こんにちは、パラレルブロガーのゆーすけ(@yusuke_plmrstn)です。
愛媛県で幻のお菓子と呼ばれる「つるの子」を知っていますか?
一度は廃業してこの世から姿を消したものの、あまりの人気ぶりに復活させた経緯を持つ銘菓です。
地元愛媛の人でも知らない人が多いつるの子なんですが、一度食べるとその味と魅力にやみつきになること間違いなしです。
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つるの子
つるの子は丸っこいタマゴのような見た目をした和菓子です。
外はマシュマロの食感に似た、いやそれよりも柔らかいメレンゲに近い感覚の生地をしていて弾力があります。
口の中でフワッと溶けるんです!びっくりですよ!
中には黄色い餡が入っていて、これがカスタードに近くてなんともいえない絶妙な美味しさをしています。
口当たりがとてもやわらかく、口に入れるとつるの子独特のやさしい甘い風味が広がり、幸せな気分になること間違いなしの和菓子です。
僕が小さい頃、まだ愛媛に住んでいた時は、年に数回つるの子を食べていた記憶があります。
子どもの頃って和菓子のおいしさはそんなにわからないですよね。ポテトチップスとかチョコレートとか、ザお菓子みたいなものしか食べたくないとかありますよね。
そんな子どもの僕が食べてもおいしい!と感じた記憶が残ってるのはすごいと思いませんか?
老若男女だれが食べてもきっと好きになる不思議な和菓子、それがつるの子です。
つるの子はどうして幻のお菓子なのか?
つるの子がどうして幻と呼ばれるのか。それは入手が困難なことにあると言われています。
つるの子は全て手作りのため大量生産ができません。
通販でも販売しておらず、愛媛の松山空港などでも取り扱いは無く、つるの子を手に入れるためには販売店舗の西岡菓子舗(食べログ)に直接出向くしかありません。
しかしこの西岡菓子舗、場所が道後のちょっと入り組んだ場所にあるお店なので道に迷う人が多く、人気商品のため午前中に売り切れてしまう可能性があることにも加え、日曜が定休日というサラリーマン泣かせのお店なんですね。
さらにつるの子そのものは賞味期限が2日〜3日なので日持ちせず、愛媛の友人や知り合いに宅急便で送ってもらうにしてもハードルが高いです。
つるの子を手に入れるなら平日(土曜を含む)の午前中に直接店に行くしかない!というわけで「幻のお菓子」と呼ばれているんですね。
西岡菓子舗
住所:愛媛県松山市道後一万9-56
電話番号:089-925-5642
営業時間:月~土9:00~17:00(日曜定休)
駐車場:有(5台)
食べログはこちら
つるの子の値段
気になるお値段ですが、つるの子1つ150円です。贈答用の箱と一緒だともう少し高くなります。
このぐらいの値段であればたくさん買ってお土産にしてもちょうどいいですね。
天皇も御用達のつるの子
昭和天皇をはじめ、天皇陛下、美智子妃殿下、皇太子殿下、雅子様など皇室の方々が松山へいらっしゃった時には「つるの子」をお求めになりました。
宿泊先で御召上がりになり、お土産にされるそうです。
えひめ国体直後の2017年10月に西岡菓子舗を訪問された時は、宮内庁の方が買い求めに来られたんだとか。
福岡の鶴乃子とつるの子の違い
福岡で、いや全国的にも有名で知られている鶴乃子という和菓子があります。
つるの子と名前がとても似ていますけど、中身は全く別物ですし、製造元も違います。
鶴乃子の歴史は100年以上あり、知名度で見ると鶴乃子のほうが上かもしれません。
でも個人的に味はつるの子に軍配があがると思っています。
鶴乃子はこんな見た目をしています。
上の写真はAmazonや楽天で販売されている鶴乃子です。
一方、西岡菓子舗のつるの子はこんな見た目です。
どっちも見た目はとても似ているんですが、食べた時の味や食感に違いがあります。
- 鶴乃子はマシュマロ、つるの子はマシュマロでもなくメレンゲでもない不思議な食感(溶ける)
- 鶴乃子の餡は白餡、つるの子はカスタード風な不思議な餡
見た目や名前が似ていることから、お互いがお互いを意識して今日までやってきたんでしょうか。
鶴乃子は工場で大量生産し、通販でも気軽に買うことができます。
一方のつるの子は1つ1つ手作りで大量に作ることはできず、通販でも買えません。
せっかくなので両方を並べて食べ比べしてみるのもいいですな。
愛媛で買いたいつるの子
愛媛に住んでいて、まだつるの子を食べたことがない人はぜひ西岡菓子舗を訪問してみてください。
県外に住んでいる人は愛媛旅行の時に道後まで足を伸ばしてみてはどうでしょうか。