こんにちは、ゆーすけ(@yusuke_plmrstn)です。
いろいろな物の見方ができる人は強いです。
絶好調な時はさらに調子を上げ、逆に調子が悪い時にはどうすれば早くその状況を抜け出せるかがわかります。
置かれている現実を客観的に見て、どうにかして状況を打開できないだろうかと頭をひねった結果ひらめくアイディアが一発逆転の要素を含んでいることもあります。
頭をやわらかくして逆転の発想をしたいものです。
この記事の目次一覧
球根ガチャ
先日のYahooニュースで面白い話題が取り上げられていました。
タイトルは「球根ガチャで50万球を販売!」
なんとも興味をひかれる内容です。
大阪府和泉市にある国華園という園芸屋がオランダからチューリップの球根を輸入したところ、港や出荷場で荷崩れを起こしてしまい、球根がごちゃ混ぜになってしまいました。
(出典:国華園)
写真を見ただけで絶望的な様子が伝わってきます。球根なんて見た目はどれも同じなので、これではどれがどの色のチューリップか区別がつきません。
逆転の発想!
普通ならこういう球根は商品にならず廃棄されるそう。
ところが、あるネット販売業者から声がかかり「格安でネット販売しませんか?」と提案がありました。
国華園はそのアイディアを受け入れ、ごちゃ混ぜにした100球を送料込みで1,380円という格安価格で売りに出しました(通常で3,000円〜5,000円するらしい)。
ここまでは正直だれでも考えつく方法です。廃棄するよりかは売ってしまったほうがいい。
逆転の発想はここから起こります。
それは国華園のTwitterを担当している女性のつぶやきから始まりました。
「この時期になんの訳ありかと思ったら本当に残念な訳ありでした! 不慮の事故すぎますorz ほんとに何色が咲くかどれくらい偏るのか不明ですが送込みですしめっちゃ安いので是非…」
普通なら単純に「訳あり!」とだけ書けばいいところ、事故の状況を説明し、自社のピンチを救って欲しいとツイートしました。友人に話すような砕けた書き方も良かったんでしょうね。
送料無料 訳ありごちゃまぜチューリップミックス 100球以上 https://t.co/8vYNdF6Y5o この時期になんの訳ありかと思ったら本当に残念な訳ありでした!不慮の事故すぎますorz ほんとに何色が咲くかどれくらい偏るのか不明ですが送込みですしめっちゃ安いので是非…… pic.twitter.com/hyTTGA74Dn
— (株)国華園【公式】 (@KOKKAEN_PR)
リツイートが1万を超えたあたりから注文が殺到し、とうとう11月17日には完売したということです。
【拡散・購入してくださった皆様に届きますように】弊社のやけくそ企画、チューリップ球根ガチャですが、ツイッターでのRT爆発がきっかけで沢山ご購入いただき、そこからTVやネットで何度も取り上げていただき、ついに完売致しました。もう感謝しかありません。本当にありがとうございました!! pic.twitter.com/wdTZMHUwtv
— (株)国華園【公式】 (@KOKKAEN_PR)
もともとのフォロワー数が多かったのか、それともネット販売業者がうまくやったのか、リツイート1万いくってかなりすごいことですよね。
Yahooニュースで取り上げられたのが11月17日で、完売ツイートも11月17日。それまででも十分に売れ行き好調だったところ、Yahooニュースになった途端に完売という流れっぽいですね。
なんせ秒速で2万PVを叩き出すYahooですから・・・
球根ガチャというネーミングセンス
今回の爆売れの原因にはセール名も関係しています。
「訳ありセール!」のようなありきたりなものではなく、人のワクワクを引き出す「球根ガチャ」という名前にしました。
買う側も何が当たるんだろうかとゲーム感覚で購入してしまいますよね。
ピンチをチャンスに変える
球根ガチャはまさにピンチをチャンスに変える逆転の発想が大成功した例です。
ネット販売業者のアドバイスはあったものの、普通なら隠してしまう「訳あり」の詳細を包み隠さず公表して逆手に取ったところが逆転の発想ですね。
さらに後押しになったのが球根ガチャという名称。
発想を逆転させるだけではなくてそこに独自性を付け足すことでさらに強力なアイディアとして成り立っています。
こういう発想力や機転の利かせ方って本当に大事だなぁと感じます。
ゆーすけの事例
なんでまた今回こういうことを書こうと思ったのかというと、実は最近僕は悩んでいたのです。
仕事から家に帰るとすぐに寝落ちしてしまう自分に!
残業も予定もないときは基本的にまっすぐ家に帰り、早い時は7時くらいに帰宅することもあります。
晩御飯と風呂を済ませても8時過ぎ。ここから約4時間くらいはブログ執筆だったり趣味の時間だったり使えるのですが、気付くと8時30分くらいにソファーで寝落ちする毎日でした。
目が覚めると夜中の3時。
せっかくの時間を無駄にしてしまったと絶望的な気持ちになり、ソファーで横になって痛くなった体を休めるため布団に入って朝6時に起床する、というかなり時間を無駄にした日々でした。
逆らうのをやめた
はじめのうちは寝落ちしないよう努力しました。
コーヒーを飲んだりわざと窓を開けて寒くして体を起こそうとしていましたが、どれもダメ。何をやっても寝落ちしてしまいます。
どうしようもないなこりゃ、と半ばあきらめモードだったのですが、ある時ふと思いつきました。
「まてよ、夜9時に寝落ちするのは仕方ないとして、ソファーで体が痛くなって目覚めるのはいつも夜中の3時頃。あれ?6時間も睡眠時間とれてるよね?ここから朝まで作業タイムにしたほうがよくね?」
そうなんです、今までは寝ないように努力していたのですが、ここで逆転の発想!
「睡眠は本能に任せ、自然に目覚めた夜中の時間から起床して作業しよう!」
というわけで、この記事も夜中の4時に執筆しています。意外となんとかなるもんだと感じてます。
もちろん寝落ちしないのが一番で、夜はきちんと横になって眠るのがいいに決まってます。
毎日毎日こんな生活を続ける気はありませんが、 寝落ちしてしまった時は逆転の発想をいかしてみようと思っています。
まとめ
人は歳を重ねるほど柔軟な思考ができなくなります。
自分なりの経験則にもとづく判断をしてしまうからです。
そうならないためにも、周りの人の話をよく聞いて受け入れて「あぁ、そういう考え方もあるんだな」と頭を柔らかくすることが逆転の発想を生み出すコツです。
頭ふにゃふにゃコンニャクでありたいものですね。
[speech_bubble type=”ln” subtype=”L1″ icon=”yusuke1.jpg” name=”ゆーすけさん”] ベランダ園芸、はじめてみようかな [/speech_bubble]