こんにちは、パラレルブロガーのゆーすけ(@yusuke_plmrstn)です。
今までは
- Macbook Air 2011(11インチ)
- Macbook Pro 2014(13インチ)
の2台を使ってブログ執筆や編集をやっていましたが、作業効率化のために新型Macbook Pro 2017 (13インチ)1台にまとめることにしました。
新しく購入した 新型Macbook Pro 2017 13インチ、タッチバーなしです。
使ってみた正直なレビューをお届けしたいと思います。
この記事の目次一覧
購入した 新型Macbook Pro 2017 13インチのスペック
こちらが今回購入した 新型Macbook Pro 2017のスペックです。
– 新型Macbook Pro 2017 13インチ
– Touch Barなし
– 2.3 GHz Intel Core i5
– メモリ16GB
– SSD512GB
– USキーボード
– スペースグレイ
App Storeでオンライン注文したカスタマイズモデルで、占めて総額約21万円のお買い物です。
決して安い買い物ではありませんが、効率化のためには全然痛くない出費です。
Macbook Pro 2017を使い始めて8ヶ月近くたちますが、一言でいって
「最高やん」
と思ってます。
新型Macbook Pro 2017のいいところレビュー
Macbook Pro 2017を使ってみて感じるいいところはこちら。
新型Macbook Pro 2017は軽くて薄い
ほんとうに軽いです。公称1.37kgですが、カバンに入れてもほとんど苦労しない重さです。
さすがに今までモバイルで使っていた Macbook Air 11インチと比べると約300gほど重くなりますが、これくらいは許容範囲です。
自宅専用機として使っていた Macbook Pro 2014 13インチは2.0kg近くあるので、それと比べるとずいぶんと軽量&コンパクトになったなと思います。
薄さも本当に驚きです。店頭ではじめて Macbook Pro 2017を横から見たときの薄さといったら、あの時の感動は今でも鮮明に覚えています。
タッチバーなしモデルで正解
多くの人が迷うであろうTouch Bar。
僕は無しモデルを選択しました。
やっぱりあまり使い道が見つから無さそうなことと、バッテリーの持ちが変わってくることが理由です。
Touch Barありモデルはバッテリー設計が小さくなってるんですよ?(詳細は読み進めて下さい)
使ってみて思いますが、やっぱりTouch Barは無くても問題ないです。
あれば便利かもしれませんが、無理して使う必要もありません。
だって今までのモデルにはなかった機能ですからね。
スペースグレーの高級感が半端ない
今まではシルバー色にこだわって使ってきた僕ですが、今回からは気分を変えてスペースグレーにしました。
結論、この高級感が半端なくステキ・・・♪
シックで落ち着いたカラーはApple製品らしい気品と知性をかもしだし、オーナーの所有欲を最大限に満足させる色だということが今回わかりました。
思わずMacbook Pro 2017を小脇に抱えてそのまま外出したくなるようなウキウキしてしまう気分です。
iPhoneでもスペースグレー色は販売されていますが、どうしても指紋が目立ってしまうという欠点がありました。
しかしMacbook Proの場合だと指紋がべったり付くような使い方や持ち方はしないはずなので、常にキレイなスペースグレーを保ったまま使えます。
最高です。
第2世代バタフライ構造キーボードは旧型と比較して使いやすい
Macbook Pro 2017 から新たに採用されるようになった第2世代バタフライ構造キーボードはかなり使いやすいです。
今までの Macbook Pro や Macbook Air では次の写真のようにやや厚みのあるキーボードでした。
これでも Windows PCと比べて軽い力で入力できるので本当に打ちやすいと感じていましたが、Macbook Pro 2017で採用された第2世代バタフライ構造キーボードはさらにその上をいく快適な打鍵感があります。
ほんと軽い力でタイピングできるんですよ。
そのため長時間打っていても無駄に力が入らないので指が疲れづらく、売った時のペチペチという音もだんだん快適に聞こえてくるから不思議。
バタフライ構造のキーボードは打鍵音がうるさいというレビューがありますが、これはたしかにあるかも。
僕はもとから静かにタイピングする方ですが、それでもちょっとはうるさくなったかなと感じます。
力強くタイピングする人は余計にペチペチ音が響くと思うので気になる人は要注意ですね。
ただし、実はこの第2世代バタフライ構造キーボード、一般的には評判の悪いキーボードとされています。
キーの隙間にゴミや入り込み、故障が多いというレポートがたくさん上がっているようなんです。
詳細はこの後で紹介しますね。
スピーカーの音がいい
これ、けっこうマジでびっくりしました。
YouTubeでもiTunesでも何でもいいんですがとにかく音楽を流してみて下さい。
音はもちろんスピーカーから流れてくるんですが、「え?この音どこから流れてるの?」と感じるほどにPC全体から音が出ているような、とにかく自然な音なんです。
これは本当に驚きました。
バッテリー持ちは満足
100%フル充電の状態から外で3.5時間使って残り約60%のバッテリー残量になりました。
動画編集など特別重たい作業はしておらず、普通のブラウジングや執筆で使った状態でこれです。
ここから単純に逆算すると「3.5時間:40%消費=8.75時間:100%消費」となり、おおむね満足できる時間かなと思います。
公称は最大10時間ですからね。
Touch Barありモデルのバッテリーが持たない理由
同じMacbook Pro 2017 13インチモデルでもTouch Barが付いたモデルはバッテリー容量が小さく設計されてるの知ってましたか?
