社会人になる前から数えると13年ほど連れ添った電卓に別れを告げ、新しい電卓買いました。
電卓って頻繁に買い換えるものじゃないので、長く使えば使うほど愛着が湧いてくるんですよね。
今回はそんな想いを形にしてみました。
この記事の目次一覧
シャープ ELSIMATE EL-S432
今まで使っていた電卓はシャープ製のELSIMATE EL-S432という型番のやつです。
白いボディに赤、青、黄が機能別にわかれて配置されていて、見た目にわかりやすい設計をしています。
経理で使うような複雑な計算はできず、加減乗除の機能がついたごく普通の電卓です。
特徴はなんといってもその大きさ。
デスクにドカッと置いておく大型の電卓なんです。
でも機能が詰まってないもんだから、大きさの割に中身がスカスカしていて重量は軽く、持ち運びするのに便利でした。
もちろんもっと小型の電卓もありますが、個人的にはこの大型が一番しっくりきます。
シャープ ELSIMATE EL-S432との出会い
僕がシャープ ELSIMATE EL-S432に出会ったのは、新卒で1社目の会社に入る数ヶ月前。
当時の会社は社員全員が簿記3級を必ず取得しなければいけないという決まりがあったので、どうせなら入社する前の時間を使って独学で勉強してやろうと思ったんですな。
会社に入ってから業務終わりの研修がイヤだったという気持ちもあるんですが・・・。
簿記=電卓というイメージしかなかった僕は、前知識なしで電器屋で一番打ちやすそうな電卓を選んだわけです。
それがこのシャープ ELSIMATE EL-S432だったというわけなんです。
左手打ちもらくちん
当時購入した簿記の参考書に、『利き手と逆の手でブラインドタッチで電卓を打てるようにするといいよ』とアドバイスが載っていたんです。
僕は右利きなので、左手で電卓を使うということですな。
右手でペンを持ったまま、問題を見ながらブラインドタッチで左手で電卓を打ち、出てきた答えを右手でサッと書く。
言葉で書けば簡単なことですが、やってみるとこれがけっこう難しい!
最初のころは時間がかかった左手のブラインドタッチでしたが、繰り返すうちにだんだんコツを掴み、今でも使えるスキルとして活躍しています。
シャープ ELSIMATE EL-S432の大きさがあれば、キーの間隔が広いのでブランドタッチだって楽ちんなんですね。
電卓の左手打ちは、過去にこんな記事でも紹介していました。
寿命がきました
そんなシャープ ELSIMATE EL-S432ですが、長年使い続けるうちにディスプレイの表示がおかしくなってきたんです。
数字の一部が表示されなかったり、文字が全体的に薄くなったり、正しく数字を読み取れなくなってきたんです。
上の写真はまだかわいいもので、ひどいときは全ての桁の数字の上半分が表示されなかったりもします。
もちろん電池は新品に交換済み。
いろいろ調べてみたのですが、どうやらディスプレイの不具合は寿命と割り切って新品に買い換えるのが一番いいらしく、あれこれ試行錯誤した結果どうにもならず、思い切ってシャープ ELSIMATE EL-S432を手放すことにしたんです。
買い替えにあたって気をつけたこと
電卓のメーカーというと、シャープ・カシオが2大メーカーでしょう。
買い替えにあたって気をつけなければいけないのは、メーカーによるボタン配置の違いです。
シャープとカシオではACや+、=、M+、M-などのボタンの位置が違うんですよね。
他にも機能の違いやボタンを入力した時の感覚などビミョーなところに違いがあります。
僕が新しい電卓を選ぶ基準は、やっぱり今までと同じ感覚で使えること、これに尽きます。
ということで新しい電卓もシャープ製で決まりです。
メルカリやヤフオクで古い電卓と全く同じ型の電卓を探してみたりもしたんですが、いかんせん古い電卓なのでなかなか出品がなく、例えあったとしてもすでに10年落ちの電卓なわけです。
電卓が古くなればなるほどディスプレイの不具合やいろんな故障のリスクも高いです。
であれば、ELSIMATE EL-S432と同じ配列で、シャープ製で、ブラインドタッチをしてもこれまで同様にリズミカルに左手で打てるものはないかと思って探した結果!
思い切って購入したのがこちら。
シャープのELSIMATE EL-S752KXです。
シャープ ELSIMATE EL-S752KX
新しい相棒となったELSIMATE EL-S752KXと昔のやつを比べてみましょう。
ボタン配置はほぼ同じ。電卓のデカさも同じです。
新しいELSIMATE EL-S752KXはサイレントキーが採用されているので、勢いよく打ったとしても音がしずかで嬉しいですね。
見た目はシルバーで、今までのプラスチック感が強い安物感はありません。
Amazonでの評価もなかなか高く、しかもお値段もお手頃ということなので、これしかない!という想いで購入に至ったというわけです。
ここがいいね・悪いね、EL-S752KX
電卓としての基本機能は同じですが、こうやってディスプレイの角度を変えることができ、数字が見やすいというメリットがあります。
でも、電卓そのものに角度をつけることができたEL-S432のほうが個人的に打ちやすいと感じます。
キーボードもそうなんですが、角度がついているほうが手首に負担がかからず、打ちやすいんですよね。
さらにもう1つ付け加えると、EL-S752KXには本体をぐるりと保護するゴムがついていません。
単純に滑りやすくなっているだけでなく、落下させた時に衝撃がモロに電卓に伝わってしまうため、故障しやすいのでは?と今から心配しています。
2019年10月16日追記
角度がつけられないEL-S752KXは今までの電卓と比べると明らかにブラインドタッチに悪影響が出るようになりました。
何回やっても手の位置がしっくり決まらないなと思っていたところ、試しにEL-S752KXの裏側にスマホを置いて無理やり角度をつけて打ってみたんです。
するとどうでしょう、昔のEL-S432と同じ感覚でスルスルとブラインドタッチができるようになったではありませんか!
そう、日頃から角度をつけて電卓を打つ人は手がその角度にすっかり慣れているので、新しい電卓を買う時は盤面の配置に加えて角度調節もしっかり確認したほうが絶対いいです。
EL-S752KXに角度調節機能がないのはどうしようもないことなので、下に何か敷いて騙し騙し角度をつけて使い続けるか、思い切って買い換えるか真剣に悩み中です・・・。
お気に入りの電卓を使い込もう
電卓選びに正解も間違いもありませんが、自分が一番使いやすいものを長く使うのは大切なことです。
電卓のクセを覚えたらブラインドタッチもやりやすいですし、体の一部のように使いこなせるようになります。
今後は仕事で使うのはもちろんのこと、ファイナンシャルプランナーや簿記の資格取得に向けても勉強したいので、大いに活躍してくれることでしょう。