「終身雇用はこれ以上守れない」。
2019年4月19日、経団連の中西会長が日本の雇用システムを根底からひっくり返す重要発言をしました。
それに続くように、同年5月13日トヨタ自動車の豊田章男社長も同様の発言をしたのです。
これに対してネット上では「なんて無責任な!」「現従業員にどう説明するのか」など責任を追求するコメントが見られますが、本当に大切なことはそんなことじゃないです。
で、あなたはどうするの?ということです。
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片鱗は見え隠れしていた
2017年3月、働き方改革実現会議で『働き方改革実行計画』が打ち出され、2018年1月には厚生労働省が『副業・兼業の促進に関するガイドライン』を発表しました。
企業は労働者の希望に応じて、原則、副業・兼業を認める方向で検討することが求められる。
もともと法律では働き方の自由を認めているので、会社が一方的に副業を禁止することはできなかったのですが、政府がこうやって明言してくれることでハッキリわかりやすくなりましたね。
同ガイドラインによると、副業・兼業によるメリットとして次の4点を挙げています。
- 労働者が主体的にキャリア形成できる
- 自己実現を追求できる
- 所得が増加する
- リスクを小さく将来の起業・転職に向けて準備できる
今まで企業は終身雇用の名の下で労働者を集めて賃金を支払い、キャリアパスを描かせ、人生プランを作らせていました。
政府は、今後は副業・兼業を通じてそれらを実現してね、といっているようにも見えます。
要するに、『副業・兼業の解禁を大々的に打ち出してあげるから、これから自分の身は自分で守ってね』と言ってるわけですね。
自分の身を守るとは、本業以外のところで収入源を確保し、やりがいを持って働き、日々の生活の活力につなげることを言います。
このブログのコンセプトでもあり、私が提唱している『複業2.0』がまさにそれで、自分の好きなことを軸に複業につなげ、経済的にも精神的にも豊かになっていくことを目的にしています。
会社員であることの強みを最大限に活かし、自分の時間と労力を先行投資して未来のために準備をしているわけです。
複業で自分の身を自分で守る時代になった
文句を言ってもはじまらない
世の中の大半の人は、何か問題が起こって自分の身にネガティブな影響が及びそうになると、きまってその元凶を作り出した元を非難し、文句を言います。
今回の終身雇用の件にしてもそうだし、ストライキだってそうだし、ボーナスカットだってそうです。
もちろん相手に明らかな非がある場合は話は別ですが、文句を言ったってどうしようもないシチュエーションにも関わらず延々と非難する人もいます。
気持ちの行きどころを探しているのでしょうが、それをしたからといって何も変わらないし、時間と労力が無駄になる可能性が非常に高いです。
そのエネルギーと情熱はもっと別の方向に使うべきなんですよね。
他人(周り)を変えるのは無理でも、自分の行動を変えるのは簡単です。
会社が守ってくれないなら自分でやるしかない!と考えをすぐに切り替えて行動に移すことが大切なんです。
文句を言って口を動かすのではなく、手足を動かして次の行動に移るべき
自分で稼ぐ感覚を養う
終身雇用がなくなれば、極端にいうと明日から自分の会社の席がなくなることだってあり得ます。
欧米でいう「You’re fired.(お前、クビね)」が現実味を帯びてきているわけです。
とはいえ、日本の人口が減少して働き手が減り続ける昨今、企業が貴重な駒(社員)をいきなり手放すことは現実的にはありません。
(高い給料をもらい、社内で仕事もしないでフラフラしている人は危機感を持ったほうがいいですが)
ただし、今まで当たり前と思っていたことが急に変わったり、制度がなくなったり、予想もしていなかったことがいつ起こってもおかしくない世の中になっていることは事実です。
「終身雇用は守れない」なんて経団連のトップが言うなんて誰が想像していたでしょうか。
今の自分には複業するスキルも時間もないと嘆いていても何も始まりません。
考えるよりもまず動き出した人が優位に立ちます。
まずは自分で稼ぐ感覚と自信を身につけるためにクラウドワークスで簡単なタスクを受注するところからスタートするといいですね。
慣れてきたら自らが情報発信の立場にたち、価値ある情報を世の中に発信したり、自らを知ってもらう活動を広げます。
自分の好きなことを軸に複業するとメリットがたくさんあり、無理なく無駄なく長く続けることができます。
忙しくて時間がないサラリーマンが作業時間を確保する方法も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
稼ぐ感覚と自信を養おう
楽しみながら複業で稼いで守る
- 複業で自分の身を自分で守る時代になった
- 手足を動かして次の行動に移るべき
- 稼ぐ感覚と自信を養おう
複業をすると、会社では得られない満足感と充実感を感じることができます。
立ち上げ初期は本業と複業のバランスが取れずに苦労するかもしれませんが、ペースを掴んで生活リズムに組み込めばあとは楽ちんです。
自分の趣味や興味があることをやっているだけなので大きなストレスもないし、気持ちの余裕が生まれるし、それが本業の仕事にもいい影響を与えるプラスのスパイラルが出来上がります。
楽しみながらしっかり稼ぎ、自分の身は自分で守る世の中がすでに到来していますよ!

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