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ね、設計の段階からすでに少ないバッテリーが採用されているんです。
理由はかんたんで、バッテリー容量を犠牲にしてTouch Barのスペースが設けられているからです。
同じ13インチにも関わらず Touch Barを無理矢理詰め込むには何かを削る必要があった、それがバッテリーだったということです。
バッテリーがもともと小さい上、Touch Bar表示でさらに電力を使うため、どうしてもTouch Bar無しモデルと比べるとバッテリー持ちが悪くなってしまうんですね。
USB Type-Cポートが2つでも問題なし
これ、最後の最後までポートの数には頭を悩ませました。
一回り大きい15インチモデルは最初から左右に2つずつ、合計4つのUSB Type-Cポートが付いています。
ところが13インチモデルはTouch Barの有り無しでポートの数が変わり、Touch Barが付いているとポート4つ(左右2つずつ)、Touch Bar無しでは左側に2つしかついていません。
こんなところで差別化しやがって・・・と正直Appleを恨みましたが、結局はやはりバッテリーの問題もあるので Touch Barなし(ポート2つ)バージョンを選択しましたが、結果的に僕の使い方だと全く問題ありませんでした。
マルチアダプターを使えばいいんです。
どうせならいろんな機能が付いてるこういうタイプのものがおすすめ。
これ1つあれば自宅で使う分には十分にカバーできます。
よく考えたら外出先で周辺機器をそんな大量に取り付ける場面って少ないんですよね。
なので外出時はこんなタイプのアダプターがあれば大丈夫。
Macbook Pro 2017を家では外部モニターにつなぎ、外に持ち出しても使うという僕のようなタイプの人はこのやり方でいけます。
こっちの「Macbook Pro2017おすすめアクセサリ!これがあれば十分!」でおすすめのアクセサリー一覧をまとめてレビューしています。あわせてどうぞ。
Macbook Pro 2017の惜しいところ
逆にもうちょっと何とかならないかな?と感じる惜しい点は5つ。
【1】トラックパッドはちょっと広すぎるかも?
個人的にトラックパッドはもうちょっと狭くてもいいかなと感じています。
というのもタイピングするとこうやってトラックパッドの右隅と左隅に手のひらが触れてしまうことがあるんですね。
すると急にカーソルの位置が変わって意図してない場所で入力が始まったりします。
理想としてはこんな風に台形になってればいいのかな、いや、やっぱりダサいか?
【2】バッテリーの劣化が気になる
これはけっこう番外編的な要素なんですが、バッテリーを毎回充電することで充放電回数が増加し、バッテリー劣化が進むであろうことを不安に感じています。
どういうことかというと、僕は今まで自宅で使っていたMacbook Pro 2014はバッテリーを「充電」ではなく、ずっと「給電」で使っていました。
その詳しい様子は「Macbook Proのバッテリー劣化対策のやり方はこれだ!」で紹介しているので御覧ください。
いや、それ気にしすぎでしょ?と言われることは百も承知なのですが、どうせならバッテリーは劣化せず長く使いたいじゃないですか?
