財布の中に入っている1円玉や5円玉の硬貨をピカピカに磨く方法をご紹介します。
キレイに光る硬貨を持っていると、それだけで得した気分になりますよね。
ぜひお試しあれ!
この記事の目次一覧
用意するもの
硬貨を磨くにあたって用意するものはこちら。
- お酢
- ピカール
- ポリッシャー
- 磨き布(今回は丈夫な不織布を利用)
身近にあるものからそうでないものまで、幅広くあります。
まずお酢。
自宅にある普通のお酢です。
スーパーで買ったとしても150円前後です。安いものです。
続いてピカール。
金属みがきというとピカールというくらいに有名な液剤です。
とはいうものの日曜大工をやらない人だとピカールを持っている人は少ないかもしれません。
Amazonで安く買うことができるし、1つ持っていれば重宝するので買っておきましょう。
お次はポリッシャー。
金属を磨いた後、最後のツヤ出しに使うためのものです。
本当だったら電動サンダーという専用の機械に取り付けて使うためのものなんですが、今回は手を使って硬貨を磨くのに使います。
ポリッシャーを持っている人も少ないと思うので、Amazonで一緒に買っておきましょう。
最後に布、もしくは丈夫な不織布。
硬貨を直接磨く時に使います。
布でもいいんですが、僕は写真のワイプオールという非常に丈夫な不織布を使いました。
布みたいに丈夫で、ゴシゴシ使っても破れることがない無敵の耐久性があり、しかも50枚入りで経済的。
硬貨磨きだけでなく、幅広い用途があるおすすめの不織布です。
Amazonで400件以上のレビュー数があり、星4.6の高評価がその凄さを物語っています。
硬貨を磨く
ではさっそく硬貨を磨いていきます。
磨いたのは身近にあった10円玉です。
よく目にする10円玉です。
どちらもお馴染みの茶色ですが、これが果たしてどれくらいまで変身するのか。
【1】お酢に浸ける
まず硬貨をお酢に浸して3分〜4分放置します。
お酢にも汚れを浮かす効果があり、この状態で磨くだけでもある程度きれいになりますね。
しかしお酢はまだまだ準備段階。本番はこれからです。
【2】ピカールで磨く
お酢に浸した硬貨を取り出し一旦水分を拭き取り、いよいよピカールの出番です。
ピカールは白い液体です。使用前に缶をよく振っておきましょう。
10円玉の下に敷いている白いものが不織布です。
あとはひたすら磨くだけ。
ゴシゴシ時間をかけて丹念に硬貨を磨く、磨く、磨く。
腕がだるくなりますが、それでもひたすら磨く、磨く、磨く。
こんな風に不織布が黒く汚れます。
これは10円玉そのものの汚れもあるんですが、大部分はピカールの成分によるものです。
ピカールの研磨剤が硬貨表面を磨くことで細かい金属粉が発生し、ピカールに含まれる脂肪酸と反応して黒く変色しています。
要するに「黒く汚れる=しっかり磨けている」と理解しておきましょう。
硬貨表面の細かい模様の隙間までしっかり磨く場合は歯ブラシや金属ブラシを使います。
【3】途中経過
ピカールでよく磨かれた硬貨の様子がこちら。
ぬあっ!めっちゃ光ってる!!
想像以上の光沢です!
あのくすんだ茶色の10円玉が新品の輝きを取り戻しています!
ほら、ピカールで磨いただけの状態ですが、10円玉表面に僕の指が写り込んでいるのわかりますか?
まるで鏡のような光沢です。
でもまだこれで終わりません。
ポリッシャーで鏡面仕上げを施します。
【4】ポリッシャーで仕上げる
仕上げに使うのはポリッシャーです。
購入したポリッシャーは1枚が大きすぎるので、ハサミで適度な大きさに切って使いましょう。
このポリッシャーを使って硬貨の表面をさらに磨きます。
ポリッシャーで磨くと細かいホコリのようなクズが発生するので、あとできちんと掃除しておきましょうね。
ポリッシャーで磨けば磨くほど輝きが増してくるのがわかりますよーー!
【5】完成
すっかり生まれ変わった10円玉がこちら。
ピカールで磨いた時の輝きに深みが増しました。
表面がピカピカしています。
ほら、普通の10円玉と比べると明らかに輝きが違います。
もうこれやばいです。
平等院鳳凰堂の威厳も復活し、気品あふれる10円玉になりました。
写真の撮り方次第で、こんな風にアーティスティックな10円玉に大変身。
こんなキレイな10円玉を持っていたらそれだけでテンションが上がります。
今回の硬貨磨き、大成功です!
他の硬貨も磨いてみた
ここまでやったのなら、どうせなら他の硬貨も磨いてみたくなりますよね。
というわけで、1円玉、5円玉、100円玉、500円玉も同じように磨いてみました。
左側が磨く前の硬貨、右側が磨いた後の硬貨です。
光沢の度合いに差はあれど、どの硬貨も明らかに輝きが増していることがわかりますね。
硬貨による違い
磨く前と磨いた後で明らかに光沢が増したのは5円玉、10円玉、500円玉の3種類でした。
やはりこの3種類は黄褐色というか茶色というか、独特な色をした硬貨ですよね。
磨けば磨くほど本来のキレイな色を取り戻し、ピカピカ光るようになります。
磨きがいがある硬貨といえるでしょう。
一方、1円玉、50円玉、100円玉は感動するレベルの光沢まではもう一歩という感じ。
もっと時間をかけて丁寧に磨けば、いぶし銀の深い光沢が期待できます。
磨いてみて思うこと
硬貨を磨くとちょっと得した気分になりました。
硬貨が持つ価値そのものに変化はありませんが、見た目がキレイになるとそれだけでちょっと嬉しくなります。
腕はつかれたし手も汚れましたけど、気分が変わります。
ピカピカ光る硬貨を財布に忍ばせておき、ここぞという時に使えば相手の興味を惹くこと間違い無し!
それに気のせいでしょうか、磨いた硬貨を手のひらに乗せ、チャラチャラ音を鳴らしてみると0.1オクターブくらい音が高くなったような気がします。
重さもちょっと軽くなったような・・・そんな不思議な感覚です。
ちなみに硬貨磨きに使った不織布は、全ての作業を通してたった1枚だけでした。
かなり力を入れてゴシゴシ磨きましたが、一度も破れること無く役目を果たしてくれました。
ワイプオール、すごい。
興味がある人、ぜひお試しください。