こんにちは、人生の旅人ゆーすけ(@yusuke_plmrstn)です。
僕は青春18きっぷを使ったのんびり格安旅行が大好きです。
でも未だに青春18きっぷに対する誤解があったり、使ったことも見たこともないという人がたくさんいます。
そこでここでは青春18きっぷの買い方から使い方、基本的なことまで、青春18きっぷに関する情報を紹介します。
この記事の目次一覧
青春18きっぷは誰でも使える
まずこの紛らわしいネーミング。
使ったことがない人からすると「18歳までしか使えないんじゃないの?」と勘違いしてしまいそうです。
もちろんそんな制限はありません。大人から子どもまで誰でも使うことができます。
実はこの青春18きっぷ、販売開始は1982年のことなのです。
当時は「青春18のびのびきっぷ」という名称で売られていましたが、翌1983年に現在の青春18きっぷに改名されました。
この名前をつけた方によると、青少年、少年をイメージする「青春」と、その象徴的な年齢と末広がりの8にも通じる「18」を組み合わせたようです。
青春18を使える期間が決まっている
青春18きっぷは1年のうちで使える期間が決められています。
注意する点として、販売期間と利用期間にズレがあることです。
2020年の期間は次のとおり。
2020年春季
・発売期間 2020年2月20日から2020年3月31日
・利用期間 2020年3月1日から2020年4月10日
2020年夏季
・発売期間 2020年7月1日から2020年8月31日
・利用期間 2020年7月20日から2020年9月10日
2020年冬季
・発売期間 2020年12月1日から2020年12月31日
・利用期間 2020年12月10日から2020年1月10日
学生の春休み、夏休み、冬休みの大型連休の期間にあわせて使えるように設定されているのが特徴です。
ただし、例えば2020年夏季に買った青春18きっぷは2020年夏季だけで利用可能です。
季節や年をまたいだ使い方はできないので注意が必要です。
青春18きっぷを買う場所と料金
青春18きっぷはJR駅の窓口、もしくは自動発券機で買うことができます。
自動発券機で購入する場合は「おとくなきっぷ」の項目から買えます。
窓口に並ぶ必要もないのでお手軽ですね。
気になる青春18きっぷの価格ですが、5回分で11,850円です。
青春18きっぷをお得に買う裏ワザ
青春18きっぷは金券ショップ、ヤフオク、メルカリなどで購入/転売することが出来ます。
詳しくはこの後で紹介しますね
青春18きっぷの使い方
青春18きっぷはこんな形をしています。
細長い独特な形をした紙の切符です。
青春18きっぷは自動改札機に通すことはできないので、必ず駅員さんに見せて改札を通る必要があります。
1日単位で使い放題
青春18きっぷは5回分が1セットになった切符で、1日=1回分とカウントされます。
例えば2020年8月1日に青春18きっぷを駅員さんに見せてスタンプを押してもらうと、2020年8月1日の終電までが1回目としてカウントされます。
翌日8月2日も青春18きっぷを使い場合、同じように駅員さんにスタンプを押してもらうと、8月2日の終電までが2回目としてカウントされるということ。
連続した日で使わなくていい
青春18きっぷは5回分を連続した日で使う必要はありません。利用期間のうちであればいつでもバラバラの日で使うことができます。
例えば2020年8月1日に1回目のスタンプを押してもらって目的地まで移動し、8月2日は現地で遊び、8月3日に2回目のスタンプを押してもらって帰る使い方もできます。
それから何日後かにまとまった休みが取れそうなので、2020年9月2日に3回目のスタンプを押してもらって遠出することもできます。
複数人で一緒に使える
青春18きっぷを1枚持っていれば、複数人で1枚のきっぷを一緒に使うことができます。
これは青春18きっぷ独自のお得な使い方といえるでしょう。
たとえば夏季期間(利用期間7月20日から9月10日)を例にして考えてみましょう。
2人で青春18きっぷを1日使う場合
例)8月1日に東京駅から2人で乗車する場合、2人x1日=2回分(2個)のスタンプが押される
5人で青春18きっぷを1日使う場合
例)8月1日に東京駅から5人で乗車する場合、5人x1日=5回分(5個)のスタンプが押される
2人で2日使えば2人x2日=4回分(4個)のスタンプです。利用人数と利用日数に応じてスタンプの数は変わります。
移動時間はかかりますけど、かしこく使えば交通費を大幅に浮かせることができますね。
