クラウドファンディングの頃から気になっていた AfterShokz の骨伝導イヤホン OpenComm。
いよいよ店頭にも並ぶようになったのでさっそく購入したのですが、これがめっちゃいい!
他の安物の Bluetooth や骨伝導イヤホンと格の違いを見せつけられました。思い切って購入して大正解でした!
この記事の目次一覧
骨伝導 OpenCommのメリット・デメリット
まず最初に OpenComm のメリットとデメリットを紹介します。
- バッテリー残量がわかりづらい
- 相手の声が小さく聞き取りづらい時がある
- マスクと一緒に使うと耳の付け根が痛くなることがある
- 専用の充電ケーブルが必要
- 低音は皆無
- かなり騒がしい場所でもほとんど雑音なくこちらの声がクリアに相手に届く
- バッテリー持ちが優秀
- 耳栓が便利
- 通話が多い人は恩恵が大きい
- マルチポイント機能
OpenComm の値段は2万円弱。イヤホンとしては非常に高価な部類に入ります。
でも個人的には思い切って購入して本当によかったと感じています。特に電話やオンライン会議が多い人ほど強く恩恵を感じるはずです。
僕は購入してから毎日OpenCommを使っていますが、もう手放せないほど便利に使っています。
骨伝導 OpenComm のデメリット
まず個人的に感じるデメリットから紹介します。
基本的に OpenComm はバッテリーが長持ち(連続通話16時間)するのですが、バッテリー残量を細かく確認する方法が無いのはちょっと困りもの。
ざっくり半分、まだ大丈夫ぐらいの大雑把な程度はわかります。今後のアップデートで対応してほしいところです。
また、OpenComm は基本的に相手の声が少し小さく聞こえるかな?という印象があります。
もちろん音量を上げれば解消されますが、骨伝導イヤホンって音量を上げすぎるとイヤホンとこめかみの接地面がブルブル振動するんです。これが気持ち悪いと感じるかもしれません。
ただし、音が小さいデメリットは後で紹介する『耳栓』を一緒に使うことで解消されます。
マスクと一緒に OpenComm を使うと、マスクの種類によっては耳の付け根の圧迫度が増し、長時間使用すると痛くなることがあります。
僕は会社で OpenComm を使うと『OpenComm + マスク + メガネ』の3つを一緒に使うのですが、OpenComm の耳に触れる箇所が痛くなります。
装着の角度を変えたりこまめに取り外すことで解消されるでしょう。
あと、OpenComm は市販の micro USBやUSB-Cではなく、専用の充電ケーブルを使います。
万が一出先で充電が切れてしまうと、専用コードを持ち歩いていない限りイヤホンが使えなくなります。
AfterShokz が販売する骨伝導イヤホンには別機種の Aeropex という型もあり、実はその充電ケーブルも同じ形をしているため互換性がありますが、急速充電に対応しているのは OpenComm 同梱のケーブルのみ(5分充電で2時間使用可能の驚きの性能です!)
近いうちに OpenComm 専用の充電ケーブルだけの販売が開始されるようです。
さらに、OpenComm は基本的に会話に重きを置いたイヤホンのため、音楽鑑賞だと低音がスカスカすぎて物足りません。
もちろん音楽は聴こえますが、音楽視聴メインで考えると痛い目にあうので注意が必要です。
実はこれも『耳栓』を併用することで低音がアップします。
2021年2月追記
ウェブ会議でOpenCommをパソコンに接続して使いました。相手の設定のせいか音量がかなり小さく聞こえました。こちらは音量最大だったにも関わらず、耳栓と併用してやっと聞こえる程度。
たまたまだったことも考えられますが、情報までに。
骨伝導 OpenComm のメリット
これまで紹介したデメリットを上回るであろうメリットを紹介していきます。
まず、圧倒的にクリアに相手に声が伝わるのがすごい!こっちがかなり騒がしい場所で通話していてもノイズキャンセリングがしっかり効くため、相手の耳にほとんどの雑音がカットされます。
僕が初めて OpenComm を手にしたのはヨドバシカメラAkibaのイヤホンコーナー。
イヤホンコーナーはいつ行っても電器屋の中でも特にうるさい場所ですが、ここで自前のiPhoneに OpenComm を接続(視聴)し、試しに奥さんに電話してみたんです。
周囲の騒音がひどいかも?と心配だったのですが、奥さんは『外から会話してるのはわかるけど、全然うるさくないし声も自然に聞こえる』ということだったんです!
これには驚きました!OpenComm のノイズキャンセリング、すごいです!
