盛大にやらかしてしまった過去、ありますよ

こんにちは、 ゆーすけ()です。

実は前の会社で盛大にやらかしてしまったエピソードがあります。

今回はそれをお届けします。

会社の出張、行先はフィリピン

あれは春から夏にかけてだんだんと暑くなる季節の話。

前に勤めていた会社の取引先がフィリピンに1社あり、フィリピン現地でとあるプロジェクトの完成祝賀会を行うことになりました。

僕が担当していた案件ということもあり、祝賀会のスケジュールや出席者の確認、ホテル部屋割り、席次などなど全て段取りを設定し、当日を迎えることになりました。

祝賀会の中ではプロジェクト責任者同士で記念品の交換が行われるのですが、そこで受け渡しする記念品を僕が日本からスーツケースに入れて持参する予定でした。

準備万端、忘れ物なし

実はこのプロジェクト、過去に何度も実施してきたプロジェクトなんです。

今回の開催場所がフィリピンになっただけで、スケジュール進行については日本で何度も経験したことがありました。

準備ばっちり、スーツケースもOK、チケットもOK。

明日の朝は余裕を持って成田空港に着くように電車の時間も調べて眠りにつきました。

目覚め

そして翌日。

いつも通り目を覚まします。

起きないと、と布団の上で眠気と戦っていると、突然頭の中がクリアになりました。

いや、クリアになったと同時に頭の中がだんだんシビれ始め、一瞬で状況を理解しました。

本来起きるべき時間は朝5時。

時計を見ると朝7時20分。

成田空港からフィリピン向けフライトの出発時刻は朝9時20分。

国際線の場合、遅くても出発時刻の1.5時間~2.0時間前には搭乗手続きをしておく必要があります。

つまり目を覚ました今の瞬間、僕は本来は空港にいなければならなかったのです。

やばいやばいやばいやばいやばいやばいやばい!!!!

完全に遅刻遅刻遅刻遅刻遅刻遅刻遅刻!!!!!!

目覚めた瞬間はまさにこんな感じ。

なんてのんきなことを言ってられません。

仮にこのフライトを逃してしまうとフィリピンでの祝賀会に完全に間に合わなくなります。

いや、仮に僕が間に合わず祝賀会に参加できなくても課長がいるので進行はなんとかなる、うん。

それはまだいいとしても、記念品を僕が持ってるじゃないかぁぁぁ!!!

これがないと祝賀会の大事なイベントが無くなるだけでなく、そのあと上役からどんなお叱りを受けるかわかりません。

原因は二度寝

寝坊した原因はわかっていたのです。

二度寝が原因です。

目覚ましは時間を変えて2回かけていたのですが、1回目の目覚ましを止めた時にあとちょっとイケる・・・と思い眠りに落ち、2回目の目覚ましが聞こえた時には無意識のうちに止めてしまっていたんだと思います。

いつもの会社に行く感覚で目覚ましを止めてしまい、いつもと同じ時間帯に目を覚ましてしまったのが原因です。

タクシーに飛び乗る

布団から飛び起きで5分で着替え、荷物を持って急いで家を飛び出します。

歩道橋を渡って駅前に止まっていたタクシーをつかまえ成田空港まで行ってもらいます。

運転手に所要時間を確認するとだいたい1時間くらいで着くとのこと。

ということは8時40分頃には到着できる、時間ギリギリだけど搭乗には問題ないはずと一安心。

移動するタクシー内で恐る恐る上司に連絡して事情を説明します。

その場で怒鳴られるようなことはありませんでしたが、半ばあきれていたと思います。

あとは運ちゃんに任せて空港に向かうだけ。

髪のセットなどもしないまま家を飛び出したので後部座席でゴソゴソ身支度をしていました。

空港にたどり着かない

僕があせっても仕方ないので残り時間を気にしつつ後部座座席から景色を眺めます。

一時はどうなるかと思ったけどなんとか間に合いそうだ、空港に着いたらダッシュでいくか。

などと考えていたのですが、いくらたっても空港に着きません。

そろそろ到着予定時間になるけど大丈夫かなぁと心配になっていると前からボソッと声が。

「あれぇ、おかしいなぁ」

え!?何そのことば!?

そう、あろうことかこの運ちゃん、道に迷っていたんです!!

