実は先日、会社の健康診断で検便が引っかかってしまい(便潜血というやつですね)、病院で精密検査を受けてきました。大腸内視鏡(いわゆる大腸カメラ)で大腸の中にカメラを突っ込んで検査するやつですね。
結果的に何も異常がなくよかったのですが、これから同じく大腸内視鏡検査を受ける人のためにどんなことをやるのかお伝えしたいと思います。
ゆーすけ
タイトルにもあるように、下剤がもっともキツかったです
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大腸内視鏡(大腸カメラ)を予約するまで
会社の健康診断の便潜血でひっかかってしまい、近くの病院で事情を説明して大腸内視鏡(大腸カメラ)検査を受けることにしました。
大腸内視鏡はそこそこ設備が整った病院じゃないと置いてないらしいので、病院を予約する時は便潜血で引っかかってしまったことを事前に伝えておくといいと思います。
幸いにも僕の場合は徒歩圏内の病院で予約が取れたのでよかったのですが、場合によっては病院探しに苦労するかもしれませんね。
大腸内視鏡(大腸カメラ)は平日のみ実施らしく、有給を取って検査することにしました。
結果的に朝から夕方まで丸1日かかったので、半休じゃなく1日まるまる休みにしたほうがいいですよ!
- 病院で下剤を飲む
- 睡眠剤あり
のスタイルで検査することにしました。
大腸内視鏡(大腸カメラ)の前日
検査前日は食事制限があります。
朝食は普段通りでいいのですが、昼食と晩ごはんは消化がいいもの(うどんやそば、お粥など)に限定され、夜8時以降の飲食は不可。
会社の健康診断と似たような制限だったので特別苦しいということはありませんでした。
大腸内視鏡(大腸カメラ)の当日
検査当日の朝は水やお茶、スポーツドリンクのみ摂取可能。
朝9時に病院へ行き、血圧測定後から長い1日が始まります。
下剤2リットルを飲む
用意されたのは2リットルの大量の下剤!
これを2時間かけてゆっくり飲み、腸の中の便を完全に排出するわけです。一気に飲み干すんじゃなくて時間をかけてゆっくりと摂取しなくちゃいけないようで、手前のコップに入れて飲みます。
見た目はスポーツドリンクに見えますが、ゲロまずでした。
- 甘みはない
- ぬるい
- 薄〜い塩味
- クスリっぽい後味
飲んでも飲んでも無くならず、でも時間通り定期的に摂取しなくちゃいけないのでタイマーで測りながら泣く泣く流し込みました。
ゆーすけ
検査後に飲んだ普通の水がとてつもなく美味しく感じました
僕、下剤を飲んだのは初めての経験だったのですが、じんわりと便意が出てくるんですね。飲んで1時間くらいは全く変化がなく、そこから15分〜20分おきにトイレに行きました。
ほら、マンガなんかで下剤を飲んでトイレに猛ダッシュで駆け込むシーンがありますが、全然あんな感じじゃないです。「ん?ちょっとお腹が痛いかな?トイレにいっておいたほうがいいかも?」ぐらいソフトな感じです。
飲んでその辺をウロウロすると腸が刺激されてトイレに行きやすくなりましたよ。
排便チェックでは定期的に看護師さんに便の状態を見てもらう必要がありました。トイレ後に看護師さんにトイレを覗き込んで確認してもらうわけですが、これが非常に恥ずかしかったです。医療行為なので仕方ないっちゃ仕方ないんですが・・・
時間潰しのご用意を
下剤を飲む時間と腸をスッキリさせる時間で、僕の場合は朝9時〜12時半までかかりました。飲んで待つ、ウロウロしてトイレに行く、を繰り返すだけなので、本など時間を潰せるものがあったほうがいいです。
点滴と睡眠剤
午後1時、診察用の服に着替えます。専用の不織布のパンツに履き替えるのですが、お尻側に穴があいたスタイルです。「あぁ、ここからカメラが入ってくるのね」と半ばあきらめの境地。南無。
点滴で水分補給しつつ診察台に横になり、血圧計と脈を計測する機械を取り付けられて先生を待ちます。この時間がドキドキするんですよね。自分の心音が機械からピッピッと聞こえるので、緊張で脈が上がっているのがよくわかりました。
先生が現れ、点滴から睡眠剤と腸の働きを抑制する薬を流し込まれます。
睡眠剤が入り初めてわずか10秒ほど。意識を失ったことすらわからないまま一瞬で眠りに落ち、次に気付いた時はお尻からカメラを突っ込まれて先生がモニターを覗き込んでいる時でした。
記憶はおぼろげで、起きているのか寝ているのかわからないほど朦朧としていました。痛みは全くありませんし、お腹もいたって普通(腸には痛覚がないみたいですね)。
気づけば検査開始から40分ほど経過していて「はい、終わりましたよ〜」の先生の声で終了です。
アルコールを飲んだ後のようにボーッとして足がふらつきましたが、睡眠剤の影響です。
1時間ほど休憩
睡眠剤を飲んだ後は1時間ほど別室で安静にします。
ちょくちょく看護師さんが様子を見に来てくれるのですが、その間の記憶も飛び飛びな感じです。がっつり睡眠剤の影響を受けてますね。
僕のように睡眠剤を使って大腸内視鏡(大腸カメラ)検査をした人は、当日は車や自転車の運転は禁止されます。
先生の話を聞く、帰宅
フラフラが無くなってきたころ、先生の話を聞きます。ポリープなどはなく異常も見られなかったとのことで一安心。
服を着替え、支払いを済ませて帰宅です。
病院を出たのは午後3時半頃。丸1日がかりの検査でした。
下剤さえ無ければ・・・
大腸内視鏡(大腸カメラ)で時間がかかるのは下剤があるからです。検査そのものは1時間もかかりませんが、前準備が大変なんですね。
病院で長時間拘束されることが嫌で自宅で下剤を飲んでから検査する人もいるらしいのですが、僕みたいな初心者は全て病院で処置したほうがいいと思います。
あとは味の問題ですね。もう少し甘みを入れるとか味をつけるとかしてくれれば快適に飲めるんですが・・・
個人的に睡眠剤はおすすめ
大腸内視鏡(大腸カメラ)で睡眠剤を使うかどうか悩む人がいると思います。
目覚めなくなったらどうしようとか後遺症など恐怖があるかもしれませんが、大腸内視鏡(大腸カメラ)で使う睡眠剤は効果が弱いものらしく、声をかけられると普通に目が覚めるみたいです。
手術で使うような強力な麻酔は専門の麻酔医立ち会いが必須ですが、そんな大げさなものじゃありません。
何よりカメラを肛門から入れられてグリグリされる恐怖を考えると、寝て目が冷めたら全部終わってたのほうが精神的に圧倒的に楽だと思うんですよね。
検査後に1時間待機する必要があるものの、それぐらいなら全然許容範囲かなと思います。
有給で1日休みを取ってじっくり検査
以上、丸1日を費やした大腸内視鏡(大腸カメラ)でした。
会社勤めの人はしっかり1日有給を取ることをおすすめします。睡眠剤を飲んでから夕方から仕事なんで、頭がボーッとして仕事になりません。
大切な体のことですし、じっくり付き合いたいですね。
ゆーすけ
体が資本!