僕がプータロー生活をしていた頃、時間だけは誰よりもあったのでよく一人旅をしていました。
最近は休日でも近場に出かけることが多く、せっかくの10月の3連休ということもあって久しぶりに一人旅に出てきました。
行き先は長野県上田市。
世間で大人気のNHK大河ドラマ「真田丸」で有名な真田氏の居城だった上田城で人気を集める場所です。
僕は戦国の歴史が好きで、その中でも真田氏は最も好きな武将の1人。
そういうこともあって昔から行きたいお城でしたが、今回やっとその夢が叶いました。
この記事の目次一覧
東京から上田市へ
青春18きっぷを使って旅をしていた頃、上田市にも行こうと計画していました。
ところが普通列車だととにかく時間がかかりすぎる!
東京からの移動だけで1日が終わってしまうくらい遠回りする必要がある場所なんですね。
そこで今回は新幹線を使って東京から上田市まで移動することにしました。
今回の旅行は連休の数日前に急に思い立って計画したこともあり、新幹線を予約する暇がありませんでした。
休日の新幹線自由席の恐ろしさを完全にナメていました・・・。
車内はこんな感じ。
自由席が空いているはずもなく、通路まで立ちの状態。
しかもこの後さらに人が増え、都内の満員電車並みの混雑具合にまでなりました。
ただし東京の満員電車と違うのは、新幹線なので揺れがほとんどなく、立っているのは楽なこと。
でも駅と駅の間が長いので、ジッとすし詰め状態のまま耐えなければなりません。
ケチらず指定席にすればよかったかなと思いましたが、アナウンスによると指定席はすべて満席・・・
普段ほとんど新幹線に乗る機会がない僕。いい勉強になりました。
上田市到着
1時間くらいかけて上田市に到着です。
駅を出るなり真田丸の広告ポスターがたくさん。街をあげてPRしてますね。
今回の旅の一番の懸念は天気。
旅行期間中は雨か曇りの予報。しかも気温も東京と比べてもかなり低いらしい。
駅前のタリーズで旅行計画を立てている間にも通り雨が降りました。
この先どうなることやら・・・
上田城下町の散策を楽しみにしていたのですが、駅前に広がるのは近代的な道路のみで想像していた風情を感じる城下町とは違うようです。
ちょっと残念。
駅前にある真田幸村像を写真に収め、最初の目的地である上田城を目指します。
上田城へGO!
上田城は駅から徒歩15分ほどの場所にあり、お城そのものは残っておらず現在は公園として使われています。
天気があまりよくないせいか、上田城に徒歩で向かう人はまばらでした。
真田丸人気で混雑していると思ったんだけど・・・と考えていたら、公園内は観光客でいっぱい!
上田城跡は車でも来れるため、多くの人は天気を心配して車を使っていたようです。
パラパラ降っていた雨もタイミングよくあがり、いよいよ公園内散策です。
上田城観光スポット
上田城跡の顔ともいえる東虎口櫓門は絶好の撮影スポットということもあり、一番人が集まっている場所ですね。
休日なのでおもてなし隊も登場し、人気を集めていました。
上田城でのランチ
露店も立ち並び、観光客で賑わいます。
上田市は焼き鳥の「美味だれ(おいだれ)」が有名な街。
美味だれとはニンニクを溶かしたオリジナルタレのことで、焼き鳥にかけて食べます。
お店によってはすりおろしのリンゴを入れたりして独特な味に仕上げています。
このタレ、ニンニクの香りとりんごの甘味が絶妙にマッチしてうまい!
4本セットを軽く食べてしまう食欲がわいてきます。
真田丸大河ドラマ館
そして現在の上田城跡の目玉ともいえる「真田丸大河ドラマ館」がこちら。
NHK大河ドラマで使われた衣装や舞台裏、出演者のインタビューなどなど、真田丸ファンにはたまらない場所です。
実は僕、真田丸は一度も見たことがありません。(テレビがないから・・・)
でも小説などで真田氏の歴史は知っていたので今回の記念館もせっかくだし、ということで入ってみました。
入り口で写真撮影があり、無料でカードに仕上げてくれるサービスをしていました。ちょっと嬉しい。
そうそう、真田丸は俳優の大泉洋さんが真田信幸の大役を演じていますね。
水曜どうでしょうの印象が強い大泉さんが演技をしている様子を見るとおもわずニヤけてしまうのは僕だけ?
