ラッキーバンクに行政処分!X社とのズブズブな関係




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ゆーすけ(守屋祐輔)

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こんにちは、パラレルブロガーのゆーすけ()です。

僕がソーシャルレンディング投資先の1つとして利用しているラッキーバンクで行政処分が下されるニュースが駆け巡っています。

ラッキーバンク・インベストメント株式会社に対する検査結果に基づく勧告について:証券取引等監視委員会

文章が長いので概要をまとめます。

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ラッキーバンクの行政処分

↑のリンク先は証券取引等監査委員会の勧告内容ですが、内容が長く、パッと見ても理解しづらいので簡単に要約してみます。

今回の問題点とされているのは次の2つです。

①ラッキーバンクがX社に対して適切な審査をすることなく貸し出ししていた

②対外的に公表できない不動産価格をウェブサイトで掲載して募集していた

適切な審査をすることなく貸し出ししていた

X社というのはラッキーバンク田中社長の親族が経営する不動産会社のことで、社長を含む取締役全員がX社での不動産事業会議に参加して進捗状況等の報告を受けていたようです。

平成28年4月から平成29年2月までは内部管理責任者である取締役がX社の不動産事業部に兼務するなど、ラッキーバンクとX社は密接な関係がありました。

ラッキーバンクがX社への貸付ファンドを募集する際、「借入申込者(X社)の信用力を厳密に評価し、決算書や事業計画書、収支計画書などに基づき融資の可否を判断する」としていたのものの、純利益や純資産が水増しされていたにも関わらずこれを看過

さらにX社が手がける複数の不動産事業について、事業期間が延長になってX社が売却資金を得られない、つまりラッキーバンクから借入している資金を返済することが困難な状況になっていることをラッキーバンクが知りつつ、その後もX社を貸付対象先とするファンド募集を継続している(していた?)とのことです。

対外的に公表できない不動産価格で募集していた

ラッキーバンクはX社が保有する不動産に担保を設定してファンドを募集していました。

その不動産は「不動産価格調査報告書」と呼ばれる第三者による報告書で適切な価値があるかを判断し、それを募集ページに掲載していました。

Luckyex

(↑はラッキーバンクHPに掲載されている調査報告書のサンプル)

しかしX社不動産に対する同報告書は正式な不動産鑑定評価を行った上で作成されておらず、対外的に公表できない不動産価格をウェブサイト上に掲載し、ファンド出資持分の募集を行っていたとのこと。

これら2点が金融商品取引法に抵触し、今回の行政処分騒動につながっているというわけです。

やはり業者リスクがポイントか

ソーシャルレンディングにおけるリスクは2つ。

1つは貸付先企業の貸し倒れなどによるリスク。

もう1つはソーシャルレンディング業者のリスク。

今回のケースは2つ目の業者リスクに該当することです。

業者(ラッキーバンク)そのものの財務体制というよりも経営体制と認識の甘さからくる業者リスクといえるでしょう。

ラッキーバンク社のコメントが待たれる

2月20日、ラッキーバンク社からHPで次のようなコメントが出されました。

証券取引等監視委員会の勧告について

本日、証券取引等監視委員会から当社に対する検査結果に基づき、内閣総理大臣及び金融庁長官に対して、行政処分を行うよう勧告したとの発表がありました。

今般の事態に至ったことにより、お客さまをはじめ、関係の皆様に多大なご心配をおかけしましたことを、深くお詫び申し上げます。

弊社は、今般の検査結果を踏まえ、改善策を策定・実施し、皆さまからの信頼向上に向け、全役職員一丸となって取り組んでまいります。

また、本件詳細につきましては、今後改めてご説明させていただく予定です。

何卒よろしくお願い申し上げます。

以 上

X社の財務諸表が水増しされていたことは証券取引等監査委員会の勧告内容では「看過」と表現されているので、ラッキーバンク社長ならびに幹部は事実を知りつつも見て見ぬふりをしていたことになります。

またX社が事実上返済困難だと知りつつその後もファンド募集していたことは明らかに問題です。

我々個人投資家からすると担保付きファンドはファンド信用力を高める要因にもなることから、それらの適正な判断を惑わせる虚偽の不動産価格調査報告書は命取りになるとも言えます。

勧告内容に記されている情報はやや古いのですが、「平成29年8月末現在、償還期限が到来していないファンドは、185本、出資金約62億円」とのことです。

そこから現在に至るまでラッキーバンクがX社に対するファンドを募集していたかどうか、未償還ファンドは返済されるかどうか、その他ファンドに影響があるかどうかなど、詳細は一切伏せられたままです。

ラッキーバンクへの業務改善命令

3月2日、証券取引等監視委員会はラッキーバンクに対し、次の通り業務改善命令を下しました。

(1)全顧客に対して、今回の行政処分に至った経緯及び事実関係を正確かつ適切に説明し、説明結果を報告すること

(2)今般の法令違反及び投資者保護上問題のある業務運営について、発生原因を究明し、改善対応策を策定するとともに実行すること

(3)責任の所在を明確にするとともに、貴社のファンド募集の貸付先審査等にかかる金融商品取引業者として必要な内部管理態勢を再構築すること

(4)顧客からの問い合わせ等に対しては、誠実かつ適切に対応するとともに、投資者間の公平性に配慮しつつ、投資者保護に万全の措置を講ずること

(5)上記の対応及び実施状況について、平成30年4月2日までに書面で報告するとともに、以降、そのすべてが完了するまでの間、随時書面で報告すること

事の経緯を顧客に説明し、原因を究明し、しっかり業務しなさいよという内容です。

業務停止など重い処分にならずにすんだことは一安心なようにも見えますが、果たしてこのまま静かに収まってくれるのでしょうか。

そもそも返済の見込みがないX社への貸付は大丈夫なんでしょうかね。

ラッキーバンク社からの詳細な説明が待たれます。

2018年3月9日、行政処分から初めての配当日を迎えましたが、無事配当がありました。

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ソーシャルレンディングへの冷や水となるか

まだまだ知名度が低いソーシャルレンディング。

一方で投資関連の書籍やテレビ番組で時々取り上げられることもあり、興味を示し始める人が増える頃かもしれません。

そんな時に今回のような行政処分騒動があると、これから盛り上がろうかとしているソーシャルレンディング投資においても冷や水を浴びせることになるかもしれません。

ソーシャルレンディングにおける真のリスクは業者リスクだと考えています。

業界が盛り上がれば盛り上がるほど、実態のわからない怪しい業者が介入してくることも考えられるので、そういう意味では抑止力にもなるんでしょうかね。

ラッキーバンク行政処分に関する続報があり次第、順次紹介していきます。

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