こんにちは、ゆーすけ(@yusuke_plmrstn)です。
僕は会社の名刺とは違うプライベート名刺を持っています。
自己紹介はもちろん、ブログやFacebook、Twitterなど連絡先をひとまとめにしたもので、人と会った時の話のきっかけになったりするので便利に使っています。
ブログと並行して運営しているご署名ネットでも独自の名刺を作成しました。
デザインさえ決めれば簡単にオーダーできる時代になったんですね。
さらにさらに、2月のうちに新しく立ち上げようとしている新サービスでも名刺を作ろうかと考えているので会社の名刺を加えれば4種類の名刺を使い分ける必要が出てきます。
ここまでくると複数の名刺を持つのがいいのか、それともサービス一覧にまとめて1つの名刺にしたほうがいいのか頭を悩ませている今日この頃なのですが、同様の悩みを持ってる人はいないものかとGoogle先生に相談していたところパラレルキャリアという聞きなれない言葉が目に飛び込んできました。
この記事の目次一覧
パラレルキャリアとは
パラレルキャリアを英語で書くと Parallel(並行する) Career(職務)、つまり別々の仕事を並行して持つ働き方のことをいいます。
[speech_bubble type=”ln” subtype=”L1″ icon=”yusuke1.jpg” name=”ゆーすけさん”] ま〜た日本語独自の和製英語なんじゃねーの? [/speech_bubble]と疑ってかかった僕ですが、調べてみるとかの有名なピーター・ドラッカーが自身の著書「明日を支配するもの」の中で提唱したこれからの生き方を象徴した言葉だそう。
ちゃんと英語でも使われてる言葉なんですね。
さてパラレルキャリアですが、これは本業をしっかり持つ一方で別の全く違う仕事をもって多方面で働くことをいいます。
ピーター・ドラッカーは著書の中で「歴史上はじめて人間の方が組織より長命になったため、人は組織のみに頼らず、それとは別に第2の人生を始める必要が生じた。その第2の人生の1つがパラレルキャリアである」と論じています。
20年も前に書かれた本の中ですでにこのことを指摘しているとは、おみそれしました。
パラレルキャリアと副業の違い
ここで気になるのはパラレルキャリアと副業は何が違うのかということ。どちらも本業とは別の仕事を持つことにはかわりないように思います。
パラレルキャリアは「軸足をあくまでも本業におき、社外活動であっても何らかの形で本業に結びつけることを意識し、社外との関わりをもつこと」と(一応)定義付けられています。
一方の副業は会社以外の仕事をする点は同じですが、それを本業に結びつけることはありません。
つまり本業に結びつけるかつけないかでパラレルキャリアと副業の線引きをします。
ただし言葉は進化する生き物。
最近はパラレルキャリアと副業の境目があいまいになってひとまとめでパラレルキャリアという言葉が使われている傾向がありますね。
パラレルキャリアの魅力
僕は会社員の給料とは別に、ブログ、そしてご署名ネットからの収入を得ています。 いわば立派(?)なパラレルキャリアをやってるわけです。
こんな生活を初めてまだ1年足らずではありますが、その中で感じる魅力はなんといっても安心感です。
これは本当に自分の力で収入を得ることができる結果からくる安心感というほうがわかりやすいですね。
パラレルキャリアをスタートした当時の目標は1年間でせめてブログのレンタルサーバー代(およそ1万2千円くらい)くらい稼げるようになったらいいなぁというものでした。
今考えると我ながら小さい目標だったなぁと思いますが、実際に収入が発生してない段階ではこれが自分の限界だったかもしれません。
そこから毎月数十円とか数百円のスズメの涙程度の収入が発生した時は本当に嬉しく、自分の力で稼ぐことができた喜びがありました。
ブログの更新は毎日続け、PVが変動すれば一喜一憂し、だんだん増える収入とPVが楽しくて仕方ありませんでした。
そして先月1月には結果として9万円を越える収益を得ることができたのです。
今年の目標にしている月収30万円にはまだまだ届きませんが、それでもここまで自分の力で出来たことは大きな自信につながりました。
収入が増えてきた安心感、稼ぐことができ始めたという安心感、そしていざ会社に何かあったとしても何とかやっていけるだろうという安心感を得ることができたのです。
パラレルキャリアは時間管理が肝!
