こんにちは、ゆーすけ(@yusuke_plmrstn)です。
僕の好きな食べ物の中にラーメンがありますが、東京都神田にある鬼金棒(きかんぼう)の味噌ラーメンが世界で一番おいしい味噌ラーメンだと思っています。
ネーミングからも想像がつくように、かなり独特なセンスを持ったラーメン店です。
その特徴はズバリ『辛さ』と『シビレ』にあります。
過去30回以上は確実に通ったであろう鬼金棒の激ウマ味噌ラーメンについて語りたいと思います。
この記事の目次一覧
鬼金棒 神田店
舞台となる鬼金棒。
僕が通うのは神田にある店舗です。
どうでしょう、この堂々とした店構え。
そもそも鬼金棒(きかんぼう)なんて一見さんが読めるはずありません。
僕も最初の頃は『おにかなぼう』って読んでました。
その名の通り、店内の至る所に鬼をモチーフにした飾り付けが施されていて、気分はまるで地獄で食事をしているかのような雰囲気です。
目の前の調理場からは野菜を炒める時の炎が地獄さながらの様子を演出しています。
鬼金棒のカラシビ味噌ラーメン
鬼金棒を代表するラーメンは『カラシビ味噌ラーメン』です。
カラシビとは何ぞや?と思うでしょうが、『カラ=辛さ』『シビ=シビレ』を意味しています。
そう、鬼金棒の味噌ラーメンは唐辛子の辛さと山椒のシビレを同時に味わうことができるのが一番の特徴なんです。
辛さとシビレはラーメンを注文するときにお好みで選ぶことができます。
抜き〜増しまでは無料で調整できますが、鬼増しと呼ばれる最高レベルはそれぞれ100円の割増料金がかかります。
今でこそ辛さに加えて山椒を効かせたラーメンや食べ物が多く聞かれるようになりましたが、鬼金棒のカラシビ味噌ラーメンはそのパイオニア的存在ともいえます。
鬼金棒神田店は開店直後でない限り、いつ行ってもだいたい行列が出来ています。
30分前後は並ぶであろうことを覚悟しておきましょう。
カラシビ味噌ラーメン
こいつが噂のカラシビ味噌ラーメンです。
モヤシ増し(有料)、辛さ普通のシビレ増しで注文しました。
僕がいつも食べるのは辛さ普通のシビレ増しです。
これ以上辛くしてしまうと舌がヒリヒリ痛むだけで、肝心の味がわからなくなってしまいます。
山椒のシビレはちょっと物足りないかな?と思いつつ、適度なシビレ感を楽しむことができるレベルです。
↑ この写真は過去に辛さ増しで注文した様子。
明らかに赤色が増えていることがわかります。
程よい辛さが好きな人は『辛さ普通』が一番食べやすいはず。
麺は中太でスープによく絡みます。
唐辛子の辛さは知っていても、山椒のシビレも一緒に楽しめるラーメンというのは未知の感覚かもしれません。
一口食べると口の中に山椒独特の香りがふわりと広がり、数口食べるとだんだん舌先がシビレてくるのがわかるでしょう。
個人的におすすめな食べ方として、ラーメンを食べ終えるまで水を口にしないことです。
山椒で舌の感覚が麻痺した状態で水を飲むとあら不思議。
ただの水が砂糖水のように甘く感じるんです!
この摩訶不思議な体験をぜひとも味わってもらいたいと思います。
辛さ抜き、シビレ抜きでも楽しめる鬼金棒
鬼金棒のラーメンは味噌ラーメンがベースです。
そこに辛さとシビレのトッピングがプラスされ、鬼金棒独自のセールスポイントとして売っているわけ。
ところが鬼金棒の味噌ラーメンは『辛さ抜き、シビレ抜き』で余計なトッピングを抜いた純粋な味噌ラーメンとしても非常にレベルの高い一杯といえます。
濃厚でコクのある味噌スープは今まで食べてきたどんな味噌ラーメンよりもおいしく、食べる者を魅了する味わいがあります。
厚さがあり、ホロリと崩れるチャーシューにシャキシャキのモヤシ、さらにヤングコーンのコリッとした食感は一度食べると必ず病みつきになります。
いわゆる『抜き抜き(怪しい言葉じゃありません、念のため』で注文するお客さんは少ないかもしれませんが、ぜひ試してほしいオススメの食べ方です。
鬼金棒のカラシビ味噌ラーメンは白ご飯と一緒に。
カラシビ味噌ラーメンはぜひ白ご飯(半ライスもあり)も一緒に注文してほしいラーメンです。
カラシビ味噌ラーメンが濃厚な味付けをしているため、白ご飯がよくマッチします。
ラーメンを大盛にするくらいであれば、そのお金で白ご飯を一緒に注文したほうが幸せになれます(個人的感想)。
僕も最初の頃はラーメンと白ご飯の組み合わせには抵抗がありましたが、鬼金棒のカラシビ味噌ラーメンと一緒であればおいしくいただけます。
シビレの鬼増し(有料)は後悔するのでオススメしない
鬼金棒に30回以上は通っている僕はいつも『辛さ普通、シビレ増し』で注文していました。
辛さは十分満足ですが、ここは100円払ってさらにレベルの高いシビレ鬼増しを注文してみることにしました。
なんでしょう、人って辛さとかシビレを一度経験してしまうとバカになってしまい、どんどん強度を上げていってしまうものなんですね・・・。
僕としたことが、シビレ鬼増しの写真を撮り忘れてしまったのでネットで拝借してきました。
どうです、表面を覆い尽くさんばかりの茶色い山椒、山椒、山椒!
