こんにちは、ゆーすけ(@yusuke_plmrstn)です。
テレビ番組に取り上げられるほど熱狂的な人気を集めた人狼(じんろう)ゲーム。みなさんはプレイしたことはありますか?
さっきまで仲間だと思っていた人が実は敵だった!
逆に敵だと思っていた人がずっと自分を守ってくれる存在だった!
などなど、人間関係にも影響を与えるかもしれない人狼ゲームですが、実は僕のハマっていた1人でした。
人狼ゲームは嘘をついて相手をダマすゲームと認識している人がいるかもしれませんが、実はコミュニケーション力を鍛える最高のツールだということはあまり知られていません。
この記事の目次一覧
人狼ゲームとは
人狼ゲームを知らない人のために簡単な解説を。
人狼ゲームとは参加者が村人陣営と狼陣営に分かれ、話し合いのみでお互いの正体をさぐりあう会話型ゲームのことをいいます。
人の姿に化けている狼(人狼)は一見すると村人となんら変わりはありませんが、夜になると正体をあらわし村人を1人ずつ食べてしまいます。人狼は村を壊滅させるとゲームに勝利します。
一方の村人たちの目的は人狼を村から一匹残らず追い出すこと。
全員で話し合いをした後に人狼だと思われる人を1人決め、村から追放することができます。
最終的に見事人狼を全部おっぱらうことができれば村人の勝利となります。
もともとはロシア発祥のマフィアというゲームがベースになっているといわれる人狼ゲーム。
その後さまざまなルールが加えられ形をかえつつ今に至ります。
人狼ゲームはテレビで爆発的な人気に!
もともとゲーム愛好家の間で人気があった人狼ゲームでしたが、フジテレビの番組「人狼〜嘘つきは誰だ?〜」で爆発的に大ヒットすることになります。
芸能人たちが真剣に話し合いをしてお互いをダマシたり裏切られたりしながら進めるゲーム展開は視聴者を釘付けにし、人狼ゲームが一気に普及することになりました。
各地で人狼大会や人狼ゲームに特化した会社が誕生するなどブームはますます拡大します。
ゲームを主催するところによってオリジナルルールが存在しますが、村から狼を追い出す基本的なコンセプトはどこも同じです。
人狼の代表的な役職
村人の中には特殊な力を持った役職と呼ばれる人が存在しています。
話し合いで人狼(と思われる人物)を追放することしか村人はできませんが、役職がいることでゲームを有利に進めることが出来る重要な役割です。
開催されるルールによって呼び方や能力は様々ですが、ここでは株式会社人狼が販売している「うそつき人狼」をベースにして代表的な役職を紹介します。
預言者(占い師)
まずは預言者(占い師)。ゲームによって呼び方はいろいろありますが、彼らの特殊能力は夜のターンに1人指名すると「その人が人狼か人狼でないか」を知ることができます。
うまく人狼を見つけ出すことができれば村人側にとってかなり有利に動くことになりますが、果たして自分が本当に預言者(占い師)だと信じてもらえるでしょうか?また、その占い結果を全員に信じ込ませて人狼を追放するところまでもっていけるでしょうか?腕の見せ所ですね。
霊媒師
続いて霊媒師。彼らの力は「直近で追放された人が人狼だったか、人狼でなかったか」を知ることができます。
ちゃんと人狼を追い出すことができていれば村人の勝利に向けて一歩前進ですが、間違って仲間を追放していた可能性もあります。
ボディガード
ボディガードは村人1人を人狼の襲撃から守ることができます。
もしボディガードが指名した人(守る人)が人狼の攻撃対象になっていた場合、村人は食べられません。
ボディガードの予想があたり、うまく村人を守ることができれば村人側の勝利に近づくことになります。
勇者
勇者は村のヒーローです。先ほどのボディガードがさらに強くなった役職で、指名した1人を人狼の襲撃から守りつつ自分自身が人狼に襲われても食べられることがありません。
ボディガードの場合は自分自身を守ることができず人狼に指名されると襲撃されてしまいますが、勇者はその点が強化されています。
実はこの勇者、うそつき人狼を買っても同梱されていない特別な役職です。とある人狼イベントに参加した時に見事優勝してその時の景品としてもらった特別なカードです。
しかし勇者がいると村人側がかなり強くなってしまいゲームバランスが崩れる可能性があるため、使う場面は慎重に選ぶ必要があります。
