こんにちは、パラレルブロガーのゆーすけ(@yusuke_plmrstn)です。
僕の両親は2017年に2人とも還暦を迎えました。
子どもとして両親が健康に還暦を迎えるというのはなんとも嬉しいことですが、そうなるとなにか還暦のお祝いをしたくなります。
せっかくの機会だし物をプレゼントするよりも思い出に残る旅行をプレゼントしようと考え、日本でも指折りの秘湯に数えられる九州の黒川温泉に招待しました。
ここが想像以上に秘境っぽさがあり、ロケーション良し、落ち着いた和の雰囲気良し、お湯良し、料理良し、宿良しとまさにいいこと尽くめの還暦お祝い旅行となりました。
今回お世話になったのは黒川温泉の中でも高級旅館として知られる「野の花」さん。
その魅力とともに旅の様子を余すこと無くお伝えしたいと思います!
この記事の目次一覧
野の花
野の花は熊本県阿蘇郡の黒川温泉にある昔ながらの有名旅館です。
数ある温泉旅館の中でも高評価を集めるとにかく趣たっぷりの旅館です。
ホームページも味のあるデザインを採用されているので眺めているだけでも楽しめます。
予約する時はこちらの楽天トラベルのようなサイトを経由したほうがポイントが貯まってお得です。
野の花
住所:熊本県阿蘇郡南小国町満願寺6375-2
電話:0967-44-0595
黒川温泉 野の花の施設
野の花へのアクセスは車が必須。
無事に到着すると旅館の方が出迎えてくれました。
野の花の外観
それにしてもこの佇まい、雰囲気たっぷりです!
人里離れた山奥にひっそりとある旅館。
しっとりと雨に濡れて静けさを演出する雰囲気。
喧騒を離れた落ち着いた場所ですね。
野の花のエントランス
入り口を入るとこれまた落ち着いた雰囲気のエントランス。
和テイストが溢れ出ます。
ここでもゆっくり落ち着けるよう空間美が広がりますね。
旅の疲れを癒やしてくれるお出迎えをしてくれました。
野の花の個室
野の花で用意されている部屋はすべて離れの個室となっています。
各部屋には内風呂が備わっているので24時間いつでも好きなタイミングで温泉を楽しむことができるのが大きな特徴。
今回利用したのは「紫苑(しおん)」というお部屋。
全員で5人の訪問だったので広めの部屋を用意していただきました。
これがまた広くてキレイで最高に落ち着けるお部屋でした。
ゆっくり座ることができる座椅子やマッサージチェア、豪華な内装などどれをとっても一級品ばかり。
肝心の内風呂も木々に囲まれてゆっくり過ごせる安らぎの空間でした。
野の花の食事(夕食)
楽しみの1つといえばやっぱりお食事は欠かせません。
野の花ではプランによって食事を選ぶことができ、今回は高級肥後牛のしゃぶしゃぶとうまか赤鶏のすき焼きをチョイス。
しゃぶしゃぶは肉が溶けるという表現がまさにピッタリなくらいに柔らかく、とはいってもしつこくなく、何枚でもぺろりいけてしまう美味しさ。
すき焼きの赤鶏は身が引き締まって弾力がありプリプリの鶏肉を楽しむことができました。
さらに自家栽培しているという野菜。
これがまたシャキシャキで本当においしい!
今まで食べてきた生野菜の中でもここまでおいしいと感じた野菜はなかったほどに感動しました。
これなら普段野菜をあまり食べない自分でも延々と食べ続けられるんじゃないかと思えるほどにおいしかったです。
他にもあぶらがたっぷり乗った馬刺しやナスのおひたし、お刺身など至れり尽くせりの豪華料理の数々。
食事は宿泊する紫苑とは別に用意された個室でいただきます。
時間が来ると宿泊部屋に電話があり、別室に移動したらすべて準備された状態で待っていてくれます。
夕食の時間帯は都合に合わせて18時スタート、18時半スタートを選ぶことができるので柔軟に対応してもらえます。
締めはブリュレをいただきました(これもいくつかの中から選択できます)。
写真で紹介しているのは料理の一例で、全体のボリュームは相当なもの。
ちゃんとお腹を空かせていかないとせっかくの料理を残してしまうことになるので注意が必要です。
そして忘れちゃいけない還暦のお祝いケーキ。
ケーキを最後に出してもらったのですが、さすがに全員満腹で誰も手をつけることができなかったので部屋に持ち帰って翌朝いただきました。
野の花の食事(朝食)
夕食が豪華であれば当然朝食も期待しますよね。
はい、野の花さんもちろんそこは期待通りに応えてくれます。
どうです、朝からこのボリューム!