慣れないナビを操作しながら道を行ったり来たりしますがどうも自信なさげな様子。

「こっちのはずなんだけどなぁ」

後ろで見ている僕は気が気じゃありません。

飛行機が・・・フィリピンが・・・記念品が・・・

到着予定時刻の8時40分はとっくに過ぎ、刻一刻と飛行機の出発が近づきます。

同時に僕の首が飛ぶ瞬間も刻一刻と近づいてきます。

これはもうダメかもしれない、死んだら楽になるかしら・・・

と弱気になる僕のことなどつゆ知らず、運ちゃんは迷い続けます。

「こっちでいいんだよな、たしか・・・」

空港到着、ダッシュ!

とその時。

成田空港の案内看板が見えてきました!!

時間は9時前。

これならダッシュすればなんとかなるかもしれない!!

と希望を胸にソワソワする僕。

空港について料金を払おうとすると運ちゃんが一言。

「あの・・・料金は半額で結構ですので・・・すいませんでした」

遅くなってしまったことに責任を感じてか、半額の運賃にまけてくれました。

こんなことってあるんだなぁとちょっと感動。

おそらく運ちゃんが自腹で半分もったんじゃないかな。

運ちゃんの協力はここまで。

あとは自分の脚力勝負!

カウンターに駆け込み事情を説明、ブツブツ言われながらも搭乗手続きを済ませます。

何度も何度も頭を下げて係員の冷たい視線に耐え、ゆーすけは空港内をひたすら走ります。

周囲の視線なんて気にしません。

とにかく走るのみ。

よし、このまま行けば出発10分前には機内に乗り込めるはず。

ギリギリ間に合った!

と安心したのもつかの間。

新たな問題が浮上します。

手荷物検査場

それは手荷物検査で起こりました。

荷物をX線検査機に通し、金属探知機を無事通過して後は荷物を受け取って機内にダッシュすればOK!

というタイミングでトラブル発生です。

なんと家を出た時に慌てて手荷物に入れた整髪料のジェルの量が多すぎて機内に持ち込めないというではありませんか!

基本的に液体を機内に持ち込むことはできないけどジェルは少量なら大丈夫らしく、僕が家から持ってきたジェルは最近開封したばかりでたっぷり量があり、規定にひっかかったというわけ。

ジェルを置いていくという選択肢もありましたが、祝賀会に出るのに髪を整えないのはキツイ。

かといってフィリピンで整髪料を買おうにもそんな時間はないし・・・

検査官とあーだこーだやり取りし、小瓶にジェルを移せばその小瓶だけ持ち込み可能という許可をもらいました。

小瓶は空港が用意してくれたのですが、これがまた小さいのなんの。

ジェルなんてせいぜい2回分が入ればいいくらい。

もったいないなぁと感じつつ、手荷物検査場に取り残される開けたばかりのジェルに別れを告げ機内に急ぎます。

思わぬ足止めで10分無駄にし、機内に到着したのは出発予定時刻5分前のこと。

上司や乗客からは白い目で見られつつ、重圧に耐えながら飛行機は飛び立ったのです。

フィリピンには予定通り到着し、嬉しいことに僕の遅刻のことは知られていませんでした。

その後祝賀会は無事に終わり、僕のフィリピン出張は何事もなかったかのように幕を閉じました。

結論:寝坊よくない、朝活しよう

今では朝活が習慣になったので休み日でも朝6時には目を覚ますようになりました。

このおかげで寝坊することがなくなったように感じます。

もう二度との血の気が引く思いはしたくないし、しないと決めてます。

一度習慣を作ってしまえば後はラクなもんです。

早起きすることが自分にとっては当然だという状態までいけばこっちのもんですね。

みなさんも朝からゾッとする体験をするよりも、朝活で頭と体を動かして活動的な日々を過ごしましょう!

ゆーすけ(守屋祐輔)

ゆーすけ(守屋祐輔)

複業サラリーマン

会社員×ブログ×デザイン×講師×投資の5つの働き方・稼ぎ方を実践する複業サラリーマンブロガー ▼複業で立ち上げたご署名ネットではこれまで1,600人以上、11,000点以上の作成実績。TV, ラジオ, 雑誌など出てます。▼経験から学んだノウハウや考え方、自分の人となりがわかる記事をお届けします

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