フィンランドのシス(SISU)の精神は複業に欠かせない考え方

フィンランド人はなぜ午後4時に仕事が終わるのか』というちょっとビックリするタイトルの本を読んで、フィンランド人が持つシスと呼ばれる独自の精神は複業に通ずる所があるなと感じました。

複業(副業)は近年話題を集める言葉ですが、どうしてもノウハウとかハウツー本に目がいきがち。
でもこういう内面的な根本的な考え方を見つけるほうが、実は長い目で見た時にかなり効果的だと思います。

フィンランドのシス(SISU)とは?

フィンランド人が持つシス(SISU)という精神は『挑戦を恐れない勇気、逆境を乗り越える力、耐え忍ぶ力、新たな物事に進む向き合い方』を指します。

フィンランドは幸福度世界No.1として有名だったり、IT業界を牽引する名だたる企業が事務所を構え、世界で最も注目される国の1つ。

そんな彼らの成功には文化的背景やシスの概念が関連していると考えられていて、ここ数年シスに関する情報が増えています(と、本に書いてありました)。

他にも例えば↓のような、

シスに焦点を絞った本も出版されていますし、注目度が高いこともうなずけます(この本もめちゃくちゃおすすめです)。

今回お伝えしたいのはシスの詳しい説明ではなく、複業にもシスの考え方がある、いや、シス無くして複業の成功なしと言ってもいい程に大切なマインドだということです。

複業はハッキリいって楽じゃありません

僕は2016年2月から複業をやっていますが、今でこそやりがいを感じて人生の目標も見つけて楽しく取り組んでいますが、試行錯誤の連続だし睡眠時間は少ないし辛いことが多いのも事実です。

朝は4時に起きて会社が始まるまで朝活で複業時間をつくっています。

家にテレビは置いてないですしスマホのゲームもやりません。そこで時間を使うぐらいなら複業の時間にあてます。

これから複業に取り組む人にとっては信じられないかも知れませんが、これぐらい当然のことですし、それだけやる気がないと途中で挫折する可能性が高いです。

複業には自己管理能力はもちろん、自分の頭で考えて実行する力や継続力がとても大切なんです。

シスの精神と複業

おさらいですが、フィンランドのシスの定義は『挑戦を恐れない勇気、逆境を乗り越える力、耐え忍ぶ力、新たな物事に進む向き合い方』です。

どの言葉を見ても複業に必要な要素だと思いますよね。

僕は初めてシスを知った時、自分のこれまでの複業人生のことを思い浮かべずにはいられませんでした。

「これこれ、この考え方!シスをベースに持ってるフィンランド人ってすごいな!」と驚きの感想だったんです。

複業について学ぶなら、ポイ活・せどり・スキル販売がおすすめだよ〜なんて表面を軽くなぞっただけのどこにでもある浅い情報なんかより、シスに関する本を読んだほうが何倍も勉強になります。

どうやったら複業に活かせるシスを学ぶことができるか?

日本人は昔からまじめ・勤勉・我慢強いという気質がありますね。それなら日本にもシスがあって当然じゃないかと考えたくなりますが、そんな日本の幸福度は世界58位です。1位のフィンランドと雲泥の差がありますね。

いかんともし難い働き方や社会システムの違いがあるのでランキングに差が出るのはしょうがないとして、ここでのポイントはシスです。

日本人は自分で考える力が足りていない。考える力を養えばフィンランドのシスに限りなく近いものを得ることができ、複業にもプラスの効果が生まれる。これが僕の考えです。

フィンランドって基本的に自分でなんでもやってしまう国のようで、自分で考えて行動することが自然に求められているらしいです。

自分のあたまで考えよう

周りで話題になってるからやってみようとか、特集されてるからやってみようというのは自分で何も考えてない証拠といえます(行動するだけまだマシ)。

背景に何があってそうなっているのか、情報の先に何があるのか、もっと違うやり方があるんじゃないかなど考えて思考を膨らませるんです。

考えすぎて行動できないのはダメですが、考えて自分なりの行動指針や大切なポイントを持った上で選択すれば、その後の振り返りが生産的なものになります。

考えるからこそ学びになるし、身につくし、結果につながる。複業で試行錯誤するためには考えるクセをつけるべきなのです。

元から勤勉さや我慢強さのある日本人に『考える力』が加われば、シスに限りなく近い精神で仕事もプライベートも複業もうまくいくと考えています。

シスにつながる考える力を身につける方法

シスの要となる考える力を養う自分なりの方法を紹介します。

シスを知る

まずはフィンランドのシスを知るところからスタートするといいです。

フィンランド人はとても日本人に似ているところもあるようで、親近感が湧くと思います。

読書量を増やす(特におすすめ!

また、別の方法としては読書量を増やすのがおすすめです。

ただ読書するだけじゃなく、この本から何を学ぶか最初に決めてから読むんです。

情報のインプットは自分の考えありきで読むと受け取る質が変わります。

読み進めながらTwitterなどリアルタイムでアウトプットすると学びの多い読書になります。

こういう記事もおすすめです。

紙に記録する

考えたこと・疑問に思ったことを記録しましょう。しかもその時に紙に書き出すのがおすすめです。

思考のプロセスを残して後から辿るのは有益ですし、見返した時に新たな発見につながります。

書くという行為でインスピレーションが刺激され、メモするそばから新しいアイディアにつながることもありますし、デジタル最盛期ではあるんですがアナログなノートや手帳に書いて記録するのがおすすめです。

複業とシスは切っても切れない

シスの精神が複業にも役立つということに僕が気付いたのは結果論でしたが、これまでの地道な努力や諦めない精神、自分でやってみることなど自分なりに感じていた大切な要素が第三者に認められた気もしてすごく興奮したのを覚えています。

これから新しく複業をやる人はぜひフィンランドのシスを勉強してみましょう。

必ずやプラスになることが学べるはずです。

ゆーすけ(守屋祐輔)

ゆーすけ(守屋祐輔)

複業サラリーマン

会社員×ブログ×デザイン×講師×投資の5つの働き方・稼ぎ方を実践する複業サラリーマンブロガー ▼複業で立ち上げたご署名ネットではこれまで1,600人以上、11,000点以上の作成実績。TV, ラジオ, 雑誌など出てます。▼経験から学んだノウハウや考え方、自分の人となりがわかる記事をお届けします

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