器1つ1つにこだわりがあり、どれを見てもかわいらしいものばかり。
味付けは朝でもさっぱりいけるように薄味ですが、これまたボリューミーな食事です。
昨夜の肥後牛の高級しゃぶしゃぶ肉を出された時、「もし食べきれない場合は翌朝の朝食で煮付けさせていただきます」と言われていました。
しゃぶしゃぶで頂いても十分に美味しいお肉だったんですが、煮物にも興味があった僕達。
あえて肉を残して朝食用に調理してもらったのがこちら。
こんなのお店で食べたら何千円もするんだろうなぁと思えるくらいにおいしい煮物です。
朝から大満足な朝食でした。
野の花と雨の組み合わせが最高
宿泊した朝はあいにくの雨でしたが、野の花と雨が一緒になるとしっとり落ち着いた緑がいい味を出してくれます。
庭にはキレイな苔が広がっているので、雨に濡れた緑が深みを増し、より鮮やかにより彩りが良い景色を楽しむことができます。
朝起きて個室の玄関を出るとさりげなく用意されている傘がまたなんともおしゃれでした。
黒川温泉「野の花」の楽しみ方
ここで個人的な感想としてどういう人が野の花には向いているかをご紹介します。
野の花に向いている人
- とにかくゆっくりした人
- 温泉よりも施設や全体の雰囲気を楽しめる人
- 多少お値段が上がっても許容できる人
- 買い物は二の次でもいい人
野の花に向いてない人
- 温泉街の賑やかさを満喫したい人
- たくさんの種類のお湯に浸かりたい人
- 黒川温泉の中でも安く抑えたい人
黒川温泉のお土産を買うにはちょっと不便な場所
野の花は黒川温泉の中でも中心街から少し離れた奥黒川という場所に位置しています。
中心街とはいわゆる買い物や遊びを楽しむことができる温泉街を意味しています。
野の花から中心街までは車で約5分〜10分の位置にあり、徒歩移動はちょっと無理。
そのため気軽に買い物というわけにはいきません。
温泉の数よりも全体の雰囲気重視
野の花は各部屋に用意された内風呂のほか、総檜造りの内風呂と露天風呂があるのみ。
たくさんのお湯の種類がないので温泉そのものを楽しみたい人にとっては物足らずな感じがあるでしょう。
立ち寄り湯を利用しづらい、が逆にそれがいい
黒川温泉は立ち寄り湯といって、各旅館の温泉だけ利用することができるサービスがあります。
これはこれで便利なサービスなんですが、要するに宿泊客以外のお客さんが大勢押しかけることを意味します。
野の花でも立ち寄り湯のサービスは提供していますが、場所が離れていることもあってそれほど混雑することがありません。
平日ともなると立ち寄り湯の利用客はほとんどいないんじゃないかな?くらいのレベルです。
これが喧噪を離れた特別感を生み出す秘訣なのかもしれませんね。
ある程度のお値段は必要
黒川温泉旅館のお値段相場はピンきりですが大体1万3千円〜4千円(1人あたま)じゃないでしょうか。
野の花はそれの約2倍ほどの金額になります。
やはり何かのお祝い事など特別な機会に相応しい旅館かもしれませんね。
黒川温泉「野の花」おすすめです
何から何まで大満足な野の花はもちろん星5つです。
一緒に行った両親も祖母も妹も想像していた以上のサービスの良さと雰囲気にかなり満足した様子で、準備したこっちとしてもやってよかったなと思える瞬間でした。
東京から黒川温泉(熊本)となると移動が大変ですが、移動時間とコストを考えても絶対に損はせず、むしろもっと早くやっておけばよかったと思える思い出に残る旅行になることは間違いありません。
黒川温泉にはたくさんの旅館があるので色々見て回るのもいいですが、ゆっくり落ち着いた雰囲気の黒川温泉を心ゆくまで楽しみたいという人にはぜひとも野の花をオススメしたいです。
予約は楽天トラベルからどうぞ!
野の花
住所:熊本県阿蘇郡南小国町満願寺6375-2
電話:0967-44-0595