柳町のおすすめスポット
上田城の次は柳町というところを訪れました。
城下町の1つですが、真田氏が力を入れて開発していた場所の1つだったそうです。
今でも風情ある町並みと街道が残り、昔の世界にタイムスリップしたような感覚を楽しむことができます。
観光客が多い場所ですが、普通に車もたくさん通る意外と危険な場所。
こちらのパン屋さん「ルヴァン」、天然酵母を使った有名なパン屋で、上田市だけでなく東京にも出店しています。
ルヴァン 富ヶ谷店 (Levain) – 代々木八幡/パン [食べログ]
店内はおいしそうなパンが並び、なんと驚きの量り売り!(全部がそうじゃないよ)
朝食用に買ったパンがこちらですが、どちらもサクサクとして食べごたえもバッチリ。
このはちみつクルミパン、はちみつの甘味とクルミの香ばしさが絶妙にマッチして絶品でした!
真田太平記記念館
真田家にテーマをしぼった全12巻という長編歴史小説が真田太平記です。
筆者は池波正太郎。
その記念館が上田市にあります。
ここでは真田太平記に登場する場所や人物の紹介から始まり、池波正太郎氏が実際に書いていたという原稿を見ることができます。
真田太平記を読んだことがある人、ない人どちらも楽しめるような作りになっていて、意外とおもしろい場所でした。
真田太平記は幸村の幼少期から始まり、第一次上田合戦、関ヶ原、第二次上田合戦、大阪冬の陣、夏の陣、そして真田移封までを描く壮絶歴史ドラマです。
大河ドラマ「真田丸」に引けを取らないおもしろさ!
時代を越えて愛される歴史小説です。ぜひ一度は読んでみてください。
まちかど六文銭
真田家の家紋「六文銭(ろくもんせん)」。
地獄の三途の川の渡し賃が6文必要ということになぞらえ、「自分たちはいつでも死ぬ覚悟がある」という不屈の精神の意思表明のため六文銭を選んだと言われています。
上田の街にはこの六文銭がいたるところで見られます。
街の案内板。
マンホールのフタ。
花のプランター。
これら以外にもたくさん六文銭を見つけることができました。
街を歩くだけじゃなくてこういうところに目を向けて散策すると面白さが増えますね。
真田十勇士の像
真田十勇士とは、真田幸村に仕えたとされる10人の武将のこと。あくまでもこれは物語ですけどね。
その十勇士をかたどった人形10体が上田城下町の至る所に設置されています。
先程の六文銭に加え、真田十勇士の像探しをしながら歩いてみるのも面白いですね。
宿は3駅離れた田中へ
上田市への旅を思い立ったのが直近すぎて、宿を取ろうにも上田駅周辺はどこも満室。
真田丸人気に加えて3連休ということもあり、予約を取ることができません。
数駅離れた場所でホテルを探すにもなかなかちょうどいい場所が見つからない。
そんな時にオススメするのが “Airbnb(エアービーアンドビー)”というサービスです。
Airbnbは他人の部屋を借りて宿泊できるサービスです。
部屋のオーナーは空いている自分の部屋を貸して収入を得ることができ、僕のような利用者はホテルよりも安く宿泊できるという双方にメリットのあるサービスです。
このサービスはもともと海外のバックパッカー向けにスタートしたものですが、最近は投資物件の目的でAirbnbを利用する人も増え、サービスが拡大しています。
ホテルが見つからないと嘆いていた時に Airbnbの存在を思い出し、上田市周辺で探してみたら2泊で6000円弱という格安の物件を発見!
オーナーさんに連絡し、無事予約することができました。
詳しくは別記事で紹介しますが、Airbnbをうまく利用すれば格安で旅行することができます。おすすめです。
1日目まとめ
最近やっと涼しくなり始めましたが、上田市は昼間こそ日差しが強いものの夜は16℃近くまで下がり肌寒さを感じました。
今日1日を通して感じたこと。
やっぱり旅はいい!
今回はざっくりと上田城に行きたいとだけ決めて出発しましたが、たまにはこういうほぼノープラン旅行もいいもんだと感じました。
旅をしながら旅程を考える。この道ゆくとどこに出る?気の向くままの一人旅。
みんな、旅行しようぜっ!
(2日目に続く)
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