『複業』と『副業』。
実際に複業に取り組んでいるサラリーマンの自分だからこそ感じる、複業と副業の違いを紹介します。
もちろん定義の意味の違いを知っている人もいるでしょうが、複業実践者の目から見るリアルな世界を覗いてみませんか?
この記事の目次一覧
取り組む意識の違い
複業と副業では、取り組む意識の高さに違いがあります。
複業は『本気、まじめ、事業的』、副業は『気持ち半分、隙間時間で、気軽に』という感じでしょうか。
複業/副業に取り組む意識に差があれば、当然のことながらかける労力や時間の長さも変わります。
複業を実践するサラリーマンにとっては『本業:複業=100:100』ですが、副業のイメージは『本業:副業=50:50』というとわかりやすいでしょうか。
意識の持ち方1つで行動が変わるため、これから紹介する違いも突き詰めていけば意識の違いによるものと結論付けることもできます。
かける時間の違い
自ら時間を捻出して取り組むことが複業、隙間時間を使って取り組むことが副業です。
『時間の使い方を制するサラリーマンだけが複業を制する』と考える私ですが、複業をやっていると自然に時間に対する考え方が研ぎ澄まされてきます。
ちょっとした空き時間でも複業のことを考え、実際に手を動かして作業します。
早起きして朝活で複業に取り組むのは当然ですし、出張で移動中の飛行機・新幹線の中なんかも絶好の作業タイムです。
巷に出回る副業の指南書には『空いた時間を使って月◯万円!』などの甘い誘惑がありますが、そもそも複業と副業では時間に対する考え方が違うんですね。
時間は自ら創り出すものです。時間が空くのではなく、時間を創るんです。
言葉の印象の違い
「複業をやってます」と聞くと『時代の先を進んでいる、努力家、好印象』という印象を持ちます。
「副業をやってます」と聞くと『あやしい、変なことやってる、よくわからない』という印象があります。(もちろん、まともな副業だってちゃんとあります)
世間一般的には副業の言葉が圧倒的に知名度がありますが、それゆえ楽して簡単に儲かると見せかけた怪しいビジネスがはびこっていたり、詐欺まがいの商材もよく耳にします。
複業という言葉の認知度は低いかもしれませんが、漢字を見れば『複数の仕事をかけもちしている』と理解してもらえますよね。
まだまだ世間に広まっていない『複業』だからこそ、積極的に取り組むことでパイオニア的存在として見られます。
成功度の違い
複業はなんとなく最後までうまくいきやすい印象があります。
一方の副業は、途中で挫折したり、中途半端に投げ出したり、うまくいかなくてもまぁいいかという適当な印象を受けます。
最初の『取り組む意識の違い』で紹介したように、複業と副業では取り組む意識がそもそも異なるため、結果に違いが出るのは当然ですね。
もっとも複業も副業も明確な成功度はどこにも用意されていません。
取り組む自分がゴールを決める意外に方法はないのです。
- お金の目標(月◯円達成)
- 人脈の目標
- 影響度の目標
自分が決めた目標に対してどれだけ真剣に取り組むかで、複業も副業も成功度は変わってきます
充実感の違い
複業は楽しい、もっとやりたいと感じます。
副業は辛い、面倒くさい、(これも意識の問題か?)、その場しのぎで虚しいと感じます。
やってて楽しいことを複業にするべきで、やってて苦になることは副業もしくは趣味でいいと思います。
楽しいからこそ時間をかけてのめり込むし、充実感も感じるんですよね。
お金稼ぎのためだけに、大しておもしろくもない作業を延々と繰り返しているだけでは、いつまでたっても副業なのかなとも感じます。
概念の違い
複業と副業では、意味する内容が違います。
複業とは、本業とは別の異なる仕事を掛け持ちすることです。
副業とは、主たる給料以外の収入を持つことです。
複業という言葉が使われる時、収入の額よりも仕事の内容や充実度、自己表現にフォーカスされます。
一方の副業は、仕事の内容よりも収入額や収入源など、フォーカスポイントはお金です。
もちろん複業だって収入が発生するものがほとんどですが、イメージとしては複業は副業を包括し、それを仕事として捉えているかどうかの違いがあると感じます。

図にすると上のような感じですね。
複業の意識を植え付けよう
複業 | 副業 | |
意識 | 高い | 低い |
時間 | 捻出 | 隙間時間 |
印象 | 先進的 | 怪しい |
成功度 | うまくいきそう | 途中で終わりそう |
充実度 | 高い | 低い |
概念 | 別の仕事を持つ | 副収入を持つ |
複業と副業の違いをここまで真剣に考える人は少ないかもしれませんね。
少なくとも私は、たとえどれだけ稼ぎが少なかった頃でも初めから『複業』の気持ちで取り組んでいます。
長く複業をやっていると、複業の成功のカギはなんだかんだ取組姿勢が一番重要かなとも感じるようになりました。
稼げるようになったら複業家として努力しようではなく、複業家として努力するから稼げるようになるんだと思います(稼ぎを保証するものじゃありません)。
何をするにしても、ちゃんと順番があるんですね。
複業を考えている人は、ぜひスタートの時期から複業の意識を持って取り組んでいただきたいと思います。

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