話題のキャメルホテルアンドリゾートのドームテントグランピングにいってきました。
その日は台風影響の残る強風と雨の日でしたが、こんな時にドームテントグランピングはできるのか?
結論からいうとBBQもちゃんとできて非常に楽しい機会でしたが、晴れた日のグランピングと違って注意しなければいけない点や不便・不快に感じる点があったのも事実です。
今後、雨の日にキャメルホテルアンドリゾートでドームテントグランピングをする人のために、色々気付いたことを紹介したいと思います。
この記事の目次一覧
雨のドームテントグランピングはここが大変
まず最初に、雨の日のグランピングで大変だった点、不快に感じた点をまとめておきます。
- ドームテントに入る時、出る時に必ず濡れてしまう
- バギーカートの視界不良
- BBQ場所の屋根に水が溜まる
- ドームテント内の湿度がものすごく高い
- 夜のトイレが怖さ倍増
- ハンモックは使えない
この中でも個人的に特に大変だと思ったのは『BBQ場所の屋根に水が溜まる』と『ドームテント内の湿度がものすごく高い』の2つでした。
1つずつ詳しく紹介していきますね。
ドームテントに入る時、出る時に必ず濡れてしまう
キャメルホテルアンドリゾートのドームテントの入り口には屋根がないため、テントに入る時、テントから出る時にどうしても体が濡れてしまいます。
すぐに傘をさしてもダメで、傘を開いたり閉じたりする一瞬の間で雨に打たれる瞬間があるんですね。
上の写真ではわかりづらいのですが、白いドームテントから出ると全く雨除けがないのでどうしても濡れてしまうんです。
ほんの少しでもいいので屋根を取り付けてくれれば体が濡れる不快感から開放されるのですが…。
バギーカートの視界不良
ロビーからドームテントの場所までの移動は専用の電動バギーカートを運転することになります。
ゴツくてかっこいい見た目で、最高時速20km/hで走ることができます。
雨の時は雨除けの専用ビニールを垂らした状態になりますが、これが視界が遮られて運転しづらいんです。
周りが明るければなんとか運転も大丈夫ですが、雨が降る夜にバギーカートに乗るのは危険すぎて個人的に無理でした。
ワイパーもありませんし、敷地内とはいえ夜はほとんど真っ暗なのでバギーは乗らないほうが無難です。
そもそもバギーに乗らなくてもロビーまでは目と鼻の先なので、全然支障はありません。
BBQ場所の屋根に水が溜まる
それぞれのドームテントのすぐ隣に専用のBBQスペースが設けられていて、屋根がついているので雨天でもBBQが楽しめます。
ところが、この屋根が耐水性のビニールを使っているため、雨が降るとビニールがたわんで窪みに雨水が大量に溜まってしまうんです。
上の写真、わかりますかね?雨水が滲み出てきています。
コストを抑えるためなのか雰囲気を壊さないためなのか、こういう素材を使用しているがためにどうしても水が溜まってしまうんですね。
水はポタポタ落ちるし、風が強いと屋根があおられて水が突然バシャーっと落ちてきたりするんです。
BBQ中になんど水が落下してきたかわかりません。
各ドームテントにはアルミ製の靴べらが用意されているので、それを使って下から屋根を押し上げて水を逃しておくのがおすすめです。
なかには、BBQ中に水が落下してきて食材と器具が濡れてしまった人もいるようです。
不安な時は係の人に連絡すると対処してくれるので、助けを借りるのも手です。
ドーム内の湿度がものすごく高い
ドームテントは鉄骨と特殊ビニールのような素材を組み合わせた簡素な構造で、入り口を締め切っていたとしてもテント内は湿度が鬼のように高いです。
湿度計があったわけではありませんが、夜ベッドで寝る時に布団がしっとり湿っているのがわかりました。不快極まりありません。
室内にはクーラーがあってドライ運転ももちろん可能ですが、焼け石に水でした。
テントの構造上、湿度が上がるのは避けられないと思います。
雨の日はもれなく室内の不快指数が上がると思われます。
夜のトイレが怖さ倍増
キャメルホテルアンドリゾートのドームテントのトイレは、テントから少し離れた場所にある共用のトイレを使用します。
人感センサーで明かりが付いたり、ゴミ箱のフタが自動で開くなど近代的な作りをしてはいるものの、薄暗くて怖い雰囲気もあります。
上の写真は昼間の男性トイレ。
編集で明るさを上げているので怖い雰囲気は感じられませんが、これが夜になると一変します。
さらに雨が降っていると怖さが倍増するんですよね。
夜、奥さんがトイレが怖くて一緒に付いていったりもしました。
とはいえ、グランピング施設ですので極力快適に過ごせるようちゃんと工夫されているんです。
これが一般的なキャンプ場だとここまでキレイに揃ったトイレも珍しいと思います。
ハンモックは使えない
アクティビティの1つハンモックが雨だと使えません。
いや、雨に濡れても平気ならハンモックはできるのですが、普通はそうもいきませんよね。
これは晴れた翌日に撮影した1枚です。ゆらゆら揺れるハンモックはかなり気持ちよかったです。
