こんにちは、ゆーすけ(@yusuke_plmrstn)です。
おかげさまで好評をいただいている「ふとした疑問シリーズ」。
前回は飛行機の中でのクレジット決済に関してご紹介しました。
今回のふとした疑問は喉の渇きについて。
喉の乾きを感じるタイミングでわかりやすいのは激しい運動をした後ですね。
体内の水分が汗で外に出てしまい、体の中で水が不足していると乾きを感じます。
特に炎天下で運動しているとすぐにでも水を飲みたくなりますよね。
でも思い出して欲しいのは濃い味付けの料理。
食事をしている時にあまりにも口の中が塩辛すぎて水を飲んで中和することは十分考えられますが、食べ終わって数時間してもまだ水を飲みたくなる時ってありますよね?
運動後の喉の乾きとは違う種類の乾き。
これって一体どういうことなんでしょうか?
この記事の目次一覧
人体の水分について
人間の体の60%が水分によって構成されています。
ここからわずか2%の水分が失われてしまうだけで人の体は脱水症状になってしまうと言われています。
たったの2%ですよ、2%!?
例えば成人男性で体重60kgの人がいるとします。
このうち60%が水分ですので、60kg x 60%=36kg(リットル) が水分ということになりますね。ジャボジャボですね、はい。
脱水症状は2%が失われると起こるので、60kg x 2%=1.2kg(リットル)の水が体内から無くなってしまうと危険ということになります。
500mlペットボトルの2.4本分しか余裕がありません。
人間は冬場に寝ていてもコップ1杯分の汗をかくといわれています。
これが夏など暑い季節になると朝起きたときには体の水分の多くが失われている状態になっているということ。
こう考えると水分補給がどれだけ大事かわかってきます。
喉の渇きは脳の指示
水分は血液とともに体全体を循環していますが、血液の中に含まれる水分が減少するのはよろしくない現象です。
脳がその状態を感知すると細胞の中に含まれている水分を血液に送るよう指令を出すんだとか。
それと同時に脳は「喉が乾いた」という信号を人間に送り、人間が補給した水分を各細胞に行き渡らせる仕組みになっています。
人の脳のメカニズムは全て解明されていないと言われますが、こうやって見るとスゴイことをやってるんだなぁと感じますよね。
ちなみに喉の乾きを感じるということはすでに体内の水分が不足している状態のことを指すため、普段から乾きを感じる前=喉が乾いてない時でもコマメに水分補給することが大事です。
濃い味付けの料理
では今回のテーマでもある濃い味付けの料理の場合。
血液に含まれる水分量が低下すると脳が指令を出すといいましたが、これは厳密にいうと血液中の水分量ではなく、血液中の塩分濃度の変化を感知しています。
専門用語でいうと、血液中の塩分量によって変化する血漿浸透圧(けっしょうしんとうあつ)を感じ取っています。
水分が少なくなることで血液中の塩分濃度が上がっていると脳が判断し、喉が乾いている!という指令を出すのが原理です。
濃い味付けということは塩分濃度が高い料理ということ。
それが体内に入ると一時的に血液中の塩分濃度が上昇することになります。
すると脳は塩分濃度の上昇=水分不足と認識し、水が足りねぇよということで喉の渇きのサインを送るわけです。
これが原因だったんですねー!
こってりしたラーメン、お寿司、中華料理などを食べた夜は普段以上に喉が乾く経験、誰にでもあると思います。
あれは血液中の塩分濃度が上がっていることから起こる現象だったんですなぁ。
まとめ
今回紹介した喉の渇きは
① 運動をした後の乾き
② 味付けの濃い料理を食べた後の乾き
の2種類だけでしたが、他にも年齢によるもの、ストレスによるもの、さらには糖尿病などの病気の疑いがある場合もあることを知りました。
いつまでたっても喉が乾く場合は医者に相談したほうがいいかもしれませんね。