突然ですが、利き手とは逆の手を使って電卓を使うことはできますか?
僕は右利きなので、つまり左手で電卓を使うということですね。
しかもブラインドタッチ(電卓を見ないで入力すること)もやります。
普段使い慣れない手なので思うように指が動かずグチャグチャになりそうですよね。
でもぜひ利き手と反対の手で電卓を使えるようマスターすることをおすすめします。
これができるようになると仕事のスピードがグンと向上するだけでなく、思わぬ副産物も得ることができるかもしれません。
この記事の目次一覧
どうして電卓は左手(利き手と逆の手)がおすすめなのか
電卓を使って計算するシーンがあるとします。
まず右手(利き手)で電卓を打つ場合、電卓を叩いて数字の計算が終わると右手にペンを持ち替えて紙に計算結果を書きます。
1【電卓を叩く】
2【ペンに持ちかえる】
3【書く】
4【ペンを置く】
5【電卓を叩く】
というように右手のみで5つの動作が必要になります。
一方、左手(利き手と逆の手)で電卓を叩いて計算し、右手はペンで紙に書くとどうなるか。
1【電卓を叩く】
2【書く】
3【電卓を叩く】
わずか3つの動作で完結します。
さらに左手はずっと電卓に置いたまま、右手はペンを持ったまま作業できるのでスピードが格段に早くなります。
電卓を左手で打つためのコツ
利き手じゃない手を使う作業は基本的に何でもぎこちなさがあります。
少しでも早く慣れるための僕なりのコツを紹介しましょう。
手首を固定する
電卓を打ちやすいベストポジションを探し、手首を固定して指先のみ動かしてキーを叩くようにしましょう。
手が宙に浮いているといわゆるホームポジションに戻る時に多少なりとも手の位置がずれることがあります。
これがミスタイプの原因につながってしまいます
かんたんな計算を繰り返し行う
まずは1桁のかんたんな計算を左手で打ってみましょう。
1+2+3+4+5・・・という具合に順番に打ち、10まで打ち終わった合計がちゃんと55になっているか確認します。
間違って隣のキーを叩いていたりすると計算結果が合いませんので、もう一度やり直します。
うまく出来たら次は反対から。10+9+8+7・・・と入力し、1まで入力した合計が55になっているかどうか確認します。
慣れてきたら桁を増やしましょう
遅くてもいいので継続する
だんだんミスは減っても指が思い通りに動かず、右手で打つより遅い入力スピードになることがあります。
でもそこで諦めず継続して左手入力を続けてください。練習すればするほど入力スピードが上がりますから。
僕は利き手の右手で入力するよりも左手で入力するほうが圧倒的に早く入力できるようになりましたし、ずっと使えるスキルとして重宝しています。
電卓左手(利き手とは逆の手)入力のきっかけ
僕がどうして左手で電卓を入力しようと思ったか。
それは今から2007年までさかのぼります。
新卒で入社した会社は簿記3級を取得するよう新入生に課題を出しました。
「ぼき?なんかイヤラシイことか?」
くらいしか知識がなかった僕でしたが、参考書を買って独学で簿記3級の勉強をスタートしたところ、参考書のコラム欄で『電卓は左手で使えるようになると強い!』という情報があったのです。
両手が使えるようになるのでそりゃ便利だわな、と感じた僕は不慣れな左手入力を練習し始め、1ヶ月もすると右手と同じかそれ以上のスピードで入力できるようになったというワケです。
左手入力できるようになると
電卓を左手で使えるようになると色々とメリットがあります。
作業がはやくなる
これはさっきも紹介した通り。両手が使えるので効率的に作業を進めることができます。
脳の活性化につながる
利き手とは逆の手を使うことで脳が活性化されます。
普段は思いつきもしなかったアイディアがどんどん湧いて出てくるようになるかもしれません。
注目の的になる
両手を使って作業しているとけっこうな確立で周りから注目されます。
電卓を叩いていると「あれ、左利きだっけ?」と言われることがかなりあります。
まぁ経理関連の仕事をする人でない限り、あえて使いづらい左手で電卓を使おうなんて考える
はいないわけで、そりゃ周りからはおかしな珍しい目で見られますよね。
注意点
利き手と逆の手で、しかもブラインドタッチで電卓入力するにあたって注意すべき点として、電卓選びがまぁまぁ重要です。
パソコンのキーボードと違い、電卓はメーカーによって数字や記号、ACなどボタンの配置が異なるのは知っていましたか?
つまり、せっかくブランドタッチできるようになっても違う機種の電卓を買い換えるとイチから覚え直さなければいけないどころか、クセが残っているのでその修正にかなり時間がかかってしまうでしょう。
僕が愛用している電卓は2005年頃にシャープから発売された『EL-S432』という機種です。
購入から10年以上が経過して液晶がおかしくなり、だましだまし使ってきたのですがいい加減寿命がきています。
買い換えようにも生産が終わっていて、メルカリやヤフオクで中古はたまにあるんですが結局古いので液晶の寿命が怖いです。
思い切って同じシャープのほぼ同配列の『EL-S752KX』に買い替えたのですが、これが失敗でした。
ボタンが静音になったため打鍵感が変わってしまい、入力の感覚が違うんです。
また、愛用の『EL-S432』は電卓裏面に折りたたみスタンドが付いていて、手首に角度を付けて入力することができます。
ところが『EL-S752KX』はそのスタンドがなく、電卓本体は水平のまま入力するため、これまた打鍵感が違って全くブラインドタッチができなくなりました。
結果的に『EL-S752KX』はほとんど出番がなく自宅で眠ったまま。壊れた『EL-432』がいつか復活してくれることを願いつつ、メルカリやヤフオクで狙いを定めています。
まとめると、
- 同じ配列の電卓を使い続けること
- 静音性が仇になる可能性があること
- 電卓の角度が重要
の点を抑えておきましょう。電卓はいつか買い換えることになると思うので、その時に違和感なく乗り換えできるように考えておく必要があるのです。
まとめ
PCのキーボードと同じで、電卓も慣れてくるとブラインドタッチができるようになります。
それに左手入力を組み合わせるとまさに最強!
たまに入力がおかしくなって異常な計算結果になることもありますが、だいたいの場合はミスタイプすることなくキレイに入力できます。
繰り返し練習してぜひ電卓の左手入力をマスターしてください!