こんにちは、パラレルブロガーのゆーすけ(@yusuke_plmrstn)です。
検索順位チェックツールの大定番「GRC 」をMacで使う方法を紹介します。
今までWindows専用と思われてきたソフトですが、Macでもしっかり使うことができますよ。

この記事の目次一覧
GRCをMacで使う方法
GRCをMacで使うためにはGRCソフトに加え、WindowsアプリケーションをMac上で起動するための専用ツールをインストールする必要があります。
その名も「WINE(ワイン)」。
いわゆるParallelデスクトップのような仮想化ソフトのようなものです。
Parallesよりもお手軽に使えるメリットがありますが、使えるソフトや機能が制限されるデメリットもあります。
今回紹介するGRCはWINEにも対応しているため、WINEを通してGRCを起動しようというものです。
WINEは無料で使うことができ、.pkgも用意されているためインストールもお手軽なので、Parallesよりもハードルが低いですね。
インストール
では順を追って紹介していきます。
【1】XQuartzのバージョンを調べる
WINEを起動するためには”XQuartz”というソフト(Ver 2.7.7以上)が必要です。
最近のMacには標準インストールされていることがほとんどですが、自分のMacにXQuartzが入っているかわからない人は、[アプリケーション]ー[ユーティリティ]を確認してください。
XQuartzのバージョンを調べるには右クリック→情報を見る、から調べることができます。
2.7.7以上のバージョンであれば問題ありません。このまま次に進んで下さい。
XQuartzがインストールされていない、インストールされているけどバージョンが古い人はXQuartzのサイトからインストールしてくださいね。
【2】WINEのサイトにアクセス
WINEをインストールするため、WINE HQのサイトにアクセスし、Downloadボタンをクリックします。
【3】Mac OS用プログラムをダウンロード
次にMac OSと書かれたリンク先をクリックします。
【4】パッケージをダウンロード
パッケージをダウンロードするため、リンクをクリックします。
【5】poolに移動
GRC公式サイトによると、GRCを正常に動かすためには少しバージョンの古いWINE(stable 2.0)が適しているようです。
そのためリンク先の画面最下部にある “pool”を選択し、旧バージョンWINEを探します。
【6】stable 2.0をダウンロード
ズラリとバージョン別にWINEが並んでいるので、この中から “winehq-stable-2.0.pkg”を探してダウンロードします。
【7】インストール
pkgファイルがダウンロードできたらダブルクリックで展開します。
あとは案内に従って進めばOK。
途中で32bitか64bitか選択がありますが、32bitのままでも問題なく動きます。
【8】GRCをインストール
WINEがインストールできたら、次はWINE用のGRCプログラムをインストールします。
GRCサイトにアクセスし、ページ中段にある次のリンクを探してダウンロードしましょう。
【9】.exeをアプリケーションから起動
ダウンロードした “GRCwine.exe”を起動するため、アプリケーションからWINE Stable.appを選択して起動します。
.exeはWindowsでないと起動できないファイルですが、WINEを使うことでMacで動かすことができるんですね。すごい!
【10】GRCを起動
あとは表示される案内に従えばGRCが起動します。
初回起動時に次のような画面が表示されます。
WINEをGRC以外のアプリケーションで使うことがあればMonoパッケージが必要になるらしいのですが、GRCが目的であればインストール不要です。
僕は「キャンセル」を選択しました。
途中で特に迷うこともないはず。
無事にインストールが終わると、デスクトップにGRCフォルダが作成されるので、その中にある “GRC.exe”を再びアプリケーションから開きましょう。
GRCが自動設定してくれるので、そのまま案内に従います。
そしてとうとう・・・
GRCがMacで起動しました!感動です!
今後GRCを使いたい時は “GRC.exe”から起動しましょう。
BootCampとの違い
WINEはWindowsアプリケーションをMacで起動するためのソフトですが、WINE以外でもMacでWindowsを動かすためにBootCampやParallesデスクトップがあります。
これらの違いをざっくり簡単にまとめると次にようになります。
MacでがっつりWindowsを使いたい人はBootCamp、ある程度機能を抑えてもいいので便利に使いたい人は仮想化ソフト、アプリを限定して使いたい人はWINEのように使い分けができますね。
まとめ
今までWindowsでしか使えないと思っていたGRCをMacで動かす方法でした。
ぜひお試しあれ。
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