人狼は人をダマすゲームではない
テレビ番組のサブタイトルでは「嘘つきは誰だ?」といわれ、先ほど紹介したカードでも「うそつき人狼」と呼ばれるほど、人狼=嘘をつくゲーム=人をダマすゲームとして認識されていることがあります。
が、人狼ゲームは決して人をダマすゲームではなく、いかに周囲の信頼を勝ち取ることができるかというゲームです。
ゲーム進行中は自分が人狼であることや特別な力をもった役職だということを伏せて話し合いをすることがほとんど。
本当は人狼なのにもかかわらず村人の仲間のフリをしてこっそり襲撃するのは人狼ゲームの基本中の基本です。
ここで大事になるのは自分は人狼ではないと嘘をつくことではなく、自分はみんなと同じ村人なんだ、村を守るために一緒に力を合わせて人狼を追い出そうという姿勢を見せて周囲の信頼を得ることです。
これは特に役職を持っている人にとって物凄く大切なことです。
本当は村人に有利な特殊能力を持っていて誰が人狼なのかも知っているにも関わらず、話し合い中の挙動が少しおかしかったせいで自分が人狼だと疑われてしまうシーンがよくあります。
怪しい印象が残ってしまうとズルズルとそれを引きずり、最終的に追放対象になってしまうこともよくあります。
これも周囲の信頼を勝ち取ることができなかったことが原因ですね。
確かに人狼側だと相手をダマすという印象が強く残りますが、一方で村人側で立ち回る時は周りの信頼を得ることがどれだけ大事なことかわかりますね。
このため人狼ゲームは相手をダマすゲームではなく、信頼勝ち取りゲームといえます。
人狼ゲームで信頼を勝ち取るために
ではどうやってゲームの中で周りの信頼を得ることができるのでしょうか。
真剣に参加する
設定上は村人と人狼に分かれるゲームですが、進行中は全員が村人として話し合いをします。
つまりみんな自分たちの村を守るために真剣に話し合いをする必要があるにも関わらず、やる気のない態度だったり村人側にとって不利な発言を繰り返す人は信頼を得ることはできません。
しゃべる(黙りこまない)
人狼初心者にありがちですが、なんだかよくわからないから話し合い中も黙り込む人がいます。
こうなると村人からするとその人が役職を持っているのか、自分たちの味方なのか、もしかして人狼なのかと疑いを集めることになってしまいます。
追放者を決定する多数決の時、特に手がかりがない状態だと黙っていた人を追放してしまうことはよくあることです。
できるだけ会話に参加して人狼を見つけ出す姿勢が大事ですね。
理論をぶつける
理路整然と話を組み立てて話すと周りからの信頼を得やすい傾向にあります。
人狼ゲームをやっていると誰かがウソをついた場合その矛盾を指摘するとたちまちその人の立場が怪しく見えてきます。
が、理論だけで話を進めてしまうと感情のない冷たいヤツと印象を与えてしまい、追放会議で指名されてしまう可能性もあるので注意が必要。
普段の生活に活かせる人狼
人との会話において、人狼の信頼を勝ち取るテクニックは大いに活用することができます。
どんなにくだらない会話でも真剣に耳を傾ける姿を見ればこの人は「ちゃんと話を聞いてくれる人」ということで信頼を得ることができますね。
普段からよく話す人も信頼を得やすいタイプです。
気持ちを押し込むこともなく本音を話してくれそうだと思ってくれれば周囲からの信頼もどんどん上がります。
理論はちょっとこのタイプから外れてしまいます。
話している理屈はわかるけど理屈だけだと頭でっかちの冷たい人の印象を与えかねません。
状況に応じて使い分けることが大切ですね。
会社のプレゼンやセミナーなんかでも相手に訴えかけるための練習として人狼ゲームを取り入れてみるのはいい方法ではないでしょうか。
まとめ
人狼ゲームはどんどん派生して新しい種類の人狼がたくさん登場しています。
1つの部屋に集まって大人数でやる従来型の人狼ゲームに加え、チャット形式の文字だけの人狼ゲーム、ボイスチャットによる人狼、人狼を題材にした舞台演出、脱出ゲームなど数え切れないくらいの種類があります。
まずは基本的な人狼からスタートし、慣れてきたらランクアップしていくといいですね!
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