いつも着ているスーツをクリーニングに出すと、仕上がりまでいったいどれくらい時間がかかるんだろうかと疑問に感じることがあると思います。
一般的な衣類やワイシャツと比べても、スーツの場合は仕上がりまでの日数がけっこうかかってしまうのではないか?と感じますよね。
そこで色々調べてみると意外な事実が判明したのです!
この記事の目次一覧
スーツのクリーニングに必要な日数
クリーニングは実は店舗型と呼ばれる大手クリーニング店が営業するものと、高級衣類を扱う高級型、そして高級とまではいかないけれどお手軽な宅配クリーニングがあります。
身近な存在はやはり店舗型かと思いますが、利用料金と利便性を考えて宅配クリーニングという手も考えられます。
こちらではそれぞれのサービスでスーツのクリーニングに何日かかるのか一覧表にまとめてみました。
種類 | 名前 | 所要日数 |
店舗型 | 白洋舎 | 即日 |
店舗型 | ホワイト急便 | 即日 |
高級型 | ピュアクリーニング | 7営業日 |
宅配 | 宅配クリーニング「リネット」 | 2営業日 |
宅配 | ネクシー | 3営業日 |
宅配 | リナビス | 5営業日 |
宅配 | せんたく便 | 5営業日 |
こうやってみると、スーツをクリーニングに出してからの仕上がりは、店舗型に圧倒的な速さがあることがわかります。
最近なにかと人気になっている宅配は、どうしても郵送してクリーニングをして送り返してもらう時間が必要なため、日数がかかってしまいますね。
高級型は1点1点丁寧な仕上げをこころがけるので、どうしても日数がかかりますね。
スーツのクリーニングで日数が異なるのはなぜ?
ここで気になるのは「どうして店舗型のクリーニングはこんなにも速い時間でスーツのクリーニングを仕上げることができるのか?」ということ。
実はクリーニングの工程で最も時間がかかるのは洗い作業でもなくアイロン作業でもなく、乾燥する時間です。
コートやスーツもクリーニング後は当然乾燥させる必要がありますが、スーツのクリーニング後にできるだけ日数を短くするためには乾燥の工程の時間を短縮する必要があるのです。
素早く乾燥するために高温の乾燥機に入れて作業をしているため、驚きの即日仕上げができるというわけなんですね!
実際の洗い作業においては一気にまとめて洗ってしまうため、それほど時間がかかるものじゃないんです。
ポイントは乾燥の時間にありました。
スーツのクリーニングを即日にするメリットとデメリット
ここでちょっと考えてほしいのですが、そのスーツ本当に即日仕上げにする必要はありますか?
たしかに受け取りまでの時間を短縮できるのはうれしいのですが、実は隠されたデメリットもしっかり認識しておく必要がありますよ。
メリット:その日のうちに受け取りできる
即日仕上げのメリットはなんといってもスピードです。
急いでいる時は本当に便利なサービスで、午前中に出すとその日の夕方にはキレイな姿でスーツが戻ってきます。
翌日急にスーツが必要になった時など、うまく使うことで大きなメリットにつながります。
デメリット:追加料金がかかる
即日仕上げを選ぶと、お店によっては追加料金が必要になることがあります。
その料金に見合うだけのサービスかどうかは利用する人の状況によって変わってきますね。
デメリット:午前中に出す必要がある
即日仕上げを利用するには午前中の出来るだけ早いタイミングにクリーニング屋に出す必要があります。
お昼を過ぎるとおそらくどこの店でも即日仕上げは利用不可になるので、時間をよく見てクリーニング屋に持っていくようにしましょう。
デメリット:生地を痛める
クリーニングの工程で一番時間がかかるのは乾燥だということはわかりましたが、その時間を短縮するために高温乾燥機にかけます。
水分はすぐに飛びますが、その分スーツの生地を痛めやすくなります。
本来であれば衣類は自然乾燥させるのが一番理想的な方法です。
大切なスーツの場合、即日仕上げはおすすめできない方法です。
デメリット:シミやシワが取れにくい
即日仕上げはとにかく時間を重視したオプションのため、どうしてもシミやシワの対応まで十分な時間を確保することが難しくなります。
このあたりのリスクは事前にクリーニング屋で話してくれると思いますが、クリーニングを出す側としてもこういうことが考えられるというのは頭に入れておく必要があります。
スーツのクリーニング日数まとめ
スーツのクリーニングに必要な日数はおおよそ即日〜5日間程度ということがわかりましたね。
ただしスピードは確保されても、品質の面でみると即日仕上げはそこまでおすすめできるものでもありません。
どうしても必要な場合のみ、かつ多少は生地が傷んでも大丈夫なスーツであれば即日仕上げをしてもいいのかなと思います。
スーツをクリーニングに出す頻度も紹介していますので、合わせて御覧ください。