広いゴルフ場を背に楽しむハンモックは快適でした。これが雨で体験できないのは大きな損失です。
天候に関係なく大変だったこと
晴れも雨も関係なく、キャメルホテルアンドリゾートのドームテントで大変に感じたことを紹介します。
- テントは声が丸聞こえ
- テント内は耳の圧迫感がある
- けっこう放置プレイ
- 虫が多い
- 自販機の飲料が高い
- WiFiはあってないようなもの
これも詳しく見ていきましょう。
テントは声が丸聞こえ
ドームテントは防音性が皆無なので、テントの中で話している声が外に丸聞こえだったり、外で会話している内容がテント内に筒抜けになります。
僕が泊まったドームテントのすぐそばに共有の水道(流し台)があったんです。
ここで夜、歯を磨く人のブラッシングの音がドームテントの中に聞こえてきたんです。マジで!もちろん戸はきちんと閉めているにも関わらずです。
基本的に夜22時以降は騒がないよう決められていますが、中には守らないグループもあり、声が筒抜けな分よけいにうるさく感じました。
ほんとちょっとした話し声も丸聞こえなので、十分注意したほうがいいです。
テント内は耳の圧迫感がある
これは人によって感じ方が異なるかもしれませんが、ドームテント内は耳が圧迫されているような不思議な感覚がありました。
ノイズキャンセリングが終始かかっているような感じで、テントの中と外では明らかに感じが違いました。
けっこう放置プレイ
キャメルホテルアンドリゾートのグランピングでは、最初に注意事項の説明を受けたら後は基本的に放置プレイです。
食材は備え付けの冷蔵庫に入っていて、炭も用意されているので、自分たちの好きなタイミングでBBQをスタートできます。
アウトドア経験が少ない僕にとって大変だったのは火起こしでした。
炭、着火剤、チャッカマンが用意されているだけで、上手な火の起こし方みたいなガイドもありません。
なんとなく炭を並べて火起こししましたが、炭が少なくて火が消えてしまい、結局スタッフの人にお願いして火起こしを手伝ってもらったんです。
お願いすれば親切に対応してくれるのですが、こちらからお願いしない限りグランピングは基本的に放置プレイ。
ホテルと違う点はここですね。
虫が多い
自然の中のグランピングですので、当然そこは虫の天国なわけです。
蚊やコオロギ、カナブン、ゴキブリ、その他いろいろな虫がここにはいました。
施設で使っている電灯は基本的にLEDのようで、光に虫が集まることはありませんでした。
光が発する紫外線に虫は集まります。LEDは紫外線を出さないので、白熱電灯に比べて虫が集まりにくい特性があります
とはいえ、いくらLEDだからといっても虫は至るところにいるんです。流し台にもいますし、トイレにもいます。
これは慣れるしかありません。
自販機の飲料が高い
キャメルホテルアンドリゾートは基本的にゴルフ場なんです。
僕、ゴルフはやったことないのですが、ゴルフ場で販売されているものは割高なんですね。
自販機の水が150円だったので、だいたい2割〜3割増しで売られていると思われます。
WiFiはあってないようなもの
ドームテントの施設内にも一応WiFiは飛んでいますが、速度が全く出ず、しかもフリーWiFiなのでセキュリティも甘く、使うことはありませんでした。
2021年9月時点で最も電波が心配な楽天回線もちゃんとつながりましたが、ここはデータ使い放題の楽天回線エリアではありません。パートナー回線エリアでした。
雨でも楽しむグランピング
いろいろと不快な点、不便な点を挙げてきましたが、結果的にキャメルホテルアンドリゾートのドームテントグランピングはとても楽しかったです。
非日常感がありますし、開放的なゴルフ場もまた気分爽快です。
ここしばらくは自由に外出できない日々も続いていて、たまにはこういう空間で過ごすのもありですね!
BBQを満喫する
用意されているBBQ食材はどれもお世辞抜きで美味しかったです。
調理の仕方は説明書に書いてありますし、ボリュームも満点!味も最高!
雨が降っていてもBBQは本当に楽しかったです。
後片付けも必要ないし、これは楽ちんでした。
こんなハンバーガーもできたりして、大満足でした。
あえて仕事をしてみる
パソコンを持ち込んでノマドワークを満喫する楽しみ方もあります。
雨でも室内で仕事ができますし、外でも雨が弱ければいけるかも。
大自然に囲まれた仕事もたまにはいいものです。
テント内でプラネタリウムを楽しむ
テントの中にはプラネタリウムをお手軽に楽しむキットが用意されています。
夜、天井に星空を写すと意外とクオリティが高くてびっくりしました!
雨でも星空を満喫できるんですね。
雨でもグランピングはおすすめ
施設側から開催不可の通知が来ない限り、雨でもグランピングは可能です。
雨が降ると上で挙げたマイナス点が増えますし、雨だから楽しかった!という特別な思い出はないのですが、それでも全体を通してグランピングをやってよかったなという感想です。
雨グランピング、一度お試しあれ!