サラリーマンをやりながらブロガーやデザイナー、セミナー講師などをつとめる私ですが、私がやっているのは副業ではなく複業です。
声に出すと何をいっているのかまったく理解できないかもしれませんが、文字で書くと「副業」と「複業」で違っていることがわかります。
私が複業をスタートしたのは2年前からですが、自分なりに試行錯誤を重ね、その過程で体感し学んできた、複業に対する考え方を紹介したいと思います。
この記事の目次一覧
副業と複業の違い
副業と複業は言葉は似ていますが、私の経験上これらは全く異なるものです。
簡単にいうと、副業は片手間でやるもの、複業は高い本気度を持って全力でやるものです。
副業の場合、本業との割合で言うと副業2:本業8ぐらい。あくまでも主役は本業にあって、副業が占める割合は小さくなります。
一方の複業は複業10:本業10。複業も本業もどちらも成立させるだけの割合です。
5:5じゃなのがポイントですね。
意識の持ち方でいうと、副業はちょっと副収入が増えたらいいなぐらいですが、複業は本気で人生を変えるぐらいに熱意と情熱を持って取り組むものです。
副業にしても複業にしても、取り組む内容は関係ありません。
どれくらいの本気度を持ち、どれくらいの時間と労力をかけて取り組むか。この違いが副業と複業を分けるポイントです。
副業ではなく複業をするべき理由
本業が忙しくて複業はおろか副業にすら手を出してないというサラリーマンの人が多いのは理解できます。
私も現役のサラリーマンなので、突発的な仕事や業務後の付き合いで自分の時間が削られてしまう経験は何度もあります。
そんなサラリーマンでも複業をするべきだと考える理由は次の3つ。
- 生産性が上がる
- 会社に依存しなくなる
- 収入が増える
- やりがいを感じ、生活にメリハリが生まれる
もう少し細かく見ていきましょう。
1. 生産性が上がる
複業をすると全てが中途半端で疎かになると思われていますが、実はそんなことはありません。
複業を成立させるためには時間の使い方や作業効率を徹底的に見直す必要があります。
無駄な作業は止め、残業をしないよう仕事を進め、退社時間になったらスパッと仕事を切り上げて自分の時間を優先し、複業の時間にあてる。
朝活も取り入れることになるでしょう。早起きして会社までの時間で複業することも可能です。
仕事を効率的にこなすことが大事とは頭で理解していても実行できてない人はたくさんいます。
普段使わない筋肉を使うことになるので最初のうちは大変ですが、慣れてくると高い生産性を保ったまま会社と複業を両立できます。
2. 会社に依存しなくなる
エネルギーを注ぐ先が会社しかない人は何でも会社に依存し、会社に振り回されます。
給料が上がらないことや人間関係のいざこざなど、自分の力ではどうしようもないことに腹を立てたり気を取られてしまい、気疲れします。
自分はもう歳だからという理由で会社にだけ頼る人は、自分の人生も会社に管理されてしまいます。
複業が軌道に乗り始めると、エネルギーを注ぐ先がもうひとつ増えます。
与えられる会社の仕事とは違い、自分の興味や趣味に関連する複業から得られる充実感や満足感は、何にも代えがたい財産となります。
すると会社に対する依存度が低くなり、小さいことに一喜一憂することがなくなります。
選択肢が増えて気持ちが楽になり、活き活きとした毎日を送ることができます。
3. 収入が増える
複業からは収入が発生します。
サラリーマンの月収並みに稼ごうとするとそれなりに努力が必要ですが、月数万円、いや月数千円でも収入が増えれば嬉しいですよね!
自分の力で稼いだ自信と実績は大きな強みになります。経済的にも豊かになり、気持ちに余裕が生まれます。
とはいっても、実は副業は収入だけを目的にしてスタートするとほとんどの人は挫折してしまうんです。
そうならないための考え方もここで学んでおきましょう。
4. やりがいを感じ、生活にメリハリが生まれる
複業は基本的に『自分が好きなこと・得意なこと』を軸にして選ぶべきで、そういう仕事をしていれば自ずとやりがいを感じながら生活することになります。
時間管理を徹底することで仕事とプライベートの区別がしっかりつき、生活にメリハリが生まれ、生き生きとした日々を過ごすことができます(個人的感想)。
会社の仕事と複業は大変、辛いと思われがちなんですが、やっている本人からすると全くそんなことはなく、楽しく充実した日々を送っているのです。
複業にはメリットがたくさん
サラリーマンの複業の実態
空き時間を使い、少しでも収入を増やすために副業に取り組むサラリーマン。
副業・複業・兼業解禁が話題を集めていますが、実際に今まで副業をしたことがある割合は全体の1割程度しかないという統計データがあります(週刊ダイヤモンド調べ)。

年齢層に関係なく、正社員・非正規社員関係なく、全体の1割程度という調査結果。
意外と少ないんだなというのが正直な感想です。
実際に副業に取り組んでいるサラリーマンが具体的にどんな副業をしているのか。

最も多い回答は「アンケート回答」というもの。
次いで「本業と同じ内容の仕事」「お店のスタッフ」「事務、受付、コールスタッフ」と続きます。
なかなか興味深いデータです。
動いている人は少ない
副業・複業をしないサラリーマン
サラリーマン全体の1割が副業に取り組んでいるということは、残りの9割は副業をしていないということ。
会社に副業を禁止されているとか、本業が忙しくて時間がないとか、副業に時間を割くより遊びたいとか、理由は様々。
お金を稼ぐことにそれほど興味がなかったり、罪悪感を感じてしまう人もいるんじゃないでしょうか。
「会社に禁止されているから」を理由に副業(複業)に取り組まない人は大きな機会損失です。
副業がバレたとしても、情報漏えいや営業妨害など悪質な副業でない限りいきなり懲戒解雇になることは考えにくく、厳重注意がいいところじゃないでしょうか。
昇給や昇進に響く可能性はありますが、そもそも会社に依存していないのでさほど問題ではありません。
もとより私は、複業10:会社10を提唱しているので、業務に影響が出ることもないわけです。
複業しないことは損失
複業で人生を楽しく過ごそう
- 複業にはメリットがたくさん
- 動いている人は少ない
- 複業しないことは損失
複業のおかげで生活と気持ちにゆとりがうまれ、自信もついてきました。
新しいことにどんどんチャレンジして自分を変化させるため、今まで自分が知らなかったことを知れてとても充実しています。
最初は単純に「収入が増えたらいいな」という気持ちで取り組み始めた複業ですが、今となっては金銭面以上に得られるものが多くなりました。
私と同じようにパラレルワークを目指す人、目指したい人のきっかけになれば幸いです。

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