これが鬼増しです。
ラーメンが目の前に届いた瞬間から山椒の強い香りが漂います。
鬼増しを注文すると容器が黒色で運ばれてきます。
力強さを感じさせますよね・・・。
さて、かねてから楽しみにしていたシビレ鬼増しですが、ぜひ興味がある人は試してほしいと思う一方で、僕は今後シビレ鬼増しを注文することはないと思うことをここにお伝えしておきます。
舌、口、くちびるが麻痺する
従来の『シビレ増し』から格段にレベルアップしたシビレが襲いかかります。
食べ始めて2口目には『シビレ増し』を完食した時に感じる、舌先がピリピリとシビレるレベルにあっという間に到達します。
3口目以降から舌先から中央、そして舌全体に広がり、舌だけでは足りなくなって口の中全体がシビレ始めます。
半分を食べる頃にはくちびるにまでシビレが伝染し、まるで微弱な電流が絶えず口の中に流れ続けているかのよう。
炭酸の泡をもっと小さくしたものが口の中のあらゆる箇所でずっと弾け続けている感覚というとわかりやすいでしょう。
ラーメンの味がわからない
先にも書いたように、僕は辛さとシビレを完全に抜いた状態でも鬼金棒のラーメンは大好きです。
辛さとシビレを楽しむ一方で、ラーメンそのものの味も楽しむために鬼金棒に通っています。
ところがシビレ鬼増しをすると味覚が一時的に破壊されてしまうため、ラーメンの味すらわからなくなります。
純粋にラーメンの味を楽しみたい人に鬼増しはオススメできません。
香草が苦手な人は気分が悪くなる
山椒が大量に集まるとかなり強い香りを放ちます。
シビレ増しまでの山椒は『いい香り』で済みましたが、鬼増しレベルで山椒が集まるといい香りを通り越して気分が悪いレベルです。
僕はパクチーやセロリなど、独特な香りを持つ香草が苦手です。
無理したら水で流し込むことはできますが、自分から食べることはまずありません。
僕と同じように香草が苦手な人だと、大量の山椒が降り掛かった鬼増しの香りはキツイかもしれません。
水を飲んだ時の甘さはカスタードクリーム級
カラシビ味噌ラーメンの楽しみ方は、ラーメンを完食した後の水です。
シビレ増しでは砂糖水のような甘さを感じて不思議〜♪と紹介しましたが、シビレ鬼増しで完全に口の中が麻痺した状態で飲む水は、砂糖水など軽く通り越し、まるでカスタードクリームを食べているかのような濃厚な甘みを感じます。
シビレが口全体に広がっているため、カスタードクリームのようにまろやかでコクのある甘みが広がります。
ところがあくまでも水は水。
甘みだけが残り、香りはゼロというなんとも不思議な感覚に包まれます。
一度は行きたい鬼金棒
鬼増しは興味がある人はぜひ試してみて下さい。
僕はなんとか完食しましたが、やっぱりシビレ増しのレベルで今後も楽しみたいと思っています。
鬼金棒のカラシビ味噌ラーメンには中毒性があります。
こうやって記事を書いている間にもすでに鬼金棒に行きたい願望が沸々と沸き起こっています。
行列で待たされることはほぼ必至なので、時間に余裕を持って行きたいですね。
鬼金棒(きかんぼう)神田店
[月~土・祝]
11:00~21:30(L.O)
[日]
11:00~16:00(L.O)
東京都千代田区鍛冶町2-10-9