こんにちは、本物を求めるパラレルブロガーゆーすけ(@yusuke_plmrstn)です。
リモワのクラシックフライト33L4輪を買いました!
街中でリモワのスーツケースを持った人を見るたびに「いいなぁ、欲しいなぁ」と思い、どうせ使うならしっかりしたものが欲しいというのと自己充足感を満たすため(これポイント!)に買ってしまおう!と思いたち、やっちゃいました。
現物を触ったり店員さんに話を聞いて色々と検討したわけですが、クラシックフライトの購入に至った自分なりにまとめたポイントをご紹介したいと思います。
気になるトパーズとの違いや、うるさいことで評判のキャスターの音、機内持ち込みはどうなのか、使い勝手などを詳しくブログで紹介します。
これからリモワを購入しようとしている人、なんとなくスーツケースを探している人、リモワってなんぞや?という人、色々な人の参考になれば幸いです。
この記事の目次一覧
リモワ(RIMOWA)とは
誰もが一度は耳にしたことがあるであろうリモワブランド。
1898年創業のドイツの老舗スーツケースメーカーのリモワですが、代名詞ともいえるジュラルミンのごっつい銀色のスーツケースというとわかりやすいです。
強度と軽量性はもちろんのことですが、なんといってもオシャレ!がリモワのポイント。
芸能人やセレブも多く愛用するブランドです。
クラシックフライト購入前に知っておきたい7つのポイント
そんなリモワですが、決して安い買い物ではないので事前にちゃんと下調べしておく必要があります。
ここでは僕がクラシックフライトを購入する前に検討したポイントを紹介します。
【1】使う用途に見合った容量を見つけておく
スーツケースは基本的に荷物を持ち運ぶもの。どんな時に使うのか用途をハッキリさせておくと後々役に立ちます。
僕は主に国内出張や帰省時など1日〜2日分の荷物を入れるためにクラシックフライト33Lを購入しました。
海外旅行用でクラシックフライトを検討している人は33Lタイプは心もとないですね。
【2】機内持ち込み
クラシックフライトには33Lタイプと35Lタイプの容量が非常に近い種類が存在しています。
一見すると全く同じ大きさに見えますが、実はケースの寸法に若干違いがあります。
33Lタイプの寸法は高さ55cm、横40cm、厚さ20cm。
35Lタイプの寸法は高さ55cm、横40cm、厚さ23cm。
このわずか3cmの厚さの違いが2Lの収納スペースを生みだしている秘密なんですが、国内機内持ち込みができるのは33Lタイプまで。
35Lは厚さが規定にひっかかってしまい、原則機内に持ち込むことができません。
しかしリモワ店員さん曰く、「35Lタイプでも運が良ければ持ち込むことも可能です」とのこと。
つまり見た目でバレなければ機内に持ち込むこともできますよ、ということらしい。
まぁ確かにパッと見た時にわずか3cmの厚さの違いに気づく人がどれほどいるんだろうということですよね。
でももしバレてしまった時のことを考えると時間と手間のリスクが発生します。
僕はお盆や年末年始など飛行機を利用する人が急増するタイミングで飛行機に乗ることがよくあります。
手荷物検査時にスーツケースが機内持ち込み不可だと言われ、せっかく長時間待った長蛇の列を引き返して手荷物を預けてまた列に並び直して・・・というめちゃくちゃ残念なことをしている人を見かけたことがあります。
そうなるリスクを犯して35Lタイプを選ぶか、安全な33Lタイプを取るか?ですね。
【3】クラシックフライトの重量
スーツケース自体の重量は大切です。
あまりにもケースが重たいと持ち運ぶ時に苦労するだけでなく、フライト時の重量制限にひっかかりやすくなります。
クラシックフライト33Lの重量は約4.4kgと若干重たい部類に入りますが、それを我慢できるかどうかは重要なポイントです。
例えばサルサエアーシリーズの同じ33Lタイプはわずか1.9kgしかなく、その差は歴然。
軽さを求めるならポリカーボネイト一択ですが、レトロでおしゃれな見た目を重視するならクラシックフライトしかありません。
【4】クラシックフライトとトパーズの比較
クラシックフライトによく似たラインナップでトパーズというシリーズがあります。
リモワシリーズの定番ともいえる大人気シリーズのトパーズですが、お値段はちょっと高めの高級品に位置づけられています。
見た目がとても良く似ている両シリーズですけど、値段以外の違いは機能面に現われています。
多段階長さ調節ハンドル(テレスコープハンドル)
ケースをガラガラひっぱるハンドルをテレスコープハンドルといいますが、トパーズだとこのハンドルの長さを自分の好きな位置で、例えば1cm単位で、自由に止めることができます。
一方のクラシックフライトではざっくりと2段階でしか長さ調節ができません。
体格に応じて使い分けることができるのでトパーズのほうが優れています。
