こんにちは、パラレルブロガーのゆーすけ(@yusuke_plmrstn)です。
東京で一人暮らしを考えた時、どうしても家賃を安く抑えたいと考えることでしょう。
それも当然、人口が集中し、何でもそろう便利な東京であるが故、東京で一人暮らしをする時の平均家賃は7万円〜8万円が最低ラインといわれています。
これが地方なら、同じ条件の物件でも半額以下になることがほとんどなので、固定を少なくしたい気持ちは誰しも共通です。
でもちょっと待って!
本当に安い家賃だけを追い求めていても大丈夫なんでしょうか?
家賃が安いということは、それなりに妥協しなければならない点がたくさんあることの裏返しでもあります。
そこに気づかず、安い家賃だけを見て契約してしまうと隠されたデメリットにあとから苦しむことが考えられます。
そこで今回は、東京で一人暮らしをする上で安い家賃は本当は危険かも・・・?という点でお届けしたいと思います。
この記事の目次一覧
東京の一人暮らしの家賃相場
東京で一人暮らしをする上では家賃の相場感を知っておく必要があります。
例えば大手仲介会社のHOME’S によると、一人暮らしで人気とされる都内主要5駅の平均家賃相場は驚きの9.50万円/月です(相場は1K、1DKが対象)
ランキング | 駅名 | 家賃(月額) |
1位 | 吉祥寺駅 | 7.78万円 |
2位 | 池袋駅 | 8.84万円 |
3位 | 恵比寿駅 | 12.98万円 |
4位 | 中目黒駅 | 10.16万円 |
5位 | 早稲田駅 | 7.75万円 |
5駅平均 | 9.50万円 |
たったの1K、もしくは1DKでこの値段です。
地方であれば同じ広さで家賃3分の1以下という物件もゴロゴロあることでしょう。
職場が東京になることで、会社によっては家賃補助が出るところもあると思います。
しかしそれでも全額補助されるなんて恵まれた会社は大手企業のごく一部のみで、それ以外の会社ではせいぜい上限2万円や3万円というところが多くあり、家賃の大部分は自己負担です。
東京で一人暮らしをする上で最も大きな問題は家賃の高さともいえるでしょう。
東京の一人暮らしで安い家賃を選ぶ危険性
東京の一人暮らし家賃の相場は9.50万円であることはわかりました。
よほど稼ぎのある人でない限り、出来る限り家賃は安く抑えたいと考えることでしょう。
家賃を安く抑えるために必要なポイントは次のようなものが挙げられます。
- 東京の中心から離れた場所を選ぶ
- 駅から離れた場所を選ぶ
- 築年数が古い物件を選ぶ
- 人気の低いエリアを選ぶ
- 設備、広さで妥協する
要するに、利便性が高く、快適に住むことができる物件ほど家賃が高くなり、その逆をいくと家賃は安くなるということですね。
ではとにかく安い家賃を求め続け、妥協に妥協を重ねて探し当てた東京の格安物件に住むことでいったいどんな危険性とデメリットがあるでしょうか。
東京一人暮らしの安い家賃のデメリット:断捨離せざるを得ない
持ち物を減らしてシンプルな生活を送る『断捨離』が話題ですが、家賃が安い物件に住むと断捨離せざるを得ない状況になります。
断捨離というと聞こえはいいですが、要するに持ち物を大量に処分しなくてはならなくなるということでもあります。
家賃をあまり抑えすぎてしまうと、収納スペースもごくわずかしかない1Kの狭い物件になってしまうことがあります。
今まで趣味で集めていたものを手放す必要があったり、今以上に新しいものを買うことができなくなってしまいます。
東京一人暮らしの安い家賃のデメリット:風呂なしの危険性
東京には古い物件がたくさん残っています。
築年数が古くなればなるほど家賃は下がりますが、中の設備も古いままということもあります。
家賃だけに目がいくと、今どき風呂なしの物件に遭遇してしまう危険性もあります。
いや、冗談ではなく、2018年の現在でも風呂なし物件というのはゴロゴロ残っています。
近くに銭湯があればなんとかなると考えているあなたは甘い。
要するに銭湯が開いている時間帯でしかお風呂に入れないので、生活に制限が出来てしまいます。
彼氏や彼女が家に来た時もドン引きされること間違い無しです。
東京一人暮らしの安い家賃のデメリット:地震倒壊の恐れ
