こんにちは、ゆーすけ(@yusuke_plmrstn)です。
飛行機に乗って移動していた時の話。
空港を飛び立ちベルト着用サインも消えて一息ついた頃でした。
あのCAさんキレイだな〜なんて考えていたら機内販売で購入する人がいました。
機内でしか買えない限定品もあるので好きな人は買うんだろうなぁなんて思っていたら、その人がクレジットカードをCAさんに渡しその場で決済していました。
何気ない光景ですが、ふと疑問が湧いてきます。
「あれ、カード決済ってオンラインでカード会社に情報確認してるはずなのに上空からでも決済できるの??」
機内では通信用の電波を発する機械の使用は禁止されているはず。
それなのにCAさんは決済端末を使っています。
その端末だけ特別仕様なのか、それともカードに何か仕掛けがあるのか、疑問に思ったので調べてみました。
この記事の目次一覧
カード決済の仕組み
クレジットカードの仕組みは次のようになっています。
(出典:クレハック)
お店でクレジットカードを使うとサービスを購入できますが、その時の代金は一時的にカード会社がお店に立て替え払いしています。
そして1ヶ月か2ヶ月してからカード会社からカード利用者に対して代金の請求が来る仕組みです。
お店はカード会社に対して手数料を支払う必要があるため、お店にとっては何もメリットが無さそうに見えるクレジットカードですが、お客さんにとっては支払いを簡単に済ませることができ、さらにポイント還元でお得に使えるため結果的に利用者の増加につながるわけですね。
店頭でクレジットカードを使うと機械に通してオンライン上でカード会社に情報確認をして利用可否を決めます。
つまりネットワークでつながっている必要があるわけですが、飛行機の中ではその類のネットワークは使えないはず。
いったいどうやって決済しているんでしょうか?
仮説
自分なりに色々と仮説を立ててみました。
決済端末が特別仕様?
CAさんが持っている決済端末。
お店でも見ることができる普通の端末ですが、あれに仕組みがあるのでは?
例えば端末内に利用者情報が全て入っていてオンラインにつながなくても決済できてしまう?
でもそれにしては大きさも普通だし、そんな個人情報がギッシリ入った端末を気軽に持ち出せるわけがありません。
カードが特別仕様?
端末でないとすればカード自体に仕組みがあるのでは?
機内販売でしか使えない専用のカードだとすれば、たとえばカード自体にチャージしておくことで支払いができます。
でもそれだとsuicaなどと同じことになり、わざわざクレジット決済と銘打つ意味がありません。
そもそも支払いをしてない?
もしかして機内販売を利用している人は特別なお金持ちの人ばかりで支払いをしてないのでは?
いや、常識的に考えてそんなはずはないし、機内販売は誰でも使えるサービスなので支払い無しなんてことはありません。
公式HPでの解説
色々調べてみると、なんとその答えは公式HPでちゃんと解説されていることがわかりました。
こちらはANAのHPです。
一部内容を抜粋します。
・クレジットカード会社からの要請により、クレジットカード(ANAカードを除く)にて高額のお支払いをいただくお客様につきましては、パスポート等による本人確認をさせていただく場合がございますのでご了承ください。
・クレジットカードでのお支払いの場合、着陸後に再度当該クレジットカードの有効性を地上にて確認させていただく場合がございますのでご了承ください。
引用 – ANA HP
機内販売でのカード決済は利用限度額が決められていて、場合によっては着陸後にカードの有効性を確認することがあるということです。
なるほど、つまり機内ではやはり端末はオンラインにつながってなく、 利用制限をかけて機内販売していたというのが今回の答えですね。
機内販売ではカードのオンラインチェックができないことを利用した決済詐欺が一時期はやったことがあるようで、その対策として航空会社はいろいろな策を講じているようですな。
まとめ
何気ない日常のワンシーンから生まれた今回の疑問。
カード決済について1つかしこくなりました。
いつもの見慣れた景色でも見かたを変えるのって大事ですね。
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