フック
トパーズにはスーツケース全面に収納されているフックがあります。
このフックを伸ばしてお土産やちょっとした荷物をひっかけることができます。
色々なレビューを読むと、フックが外れてしまったりケースそのものが倒れてしまうことがあり、実用性はそれほど高くないのかな?と感じるフックですが、クラシックフライトにはフックがついていません。
取っ手
トパーズとクラシックフライトの見た目で一番違うのは取っ手の材質です。
プラスチック製の取っ手(トパーズ)
革製の取っ手(クラシックフライト)
トパーズはスマートな銀色のプラスチック製の取っ手が付いているのに対し、クラシックフライトは上質な革を使用した豪華な取っ手が付いています。
この革、かなりギュギュッと詰まった構造になっていて見た目以上にシッカリした造りをしています。
手に持つとピッタリ吸い付くような不思議な感覚があり、荷物の重たさを感じさせない持ちやすい革の取っ手です。
レトロな雰囲気を演出してくれるだけでなく経年劣化でエイジングを楽しむこともでき、クラシックフライトの重要な要素の1つです。
ロックの形状
トパーズとクラシックフライトでは、ケースを閉じた時のロックの形状が異なります。
まずこちらはトパーズのロック。
がっしりとケースを止める頑丈なロックですね。これなら荷物が多く入っていても安心して持ち運べます。
一方のクラシックフライトのロックはこちら。
見ての通り頼り無さそうな金具で留まっているだけ。
ダイヤル式のロックなので移動中に勝手に開いてしまうことはないんですが、荷物がパンパンに入っている時なんかはちょっと不安になります。
ディバイダーの数の違い
リモワのスーツケースには、中の荷物が動かないように区切るためのディバイダー(仕切り板)が標準搭載されていますが、トパーズは2枚、クラシックフライトは1枚の仕様になっています。
トパーズを開くとこんな風にケースの両面にディバイダーをセットすることができます。
それに対してクラシックフライトの場合は片方にのみディバイダーを使うことができ、もう片方はヒモで抑えるだけ。
これは完全に好みの問題ですね。
僕個人としては、ディバイダーは絶対にあったほうが便利です。
中の荷物がバラバラにならないし、見た目もスッキリしますし。
というか、クラシックフライトのディバイダー1枚というのは少ないです。元から2枚ついててほしかった・・・
また、トパーズとクラシックフライトは内装の色が全く違います。
洗練された印象を与えるトパーズに対し、レトロなかわいい雰囲気のクラシックフライトです。
トパーズを選ぶか、クラシックフライトを選ぶか
総合的な機能面で見るとトパーズのほうが上です。
使い勝手を取るならトパーズを、見た目を取るならクラシックフライトを選びましょう。
僕の場合は完全に見た目で選んでます。あとは単純にお値段で比較してもクラシックフライトのほうが安いということも挙げられます。
【5】予算は10万円前後必要
一般的なスーツケースはせいぜい1万円〜2万円が主流ですが、リモワのスーツケースは10万円前後のラインナップがゴロゴロあります。
ポリカーボネイト製はもう少し安くて7万円前後から購入できますが、それでも高いことに変わりはありません。
お財布事情と用途をしっかり比較検討して予算を決めておきましょう。
【6】リモワはうるさい
リモワを使う人の不満点が「キャスターがうるさい」というもの。
実際にクラシックフライトを路面で転がした時の音を動画でご紹介します。
滑らかなアスファルトの上を転がした場合
まずは写真のような滑らかに整備されたアスファルトの上でリモワを転がしてみます。
スーツケースの中身はパンパンに入れた状態です。
うん、これなら全く気になりません。
一般的なスーツケースと比べるとちょっと音がするかな?くらいではありますが、普通に使えますね。
ちょっと凹凸のある地面を転がした場合
次は写真のようにタイルで飾られた路面を転がしてみます。
凹凸が増える分、最初のアスファルトと比べると音がするようになりました。
でもまだなんとか耐えられるレベルです。
音だけを聞くと「ちょっと重そうなスーツケースを転がしている人がいるな」くらいに周りから捉えられると思います。
荒いアスファルトの上を転がした場合
アスファルトでも滑らかに舗装されていないバージョンの路面です。
見るからにデコボコが目立ちますね。
うるさい。音が響き渡ります。
中身がパンパンに入った状態でこれです。騒音は想像以上のレベルです。
深夜や早朝だと近所迷惑になるレベルです。
こういう荒い路面の上を転がす時は、スーツケースを少し浮かせながら移動させることで多少騒音を抑えることができます。
でも腕が疲れるので長時間は無理。
クラシックフライトを検討しているそこのあなた、この騒音に耐えられますか?
