パソコンに触れる時間が長くなりがちなテレワークや在宅勤務。
少しでも効率的にパソコン操作をするために複業家である僕が日頃から実践しているPC操作テクニックを大きく6つのジャンルに分けて紹介します。
今回はテクニック編ですが、『効率化・快適化のおすすめ道具』や『集中力を上げるコツ』は別記事で紹介しています。あわせて御覧ください。
この記事の目次一覧
【1】ショートカットを覚えよう
ショートカットを使うと効率が一気にアップします。
キーボードの組み合わせで一発で操作したり、異なるファイルを行き来する作業を楽にします。
テレワークや在宅勤務で紙の資料をクラウド化した人も多いと思いますが、ショートカットと併用すれば効率よく資料閲覧できるかもしれません。
基本操作編
コピー:Ctrl+C
貼り付け:Ctrl+V
切り取り:Ctrl+X
取り消し(Undo):Ctrl+Z
取り消しの取り消し(Redo):Ctrl+Y
プリント:Ctrl+P
保存:Ctrl+S
名前をつけて保存:F12
リネーム:F2
太字:Ctrl+B
下線:Ctrl+U
斜め字:Ctrl+I
ブラウザ編
検索バーに移動:Ctrl+L
スクロール:スペースバー
タブを閉じる:Ctrl+W
エクセル編
セルの書式設定:Ctrl+1
セルの色設定:Alt+H+H
セルの色を消す:Alt+H+H+N
直前の動作を繰り返す:F4
シートの移動:Ctrl+PageDown(PageUp)
セルの絶対参照:F4
その他
デスクトップ表示:Win+D
選択範囲をスクショ:Shift+Win+S
プログラム終了:Ctrl+W
プログラム完全終了:Alt+F4
プログラム移動:Alt+Tab
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他にも思い出したら追記していきますね。
一度に全部覚える必要はないので便利そうなものから使ってみてください。
個人的にはエクセルでセルの色を消すショートカット(Alt+H+H+N)はよく使います。
1つの作業で短縮できる時間は微々たるものですが、積み重なると想像以上の効率化になるのです。
Ctrlの位置を変更しよう
Ctrlはショートカットで非常に出番が多いキーなので、押しやすくするため左手親指の位置への変更をおすすめします。
日本語配列キーボードだと左Ctrlは左手小指で操作しますが、例えばこれを左Altの位置に持ってくると個人的に使いやすいです。
キーの位置を変更するにはツールが必要です。
Windowsだと『KeySwap』、Macだと『Karabiner』が有名ですね。
【2】マウスを使わず仕事しよう
効率化を大きく阻むのはマウスです。
テレワーク・在宅勤務の期間を利用し、マウスを使わずトラックパッドやキーボードによるPC操作に慣れましょう。
僕はThinkPadの外付けキーボード(英字)をわざわざ購入して使っています。

自宅のMacで英字配列のキーボードに慣れているのでThinkPadも英字版を選ぶ徹底ぶり。
これだと赤ポッチでカーソルを操作するのでトラックパッドすら使わず、手の移動が最短距離で済むので効率が上がるんですよね。
ThinkPad外付けキーボードのレビューはこちらで紹介しています。
赤ポッチ操作に慣れない人はトラックパッドでも全然OK。
要はマウスを手放すことが目的ですので。
【3】ツールを導入しよう
効率化を大きく支えるのは優秀なツールです。
ぜひおすすめしたいのがスニペットツールの『Clibor』とランチャー『Listary』で、どちらも無料で使えます。
Clibor
まず『Clibor』ですが、単語や定型文を複数記憶し、使いたい時にショートカットで一覧を呼び出して使います。
コピー履歴をさかのぼって再利用できるなど、まさにかゆいところに手が届くツールです。
頭で記憶する必要もなく、他の参照ファイルと行ったり来たりしてコピペを繰り返す手間が大幅に省けるんですね。
詳しい使い方は公式サイトを参照してください。
Macだと『ClipMenu』というツールが同じ機能を持っています。
Listary
『Listary』はファイル名を指定して起動するツールです(MacでいうところのCommand+Space)。
検索窓を呼び出して目的のファイル名を入力すると一発でそこにアクセスできます。
かなり深い階層のフォルダに目的のファイルがある時に力を発揮しますし、マウスを使わずキーボードだけでファイルが開けるのが本当に便利です。
公式サイトを御覧ください。
Macは元からランチャー機能が備わっています。少し高度な使い方をするなら『Alfread』が有名所ですね。
【4】文字入力を最適化しよう
入力が面倒くさい文字やフレーズは辞書登録で使いやすくしましょう。
難しい単語や名前を辞書登録するのは一般的ですが、
- かっこ( )
- かぎかっこ「」『』【】
- 記号 ◉
などを効率的に呼び出す方法があります。
例えば僕は『c』を変換すると『( 』を呼び出し、cを連続で入力した『っc』を変換すると『 )』が表示されます。
かっこの形がcに似ているので覚えやすいのですが、実はこの考え方は効率化の鬼として知られるブロガーのヨスさんの著書『効率化オタクが実践する 光速パソコン仕事術』で学んだテクニック。
他にも目からうろこの考え方がたくさん紹介されているので、一読してみるのもいいですね。
【5】自分専用フォルダを作ろう
頻繁にアクセスするファイルや資料、わかりづらい場所に保管してあるデータはショートカット(エイリアス)を作成し、自分専用フォルダからアクセスするのがおすすめです。
共有フォルダがきちんと整理されていないと階層が深くなり、同じようなフォルダが乱立し、何がどこにあるかさっぱりな状態になります。
『あれ、どこにあったっけかな?』といちいち探す時間がもったいないし、見つからなければプチストレスが貯まるだけなので、自分専用フォルダはぜひ作っておきましょう。
欠点を挙げるなら、元データの場所が変更されるとショートカットが使えなくなることでしょうか・・・。
【6】QuickLaunchを活用しよう
Windowsのタスクバーにショートカットや頻繁に使うツールを常駐させておけばすぐにアクセスできます。
Windows XPかWindows7の頃まではファイルをタスクバーに置けていたんですが、いつの頃からかそれができなくなりました。
ただし、Windows10でもQuickLaunchを使うとそれと同じ役割を果たします。
詳しい設定方法はこちらのページを参照していただきたいのですが、これがあると作業効率がぐんとアップします。
少しずつ導入しよう
テレワークや在宅勤務で紙の資料がデータ化し、効率が落ちたなぁと感じる方は少しずつ導入してみましょう。
『Listary』のようにファイル閲覧までの時間を短縮する直接的なものもあれば、ショートカット・キーボード入力みたいにPC操作全般を効率化して無駄時間を省く間接的なものもあります。
自分の環境に合うテクニックを使ってみてください。
今回はテクニック編でしたが、『効率化・快適化のおすすめ道具』や『集中力を上げるコツ』は別記事で紹介しています。あわせて御覧ください。