家賃を安く抑えて築年数が古い物件は地震による倒壊の恐れがあります。
2011年に発生した東日本大震災では耐えたものの、当時の揺れのダメージは確実に蓄積されていることでしょう。
物件が古くなればなるほど、倒壊のリスクも高まります。
東京一人暮らしの安い家賃のデメリット:通勤時間の無駄
東京から離れた一人暮らし物件を探すあまり、通勤に片道1時間〜2時間もかけて通うことになるかもしれません。
関東に持ち家と家族があるため遠方から数時間かけて東京の会社に通勤する人はいますが、一人暮らしにも関わらず家賃の安さだけをみてそれをするのはあまりにも効率が悪いとしかいえません。
通勤時間も読書をしたり勉強する人は別として、スマホをいじったりマンガを読むだけの時間にしてしまうのであれば通勤時間は短いほうがいいですね。
東京一人暮らしの安い家賃のデメリット:終電を逃す恐れ
都心から離れれば離れるほど、アクセスが悪くなれば悪くなるほど家賃は安くなります。
しかしアクセスが悪いということは電車の乗り継ぎが大変になるということであり、お酒が好きな人は終電を逃すリスクが高まります。
そうなるとタクシーの夜間割増の費用を毎回払うか、カプセルホテル・漫画喫茶の費用がかかってしまいますよね。
家賃を安く抑えたと思っていたら思わぬところで出費がかさみ、こんなことなら多少家賃が高くても都心に近い物件にするべきだったと後悔することでしょう。
東京一人暮らしの安い家賃のデメリット:悪天候時に苦労する
駅から離れれば離れるほど家賃は安くなりますが、あまり離れすぎるのも考えものです。
駅徒歩20分なんて物件はざらにありますが、片道20分かけて毎朝歩く苦労は相当なもの。
雨が降ろうものならこの20分だけでスーツはドロドロになります。
残業で疲れた体を引きずる20分間は地獄にも感じることでしょう。
家から駅まで自転車を使う手もありますが、駐輪場代がかかる上、雨の時がやっぱり大変です。
駐輪場で毎月お金を払うくらいであれば、その分家賃に上乗せして駅に近い物件を検討するべきでしょう。
東京一人暮らしの安い家賃のデメリット:いわくつき物件の恐れ
いわゆる事故物件に遭遇する恐れがあります。
霊の存在を信じる信じないは別にして、あまり気持ちのいいものでもありません。
しかし事故物件は家賃の安さを考えてメリットとして捉える人がいることも事実です。
そこはあなた自信で判断する必要がありそうですね。
東京一人暮らしの安い家賃のデメリット:移動にお金がかかる
休日に友達と待ち合わせをする、デートに行くなど、遊ぶとなると都心に近くなるでしょう。
家賃が安い遠方にある物件に住んでいる場合、そこから都内に移動するだけの交通費がかかってしまいます。
会社から支給されている定期券を上手に使う手も考えられますが、万人に使えるやり方ではありませんよね。
休みの日に頻繁に電車を利用する予定がある場合、多少家賃が上がっても都内に近い物件を選ぶほうが安くつく場合もありますね。
東京一人暮らしの安い家賃のデメリット:不人気の地名で勘違い
安い物件を探すあまり、地名にまで気がまわらないケースもあります。
例えば山手線/京浜東北線には『鶯谷(うぐいすだに)駅』という駅があります。
山手線と京浜東北線の両方が使えるため非常に便利な駅ですが、鶯谷は聞く人が聞くとラブホテルが密集する駅と捉える人もいます。
ちょっと常識のある大人であれば自らすすんで住もうとはしない駅の一つが鶯谷駅なんです。
こんな風に家賃だけで考えているとついつい評判の悪い駅が最寄りだったなんてこともありますね。
まとめ
いかがでしたでしょうか、家賃が安いことは決していいことばかりではないことがわかりましたね。
せっかく何でもある東京に一人暮らしをするのであれば、多少家賃が上がっても便利でアクセスのいい場所を選ぶべきでしょう。
僕のおすすめは山手線と京浜東北線の両方が使える田端駅です。
詳しくはこちらの「田端って住みやすいの?住んで分かった一人暮らしにおすすめな理由!」にまとめています。
固定費を安く抑えたい気持ちはよくわかりますが、それを上回るだけの高給の会社に勤務するか、副業で稼ぎましょう。
以上、東京の一人暮らしの安い家賃に対する警鐘でした!