これはタイヤの材質上どうしても避けられない宿命なんですが、気になって仕方がないという人が多いポイントでもあります。
特に、スーツケースの中にあまり荷物が入ってない状態の時は音が響きやすいので注意が必要です。
2輪タイプの場合は静音性のタイヤが販売されていますが、残念ながら4輪タイプにはそのようなものはありません。
これはクラシックフライトだろうがトパーズだろうが他のタイプだろうが共通する問題ですね。
【7】ダイヤル鍵がズレることがある
荷物を詰め込みすぎたり、外から強い衝撃を加えると、ダイヤル鍵の解除番号が勝手にズレてしまうことがあります。
ズレると、自分が把握している解除番号を設定しても、鍵が開かなくなってしまうんです。
実際に僕もこの症状が発生し、なんとかかんとか解除することができたのですが、クラシックフライトはこういうトラブルが起こりやすいスーツケースなんだと知っておかなければ、かなり焦ることになりそうです。
対策をこちらにまとめました。
リモワに費用対効果を求めてはダメ
高級スーツケースとして位置づけられているリモワではありますが、高いからといって絶対に壊れないケースなのかというとそういうわけではありません。
静音性の問題もありますし、もっと探せば国産の安いスーツケースのほうが軽くて丈夫なことだってあります。
費用対効果でみるとリモワは決してベストな選択とはいえないことは確実です。
それでもリモワを選ぶのはやっぱりブランド力といいますか、満足感といいますか、レトロな物好きといいますか、価格とは違う何かの側面に魅了されたからとしか言いようがありません。
どこに価値観を感じるか、どれだけお金をかけてもそれ以上の価値を感じることができるかどうか。
購入前に自分によく問い合わせて「OK!」という答えが出て初めて購入に踏み切れます。
リモワクラシックフライトを使ってみて
購入後から出張や旅行でリモワのクラシックフライトを使っていますが、実用性は普通、満足度は非常に高いといったところでしょうか。
重さはそれほど負担に感じませんが、まず何と言ってもタイヤの音です。うるさい。
朝早くから家を出て出張に向かう時など、道路を転がすのがためらわれるほどに音が響き渡ります。
また、ディバイダーが1枚しかないため、片側はベルトでしか荷物を抑える方法がなく、僕は苦肉の策でダンボールを同じ形に切って布を巻き付けてディバイダーとして使ってます。
よーく考えるとけっこうダサいことをやってるんですが、人前でスーツケースを開けることって多くないし、仮に見られたとしてもダンボールむき出しじゃないし、まぁいいかと割り切ってます。
純正のディバイダーの使い方としては、ファスナーを開いて中に小物を入れるのに便利です。
あとは何と言っても自己充足感というか、持ってて大満足!という気持ちが大きいです。
ジュラルミンのスーツケースって、持ってると背筋がピンとするというか、気が引き締まるというか、なんか気持ちが張り詰めるんですよね。
リモワと一緒なら色々なところに旅行に行きたくなる気持ちが沸き起こってきます。
出張で使うもよし、旅行で使うもよし、色々な場面で活躍してくれます。
使えば使うほど傷も汚れも増えるでしょうけど、それも楽しい思い出として残り続けてくれるんでしょうね。
リモワのレンタルも活用するべし
いきなり買うよりもまず試してみたい・・・という人にはリモワのスーツケースのレンタルサービスもあります。
スーツケースのレンタル大手はこちらのアールワイレンタル 。
リモワの品揃えが豊富で、価格は2日間で約4,500円〜とリーズナブル。
他にも色々とサービスを提供するDMM.comでもスーツケースのレンタルサービスを展開しています。
DMMもアールワイレンタルと料金はほとんど変わりません。
在庫具合でアールワイレンタルとDMMを使い分けてもいいですね。
個人的に気になるのはリモワアタッシュケースのレンタルです。
絶対的に使い勝手が悪いのはすでにわかっているんですが、なんとも魅力的なリモワのアタッシュケース。
アタッシュを使いたいだけなら別にリモワにこだわる必要はないんですが、やっぱりリモワブランドは魅力的。
でもサッと中身が取り出せないという絶望的なデメリットがあるため購入となると二の足を踏んでしまう。
そこでレンタルというわけです!
DMMのレンタルならなんと1ヶ月のレンタルで5,000円ちょっとという破格の値段で紹介されているので使い勝手を試すにはちょうどいいですね。
んー迷うなぁ。
クラシックフライトのフォトギャラリー館
少ないですが、クラシックフライトの写真たちです。
リモワクラシックフライト、おすすめです
買ったからにはやっぱり旅行に連れ出したいし、長年ずっと付き合っていきたいですよね。
リモワは傷が付くとシールを貼るのが流行っていますが、個人的にはシールは貼らず傷だらけのまま使っていきたいと考えています。
経年劣化がいい味を演出してくれますよね。さて、これからが楽しみだ!