ブログ設定の1つに “noindex” というものがあります。
ブログの各記事ごとに設定できる機能なんですが、これをONにするとGoogle検索しても該当ページが検索結果に表示されなくなるというもの。
でもnoindexは使い方を間違えると大変なことになってしまいます。
そう、PVが集まっているにも関わらず記事をnoindexにしてしまいPVが激減してしまった僕のようにね。
この記事の目次一覧
noindexでPVが激減した話
ここで紹介するのはダメな例です。
皆さんは間違っても真似しないでくださいね。
noindexの導入
ある日、PVをもっと増やしたいなと思って検索しているとnoindexがオススメ!という情報を目にしました。
低質な記事をnoindexにして検索結果に現れないようにしてブログの価値を高める。
ふんふんなるほど、それは確かに一理ある、と感じた僕は自分のブログの過去記事に目を通します。
そこには目を覆いたくなるような恥ずかしい文章や中身のない記事がたくさんありました。
本来だったらこういう記事はリライトして情報を付け足したり改善することでPVを集めるのが筋なんですが、あまりの量の多さに楽チンなnoindexの方法を採用することにした僕。
タイトルを眺め、この記事はつまらんなと思ったものに片っ端からnoindexを設定していきます。
その数は軽く見積もっても50以上。
ブログ開設から毎日更新しているので、その時で400記事近い数を投稿していたわけですが、400分の50というとけっこうな数です。
noindexにしたからといってブログ価値がすぐに上がるわけではないことは理解しています。
しばらく時間がかかるだろうと思って気長に考え、その日はウキウキしながら作業を終えました。
みるみるうちに低下するPV
noindexを設定して数日後、変化が起こりました。
PVがどんどん低下し始めたのです。
今までわずからながらでも耐えず増加し続けていたPVが急激に下がり、目に見えて変化し始めました。
けっこう多めにnoindexしたしこんなもんかなと思っていましたが、正直内心ヒヤヒヤもんです。
なにせ今までこんな急激なPVの低下は経験したことがなかったんです。
でもまずは膿を出さなければ改善はない!と自分に言い聞かせて事態を静観することにします。
調べてわかった衝撃の事実
PVの下落は続きます。
1週間経っても2週間経っても止まる気配がありません。
僕の当時の月間PVはそろそろ60,000に届こうかという程度。
週間PVでも15,000が妥当な数字だったところ、一気に11,000〜12,000まで低下しました。
このままの計算でいくとさらにPVは下がり、月間PVは3割近くも減ってしまうことになります。
いくらなんでも下がりすぎじゃない?と感じ始めた小心者の僕。
そもそもよく考えもしないうちに勢いで50記事以上もnoindexを設定しまったのはやりすぎたのかと不安になり、今更ながらアナリティクスでPV解析をしました。
noindexにした記事をアナリティクスで調べてみると・・・
なんと、PVが順調に集まっている記事も一緒にnoindex設定していたことに気付いてしまったのです!
ある日を境にPVが急降下して0になってるのが一目瞭然です。
いやぁこりゃ笑うしかないっす、マジで。
僕が目指すブログ運営は飛び抜けてPVを集める記事を書くより、月間1,000PVを取れる記事をたくさん書くことにあります。
つまり300PVも取れているこの記事は、まさにこれから大事に育てなければならない成長途中の金の卵だったわけです。
続々と見つかる設定ミスの記事
この件を皮切りに続々と同じ事例が見つかりました。
この「タリーズコーヒースクールがよかった」という記事や、
こちらの「ジムに行く時のオススメの持ち物」の記事など。
見事なまでにPVが無くなってますよね。
そりゃnoindexにした途端に全体PVが激減するわけです。
ダメな記事をnoindexにしてブログ価値を上げようとしたにも関わらず、読まれている記事(つまり良質な記事)までもnoindexにしてしまい、ブログ価値を下げる行為に拍車をかけていたわけです。
noindexの設定で失敗した原因
この失敗の原因は火を見るより明らかです。
事前によくPVを調べもしないうちに独自の判断でnoindex設定してしまったことにあります。
ちゃんと下調べしていたらアクセスを集めている記事をnoindexにするわけがありません。
中にはちゃんと低質な記事をnoindexしている例もありましたが、いずれにしてもちゃんと調べてなかったのでたまたまうまくいったに過ぎません。
noindex事件からの気付き
今回のトラブルを通じて体感したことがあります。
それは「自分が期待する反応と読者さんの反応は違う」ということです。
僕が下調べをしないままnoindexにした記事は、僕の主観と判断で「この記事はつまらない、読まれているはずがない」と決めつけたものばかり。
ところが実際にはPVを集めている記事もその中にはたくさん含まれていました。
どうせ読まれない低質な記事だろうと僕が決めつけた記事は、実は良質な記事だったというわけです。
もちろんこの逆もあります。
かなり力を入れて書き、「PV上がるだろう!」と期待していた記事にも関わらず、全く読まれないこともよくあります。
面白い記事かどうか決めるのは僕じゃありません。
読者の皆さんが決めることです。
それがPVという数字になって返ってきます。
そのあたりをしっかり分析しておかないとただの自己満足ブログになっちゃうわけですね。
PVの現状
今のPVはというと、一度はnoindexにしてしまった記事も少しずつアクセスが回復し、順調に元の水準に戻りつつあります。
でもちょうどこの記事を投稿する4月13日前後のことですが、またPVの低下がありました。
どうやら最近話題のGoogleフレッドアップデートが影響している模様です。
個人ブログの記事より専門的な権威のある記事を上位に表示させようとするGoogleのSEOアルゴリズム変更のことです。
大御所ブログでさえもかなりPV下落の影響を受けているようで、その足元にも及ばない僕のブログにすると大きいダメージです。
つまり今まで以上にコンテンツに意識をおいて発信する必要が出てきたわけですね。
このあたりは今後も試行錯誤を続けながらやっていきたいと思います。
noindexを設定する時はほどほどに。