パラレルキャリアを実践するためには時間管理が大事です。
本業以外で活動するわけなので使える時間は必然的に限られてきます。
一方で1日24時間は誰でも平等な時間です。それより多くも少なくもありません。
つまりパラレルキャリアを実践するためには本業以外の時間でどれだけ効率的に時間を割り当てることができるかというタイムマネジメント力が必須になります。肝です。
これは僕自身も体感していることです。
サラリーマンをしながらブログを毎日更新し続け、さらに別のサイトを2つ運営しようとすると自分で時間を作る工夫をしないと絶対まわりません。
そのあたりの記事はこちらのまとめているので御覧ください。
パラレルキャリアは行動力が大事
パラレルキャリアはタイムマネジメントに加え行動力が大切です。
せっかく時間配分はうまく組み立てることができたのに行動が伴ってないと何も意味がありません。
わかりやすい例が朝活です。
頭の中では朝活やりたい!早起きしてカフェ行く!と決めていても眠たいから明日にしようと怠けてしまうこと、よくあると思います。
でもパラレルキャリアを目指すのであればこれではいけません。
タイムマネジメントに加え行動力とのセットが肝です。
フットワークの軽さともいうでしょうか、自分の足をつかって情報を集めたり新しいことに興味を持つことも行動力に含まれますね。
パラレルキャリアは「まずやってみる」が大事
パラレルキャリアって難しそう・・・と考えているそこのあなたにこの言葉を送ります。
「まずやってみたら?」
お手軽に思いつくパラレルキャリアというとブログじゃないでしょうか。決して楽な方法ではありませんし継続力が必要な分野ですが、僕はオススメします。
ブログって何書いたらいいかわかりません、読者が誰も来なかったらどうするんですか、本名がバレたらどうするんですか、などいろんな不安があってやらない理由を見つけるのが得意な人がいますが、 そんな心配する暇があったら記事の1つでも書いて投稿してみたら?と全力で言いたいです。
それから考えてみるのでも遅くないんじゃないの?
やったことがないので不安になる気持ちは理解できますが、それを失敗したからといって死ぬわけじゃありませんよね。
もうこれから生活できなくなるわけじゃありませんよね。
だって本業があるんでしょ?
だってそれがパラレルキャリアの強みでもあるんでしょ?
そうなんです、本業がある以上、パラレルキャリアがうまくいかなくても路頭に迷う心配はありません。
それだったら経験がないことでもどんどんチャレンジしたらいいと思いませんか?
知らないことに挑戦して可能性の枠を広げていくほうがいいと思いませんか?
副業解禁でパラレルキャリアが主流に?
2016年度中にサラリーマンの副業が原則禁止から原則容認に変更になると政府発表がありました。
2016/12/26日経新聞
正社員の副業 後押し 政府指針、容認に転換 働き方改革 :日本経済新聞
これは働き方改革の一環として、企業が就業規則を定める時に参考にする「モデル就業規則」から副業・兼業禁止規定を削除するというもの。
モデル就業規則が変わったからといって全ての企業がこれにすぐ従うとは考えにくいのが現実ですが、日本社会でも副業容認の流れが大きくなるのは間違いありません。
パラレルキャリア志向は低い?
パラレルキャリアは決して楽してできるものじゃありません。
会社以外の時間すべてを使ってやる必要があり、友達とご飯にいったり遊んだりする時間さえも犠牲にする覚悟が必要です。
中小企業庁(そんなものあったんだ・・・)の発表によると、現在就業している人のうち副業を希望する人の割合は5.7%です。
(PDFが開きます)
兼業・副業を通じた創業・新事業創出に関する研究会説明資料
ただしこれは2012年集計データをもとに出した割合のため、今はもっと増えていることが考えられます。
副業したい人の理由は「収入を増やしたい」「活躍の場を増やしたい」「仕事1つだと生活できない」がトップ3を占めますが、逆に副業したくない理由には触れられていません。
なんとなくですが、時間がないからとか本業以外で働くなんて疲れるだけだとか要するに面倒なんだろうと推測しています。
時間を犠牲にしてまで副業する理由が見つからないのでチャレンジしない人が多いのは考えられることです。
まとめ
別にお金のためだけにパラレルキャリアをオススメするつもりはありません。
四苦八苦するなかで得られるメリットが多いと思うので個人的にはすごくいい働き方だと思っています。
複数の名刺を使い分け、時間管理能力を磨きつつ、安心感と満足感、さらには人脈までも広げることができるパラレルキャリアは今後ますます注目を浴びることになるでしょう!
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