンの発音記号を見てみましょう。
こちらの画像はweblioでHalloweenを検索した結果です。
赤枠で囲んだのが発音記号です。拡大します。
英語に慣れてない人だと見慣れない記号にしか見えませんよね。
注目すべきところは wi:n の部分。
英語の発音記号で : は「前の音を伸ばして発音する」という意味があります。
つまりこれをカタカナ表記すると「ハロウィーン」というのが正しい英語の発音ですよというのを意味しています。
日本語ではハロウィン、英語ではハロウィーン。
使う言語によって読み方が変わっていることがわかります。
ハロウィンとハロウィーンはどちらも正解
じゃあ結局ハロウィンとハロウィーンはどっちが正しい呼び方なのかということですが、結論としてはどっちも正しい呼び方なんです。
釈然としない回答かもしれませんが、これが現実なんです。
ほら、バナナって言葉がありますよね。
日本語ではバナナですが、英語で発音するとバナァナァが正しい呼び方ですよね。
どっちも正解ですし、どっちも正しい言葉です。これと同じなんです。
どっちを使えばいいのか?
では現実問題として、ハロウィンとハロウィーンのどちらの言葉を書けばいいのか。
これにも明確な答えは存在せず、結局はあなたが書きやすいほう、使いやすいほうを書けばいいですよというのが現時点での回答です。
テストにハロウィンと書いてもハロウィーンと書いてもどちらも正解になりますし、それで誰かに指摘されることもありません。
広辞苑で調べてみる
広辞苑では「ハロウィン」として記載されているので、どうしても不安ならハロウィンに統一して使っておけばまず間違いはないでしょう。
Googleで調べてみる
わからないことはGoogle先生に聞いてみましょう。
ハロウィンとハロウィーンをGoogle検索した結果がこちら(2018年7月現在)。
ハロウィンで約1億9千万件ヒット。
ハロウィーンで約5千万件ヒット。
2018年7月時点ではハロウィンのほうが多く使われているようです。
NHKで調べてみる
続いてNHKオンラインのサイトで調べてみた結果がこちら(2018年7月現在)。
ハロウィンで53件ヒット。
ハロウィーンで40件ヒット。
おや、ハロウィンのほうがやや多いとはいえ差が縮まりましたね。
フジテレビで調べてみる
NHKがこういう結果ならフジテレビはどうかと思って調べてみました(2018年7月現在)。
ハロウィンで29件ヒット。
ハロウィーンで11件ヒット。
ヒット件数が少ないので正しい比較が出来ているかという疑問は残りますが、ハロウィンのほうがまだヒット数は多く出る結果になりました。
日本経済新聞で調べてみる
メディアが拮抗した結果なら新聞はどうかと考え、日本経済新聞オンラインのサイトで比較してみました(2018年7月現在)。
ハロウィンで49件ヒット。
ハロウィーンで364件ヒット。
おぉ!とうとうハロウィーンがハロウィンに大差をつけて使われていることが判明しました。
誰もが知っている権威ある新聞社でハロウィーンの方が多く使われているということは、ゆくゆくハロウィーンが主流になってくる日も近いのかもしれません。
プレジデントで調べてみる
ビジネス雑誌の権威「プレジデント」のオンラインで検索してみました(2018年7月現在)。
ハロウィンで160件ヒット。
ハロウィーンで29件ヒット。
雑誌ではまだハロウィンが主流なようです。
内閣府で調べてみる
日本国政府はこの問題をどう捉えているんでしょうか。
内閣府のホームページで検索してみました(2018年7月現在)。
ハロウィンで75件ヒット。
ハロウィーンで85件ヒット。
なんと我らのお上はハロウィーンを多く使っていることが判明。おもしろい結果になってきましたよ。
国立国会図書館で調べてみる
書籍ならなんでも揃う国立国会図書館のホームページで調べてみました(2018年7月現在)。
ハロウィンで619件ヒット。
ハロウィーンで331件ヒット。
日本一の図書館の蔵書ではハロウィンがダブルスコアです。
ただし図書館は古い書物もあることからハロウィンが多くヒットしているだけという可能性もあり、今後しばらく様子を見ていると新しい書物も増え、だんだんハロウィーンが増えてくるかもしれません。
今回の検証をまとめてみました。
ハロウィン | ハロウィーン | |
広辞苑 | ◯ | X |
Google検索 | 1億9千万件 | 5千万件 |
NHK | 53件 | 40件 |
フジテレビ | 29件 | 11件 |
日本経済新聞 | 49件 | 364件 |
プレジデント | 160件 | 29件 |
内閣府 | 75件 | 85件 |
国立国会図書館 | 619件 | 331件 |
紹介する場所によって使われ方がバラバラですね。
言葉は生き物なので今後の動向からも目が話せません。
川崎ハロウィンはハロウィン
日本一のハロウィンパーティーとして知られるのが川崎ハロウィンですが、このイベントでは名前を見てもわかるように「ハロウィン」という言葉を使っています。
ディズニーランドはハロウィーン
ディズニーリゾートはハロウィーンで統一しているようです。
本場の発音に合わせるためなんでしょうか。でもそれならバナナはバナァナァと記載されてもおかしくないはずですよね。不思議です。
お好きなように使いましょう
今回調べた限りでは「ハロウィン」のほうが多く使われてるかな?という結果になりました。
しかし2018年現在でハロウィンとハロウィーンどちらが正しいという明確な区別はつけられません。
言葉の使われ方はだんだん変化していくため、今後もずっとハロウィンが多く使われる保証はどこにもなく、ハロウィーンが一般化する可能性もあります。
考え方を柔軟にし、頭をやわらかくし、色々な変化を受け入れられる人間でありたいものですね。