Macbook Pro 2017はこれが出来ないんですよね。
【3】故障率の高いキーボード
Macbook Pro 2017の第2世代バタフライ構造キーボードは故障が多いキーボードとして有名です。
例えば下の写真を御覧ください。
これはJキーの左側の隙間に白いゴミが付着している様子です。
パソコンってずっと使っているとこういうゴミやホコリって必ず付着するんですよね。
こういうエアーダスターでゴミを吹き飛ばせばいいんですが、知らないうちにキーボードの隙間に入り込んでしまうこともあります。
奥に入ってしまったゴミは掃除することができません。
Apple公式HPによると、このタイプのキーボードの正しい掃除方法は、パソコン本体を縦にしてエアーダスターで全体をスプレーすることです。
ゴミがキーボードの奥に入り込んでキーが反応しなくなったり、押し込んだキーがずっと反応しっぱなしになったり、とにかく不具合が多いんだとか。
幸い僕は購入してから約8ヶ月経過しますが、1度も不具合が出たことはありません。
気になる人はキーボードカバーがおすすめ。
評価の高いmoshiのやつなんか良さそうですね。
でもキーボードカバーを付けると打鍵感が少なからず変化します。
個人的にはカバー無しのほうが圧倒的に打ちやすいし、カバーを付けたままMacbook Pro 2017を閉じた時にディスプレイに汚れが付着するのが嫌なので、キーボードカバー無しのまま使い続けています。
エアーダスターで定期的に掃除すれば大丈夫かなぁと思ってます。
あとパソコンを使いながらできるだけ食べ物は食べないよう心がけています。
食べかすがキーボードの隙間から侵入して故障なんてことは避けたいので、食べ物関連は十分な注意が必要です。
【4】外部ストレージを認識しないことがある
(※この内容はPCによって個体差があります)
外付けHDDを接続してもたまに認識しないことがあるんです。
その時は外付けHDD側の故障を疑っていたんですが、他のパソコンに繋ぐとちゃんと反応するし、アダプターもちゃんと反応するので、どうやらMacbook Pro 2017本体そのものに原因があることがわかってきました。
その証拠に、外付けHDDを認識しなくなった時にNVRAMリセットを実行すると、次からちゃんの認識するようになるんです。
NVRAMというのはMacに記録されている音量やマウス設定などの記憶領域のことで、外付けデバイスの情報もここに蓄えられているようなんです。
NVRAMリセットの詳しいやり方を紹介しているので、外付けHDDを認識してくれなくなった人はぜひ試してみてください。
【5】AirDropが使えないことがある
(※この内容はPCによって個体差があります)
AirDropはMac, iPhone, iPadなどのAppleデバイスの間で写真や動画データを高速で無線交換できる超便利な機能のことです。
ところが僕が使うMacbook Pro 2017はAirDropが使えなくなることがあります。
AirDropが使えない時の解決方法でも色々な対策を紹介しているんですが、これも結局NVRAMリセットするはめになっちゃいます。
一度NVRAMリセットすれば2週間くらいはAirDropが使えますが、いつの間にか再びAirDropが反応しなくなっちゃいます。
新型Macbook Pro 2017は総じておすすめ
Apple製品が好きな僕ですが、別にMacbook Pro 2017をひいき目で言ってるわけでもなく、Macbook Pro 2017は満足できる買い物だと思っています。
今まで自宅と外で2台の Mac PCを使い分けていたためデータのやり取りや設定変更などでちょっと手間に感じるシーンがあったのですが、1台にすべて集約することでその時間を節約できます。
パワーアップしたCPUにより完全なストレスフリーの作業環境になり、第2世代バタフライ構造キーボードはいつまでもタイピングしていたくなるような快適な打鍵感をもたらしてくれます。
やはり仕事道具、特にPCにおいてはケチケチすることなくガッツリ投資して生産性を高めることが重要だと改めて感じています。
使っている時の不満点は、最後に紹介した外付けHDDを認識しなくなること、そしてAirDropが使えなくなることです。
NVRAMリセットすれば問題解決なんですが、それも一時的な対処にしかならず、忘れた頃にまたNVRAMリセットしないといけないのは正直面倒です。
すでに新型Macbook Pro 2016を持っている人が改めて2017年バージョンに買い換える必要はありませんが、それよりも昔のMacbook ProやMacbook Airなどを使っていて不満を感じている人は、ぜひとも新型Macbook Pro 2017をおすすめします。