ハロウィンが祝日になる可能性はあるのか?

こんにちは、パラレルブロガーのゆーすけ()です。

ハロウィン(10月31日)が祝日になったらいいのに・・・。

そう考える人は大勢いるはずです。

近年ハロウィンは日本での知名度がすっかり高まり、あちこちでハロウィン衣装に身を包んだ人が集まってパーティーが開催される始末。

これだけ盛り上がるイベントなら、いっそのこと国民の祝日にしてもっとイベント開催して経済を潤わすぐらいやってもいいのに!と考えるのは当然でしょう。

果たしてハロウィンが国民の祝日になる可能性はあるのか?検証します。

国民の祝日

2018年7月現在、日本における国民の祝日は1年のうち16日存在します。

元日に始まり、春分の日、みどりの日、勤労感謝の日、天皇誕生日など、学生・サラリーマンにとって天国かと思えるような祝日。

そもそも国民の祝日は「国民の祝日に関する法律」の中で次のように定義されています。

自由と平和を求めてやまない日本国民は、美しい風習を育てつつ、よりよき社会、より豊かな生活を築きあげるために、ここに国民こぞって祝い、感謝し、又は記念する日を定め、これを「国民の祝日」と名づける。

日本人がこれまで大切にしてきた風習や社会に感謝して祝いつつ、今後もさらに発展した国にしていくため一丸となってがんばろーぜ!というのが国民の祝日の本来の在り方だということです。

ハロウィンが祝日の国

次に、ハロウィンが祝日扱いになる国を調べてみました。

ハロウィンが祝日として色濃く残るのはアイルランドです。

ハロウィンの起源とされるケルト人出身の国がアイルランドで、10月最後の月曜日が祝日になっています。

ハロウィンを盛大にお祝いするイメージの強いアメリカでは国民の祝日が全部で9日間ありますが、実はその中にハロウィンは含まれていません

日本国土の約25倍もの広さがあり、全50州に分かれる広大なアメリカは、上記の9日間に加えて州ごとで独自に決めた祝日があり、州によってハロウィンを祝日としてカウントする場所がある程度とのこと。

だんだん雲行きが怪しくなってきました。起源の国が祝日になるのはわかるとしても、一番盛り上がっている国(アメリカ)でさえ共通の祝日にはなっていない現状があります。

日本のハロウィンの盛り上がり

いやいや、日本でのハロウィンの盛り上がり方は本場さえも凌ぐはず!

ということで日本で一体どれだけハロウィンが認知されているのか調べてみます。

Googleで調べる

Google先生にハロウィンとその他イベントがどれくらい認知されているのか尋ねてみました。その結果がこちら(2018年7月現在)。

Halloholiday1

  • ハロウィン:1,270万件ヒット
  • お正月:4,060万件ヒット
  • クリスマス:2,100万件ヒット
  • 夏休み:2,340万件ヒット
  • コスプレ:1,060万件ヒット
  • ゴールデンウィーク:1,220万件ヒット

お正月、クリスマス、夏休みなどのビッグワードにはヒット件数で負けたものの、コスプレとゴールデンウィークとほとんど肩を並べるまでの認知度がある模様。

日本一のハロウィン「カワサキハロウィン」で調べる

毎年ハロウィンの時期に川崎で開催される「カワサキハロウィン」。

実は日本最大のハロウィンイベントだと知ってましたか?

例年の仮装参加者は平均2,500人。コースにあたる道路が片側交通に規制され、大規模な仮装パレードが開催されます。

ギャラリーの数を合わせると約11万人にものぼるといわれるカワサキハロウィンですが、11万人というと東京ドーム2杯分の人数にあたります。

かなりの集客力のあるイベントといえるでしょう。

渋谷のスクランブル交差点の様子

ハロウィンとなると決まって紹介されるのが渋谷のスクランブル交差点の様子です。

ハロウィン当日は通行規制が敷かれるほど大混雑する場所として知られ、外国のメディアでもたびたび取り上げられるスクランブル交差点。

調べてみるとYouTubeにその様子がアップされていました。

いやはや、ものすごい人の流れですね。

一説によるとハロウィンの日に渋谷スクランブル交差点を利用するのは100万人以上なんだとか!

平日でも50万人の利用客がいると言われる場所なので、ハロウィンの日に倍増してもおかしくありません。

ハロウィンが祝日になる可能性はゼロ

ここまで見てくると、日本でのハロウィン熱はそうとう高まっていることがわかります。

これだけ盛り上がっているなら国民の祝日になってもいいのかな?と思ってしまいそうなものですが、ちょっと待った。祝日の定義を振り返ってみましょう。

自由と平和を求めてやまない日本国民は、美しい風習を育てつつ、よりよき社会、より豊かな生活を築きあげるために、ここに国民こぞって祝い、感謝し、又は記念する日を定め、これを「国民の祝日」と名づける。

「より豊かな生活を築きあげるために、ここに国民こぞって祝い、感謝」するのが国民の祝日なんですが、果たしてハロウィンは国民こぞって祝うイベントとして相応しいんでしょうか。

ハロウィンはもともと悪霊除けのお祭りとしてお化けに扮するイベントとしてスタートし、姿かたちを変えて今に至ります。

本来は何かをお祝いするイベントではなく、自分たちの身を守ることが目的だったと言われています。これじゃあ祝日の定義にある「国民こぞって祝い」には程遠いですね。

また、ハロウィンは外国の文化です。外国の文化をどうして日本人が総出でお祝いする必要があるんでしょうか。

例えばハロウィンが日本の戦争を平和に終結させたなんて歴史があれば話は別ですが、ワイワイ盛り上がって仮装を楽しむだけの日本のハロウィンが祝日扱いされる理由がやっぱり見当たりません

もっと言うと、日本発のイベントで、今や世界の常識とまで言われるまでに成長した文化が「アニメ・漫画」です。

その最たるイベントがコミックマーケット(コミケ)ですが、夏に50万人、冬に50万人、累計100万人以上の入場者を誇るイベントとして世界中から注目され、日本に多大なる経済貢献をもたらしています。

ハロウィンが祝日になるよりも先に、アニメ・漫画関連の祝日が成立するほうが早い気がするんですよねぇ。

楽しく盛り上がろうハロウィン

というわけで、ハロウィンが現時点において日本の祝日になる可能性は限りなくゼロです。

学校・会社が休みになればいいのに・・・という淡い期待は早々に捨て、コスプレをレンタルするか購入するかを検討して準備を整え、当日を楽しみましょう!

ゆーすけ(守屋祐輔)

ゆーすけ(守屋祐輔)

複業サラリーマン

会社員×ブログ×デザイン×講師×投資の5つの働き方・稼ぎ方を実践する複業サラリーマンブロガー ▼複業で立ち上げたご署名ネットではこれまで1,600人以上、11,000点以上の作成実績。TV, ラジオ, 雑誌など出てます。▼経験から学んだノウハウや考え方、自分の人となりがわかる記事をお届けします

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