複数人で使う時の注意点
ただし、複数人で使う時は注意しなければいけない点があります。
それは2人以上で青春18きっぷを同時利用する場合は同一行程でなければならないということです。
例えば3人(Aさん、Bさん、Cさん)で1枚の青春18きっぷを使って旅行を計画するとします。
3人はア駅、イ駅、ウ駅からそれぞれ乗車してエ駅で合流し、一緒に目的地のオ駅まで行きます。
青春18きっぷを持っているAさんはア駅の改札で青春18きっぷにスタンプを押してもらい、合流予定のエ駅まで移動し、エ駅の改札を出てBさん、Cさんの到着を待ちます。この時Aさんは青春18きっぷを駅員に見せて改札の外に出ます。
一方Bさんはイ駅からエ駅まで乗車券を買って移動し、エ駅の改札を出てAさんと合流します。
Cさんも同様にウ駅からエ駅まで乗車券を買って移動し、エ駅の改札を出てAさん、Bさんと合流します。
Aさん、Bさん、Cさんの3人が揃った状態でエ駅の駅員に青春18きっぷを見せると、BさんとCさん2個のスタンプを押してくれるので、ここからようやく3人揃って青春18きっぷを使って最終目的地のオ駅まで移動できることになります。
旅行の帰りはこれの逆を考える必要があります。
オ駅から3人一緒に乗る時に青春18きっぷにスタンプ3個を押してもらってエ駅まで移動し、青春18きっぷを見せて3人でエ駅の改札を出ます。
Aさんはエ駅でもう一度青春18きっぷを見せることでア駅まで帰れますが、BさんCさんはエ駅から自分たちの駅まで乗車券を購入する必要があります。
余った利用回数の使いみち
きっぷの使い方によっては利用回数が1回や2回余ってしまうことがあります。
余った利用回数をJRに返金してもらうことは出来ませんが、金券ショップやヤフオク、メルカリで売ることができます。
意外に思うかもしれませんが、実は使い古しの青春18きっぷにはけっこう需要があるんです。
1回分だけ使いたい人も世の中にはたくさんいるということです。
発行された駅がどこであろうとも、押されてあるスタンプがどこであろうとも、有効期間内かつ利用回数が残ってさえいれば駅員さんに止められることはありません。
新品で購入して余った回数を売る、もしくははじめから自分が使う回数分だけ金券ショップなどで安く購入する、
青春18きっぷを使って乗れる電車
青春18きっぷを使うと、新幹線・特急・急行を除くJRの普通列車、快速列車が1日乗り放題になります。
(追加料金を払うことで、一部の特別列車(観光列車など)にも安く乗ることもできます。)
もちろんその分移動に時間がかかってしまいますので、旅行計画を立てるのであれば時間に余裕を持って下さい。
考えようによっては日本全国のJRが乗り放題になるというわけです。
この地図はツイッターで紹介されていたものです。
青春18きっぷを使い、東京を起点にして1日でどこまで移動できるかを表していますが、北海道・九州を除くほとんどのエリアまで移動することができますね。
青春18きっぷおすすめのルート
今まで僕が実際に青春18きっぷを使ったルートはどれもおすすめです。
ぜひこれからのルート選定の際に1つの参考にしてみてください。
【1】東京発、東北ぐるり観光ルート2泊3日
東京から青森まで一気に北上し、特別観光列車「リゾートしらかみ」で日本海側の絶景を楽しむ「五能線」を南下、さらには絶景の展望温泉や世界遺産の白神山地を堪能した後は、仙台で牛タンを食す満足度たっぷりのルートです。
詳しい旅行記は青春18きっぷの旅行 おすすめ東北ルートの紹介を御覧ください。
【2】東京発、伊勢神宮観光ルート1泊2日
東京を始発で出発し、お昼過ぎに伊勢神宮に到着して観光。
翌日は名古屋まで足を伸ばして満喫して東京に戻るルートです。
時間に余裕があるならもう1泊増やし、ゆっくり観光を増やすこともできますね。
【3】愛媛発、観光名所を巡る東京までのルート2泊3日
実家の愛媛から東京に戻る時に青春18きっぷを使い、四国・中国・近畿にあるお城を7つ〜8つほど巡ったルートです。
途中下車が多くありますが、たくさん名所を堪能できるおすすめコースです。
旅行記はから青春18きっぷでの旅日記 1日目どうぞ。
青春18きっぷで楽しい旅行を!
青春18きっぷを賢く利用すると、本当に楽しい旅になります。
電車の乗り換えでバタバタしたり、長時間電車に乗り続けることで体が疲れてしまうこともありますが、のんびりと車窓を眺める旅もたまにはいいものです。
ぜひ思い出に残る楽しい旅行をしましょう!
1 件のコメント