ただし、デメリットのコーナーでも紹介したように OpenComm から聞こえる相手の声が小さめなので、周囲が騒がしい時には『耳栓』を使うといいですよ(この後で紹介します)。
バッテリーの持ちがいいのも嬉しいポイントです。
公式サイトによると連続通話16時間、待機時間は14日間にも及ぶようで、驚異のバッテリーです。
しかも付属の充電ケーブルを使うとたった5分の充電で2時間つかえるというから驚きですね。
僕は普段、会社の iPhone に Bluetooth 接続して OpenComm で通話することが非常に多いのですが、1日終えても3分の1程度のバッテリーしか減っていなかったのには驚きました。
そして度々登場している耳栓ですが、OpenComm を使う人はぜひ耳栓も一緒に購入しておくことをおすすめします。
音量が小さいと感じたり、周囲の音がうるさい時に OpenComm と一緒に耳栓を使うと音がしっかり聞こえるようになります。
耳栓は片耳に入れるだけでも全然違います。上の画像の青い昔ながらの耳栓でもいいし、イヤホンのコードを切って使うのもありです(もったいなさもありますが、100均なので気にしない!)。
個人的にはカナル型イヤホンより、上の画像で装着しているタイプの耳栓のほうがしっかり防音してくれる気がします。
イヤホンは付属ケースのメッシュ収納に入れておけば無くすこともないでしょう。
OpenComm は僕のように頻繁に通話する人にとって恩恵が大きいと感じます。
仕事柄しょっちゅう電話をするのですが、今までは iPhone に付属のマイク付きイヤホンをずっと使ってきました。
でもやっぱりコードがあると邪魔で邪魔で仕方ない。服やネームカードに絡まるんですよね。
かといって iPhone を耳にあてて通話すると片手が埋まってしまうし不便なことこの上なし。
OpenComm だと右耳のボタンを押すだけで通話開始です。音もクリアで途切れもなし。電話が終わったらもう一度右耳のボタンを押して終話。便利べんり。
デスクに iPhone を置いたまま席を離れても Bluetooth なら10数メートル離れた場所でもばっちり通話できます。この便利さは一度使うと手放せなくなるでしょう。
余談ですが、数ヶ月前に Cheeroの TouchBone という5,000円程度の骨伝導イヤホンを買ったのですが、これが iPhone との相性が悪かったのか、こちらの声が反響して相手に届いていました。
とても通話には使えないと判断して今回の OpenComm に出会えたので喜びはひとしおです。
あと、隠し機能 “マルチポイント”が何気に便利!
OpenComm はマルチポイント接続が可能な機種です。マルチポイントというのは2台の Bluetooth 機器と同時接続できる機能のことです。
これがあるおかげで、例えば OpenComm を使ってPCの音楽を聴いていて、途中で iPhone に電話がかかってくると OpenComm のボタンを押せばすぐ通話できます。
通話中はPCの音楽はストップし、通話が終わると自動的にPCの音楽が再生されるわけです。
ゆーすけ
これのおかげで、例えば仕事中 OpenComm でこっそり個人スマホの音楽やラジオ・オーディオブックを聴きつつ、仕事の電話がかかってきてもすぐ対応できる!なんて裏技も使えるわけで・・・(個人の裁量にお任せします)
マルチポイント機能は説明書に記載されてない隠し機能なので、次の手順でONにしましょう。
- 電源ONにし、そのまま電源長押し
- ペアリングモードに入ったアナウンスが聞こえたらマルチファンクションボタンも一緒に長押し
- 数秒するとマルチポイントモードになったアナウンスがあり、ONになる
2台目が接続されると『第2デバイスに接続されました』とアナウンスがあるのでわかりやすいです。
荷物が増えてイヤかもしれない
OpenComm の持ち運びには付属の専用ハードケースがおすすめです。
イヤホン事態がいびつな形状をしているので専用ケースに入れておくと安心です。
ただ、普段から荷物が多い僕にしてみるとケースはちょっと邪魔に感じる時もあります。重量が軽いのが救いですね。
使わない時、マイクは限りなく目立たないように収納できる
通話をしない時、マイクはぐるりと回転させることで耳の後ろ側にまわして収納することができます。
普段からマイクを口元に置いておくと電話オペレーター感が強くなるので、こうやって収納しておくことで見た目も少しすっきりします。
オンライン会議や電話に OpenComm おすすめです
僕のように普段から電話が多い人やオンライン会議に忙殺される人はぜひ OpenComm 使ってみてください。
安い骨伝導イヤホンだとこめかみにうまくイヤホンがフィットしないことがありますが、OpenComm は個人的にそういうこともありません。
コードが無くなるだけでこんなにも快適になるのか!と驚くこと間違いなしでしょう。