こんにちは、パラレルブロガーのゆーすけ(@yusuke_plmrstn)です。
フリーランスで活動する人にとって、税金は頭を悩ませるポイントではないでしょうか?
確定申告をして税金を収めたり、かしこく節税したり、知っておかないといけないことが山ほどあります。
「お金のこと何もわからないままフリーランスになっちゃいましたが税金で損しない方法を教えてください!」は、日本一フリーランスに優しい税理士として知られる大河内先生の著書。
税のことを全く知らない人にとっては、最初に読むべき本といえます。
活字ではなくマンガなので、一気に読めるのもポイント。
複業サラリーマンとして活動する僕も、今年で5回目の確定申告を迎えます。
この本は基礎的なことを学べるので、復習にもちょうどいいなという感想です。
この記事の目次一覧
税金を全く知らない漫画家が主人公
確定申告ってなに?のレベルの女性漫画家が主人公となり、大河内先生から税金のことをイチから学んでいくストーリー展開の本。
ゆる〜い線で描かれたキャラクターが登場するマンガなので、力を抜いた状態で読み進めることができます。
全くの初心者向けの内容
「お金のこと何もわからないままフリーランスになっちゃいましたが税金で損しない方法を教えてください!」は、フリーランスが確定申告を勉強するための本です。
源泉徴収からはじまり、青色・白色の違い、領収書の取り扱い、所得税と住民税、控除、税務調査などなど、確定申告に関する一通りの流れを学べます。
「ギリギリまでぶっちゃけます」とうたってはいるものの、「げげっ!そんなことまで話して大丈夫!?」というレベルのものではなく、これまでに税関連の本を読んだことがある人はどこかで聞いたことがある内容です。
個人的に知れてよかったこと
とはいうものの、個人的に知れてよかったなと思うことがいくつかあります。
【1】経費計上は余白をつくること
経費から外したレシートは捨てずに取っておくこと。
こうして「余白」をつくっておくことで、ちゃんと処理してますアピールができる。
【2】税務調査は怖くない
税務署から呼び出しをくらっても、その時点では追徴が決まっているわけではない。
ちゃんと説明できる経費処理をしていれば、税務調査は怖くない。
【3】節税しすぎるのも考えもの
経費を増やして所得を減らせば節税につながる。
でも、所得が減るということは「自分は稼ぎが少ない」と言っているのと同義なので、社会的信用を得られにくい。
個人的に「【3】節税しすぎるのも考えもの」はなるほどと感じました。
フリーランスのデメリットは社会的信用度の低さですが、それを補うことができるのは所得証明、つまり確定申告なんですよね。
収める税金を少なくしたい気持ちもわかりますが、それは同時に社会からの信用も少なくしているのと同じなんですね。
会社員という最強の肩書に守られている複業サラリーマンの僕は、この点かなり恵まれてるなと感じるわけです。
これ1冊で確定申告は・・・ちょっと無理?
この本の中で確定申告の流れや書類の書き方も紹介されていますが、さすがに初心者がこの1冊で確定申告をするのはちょっと無理があると思います。
ネットで情報を集めたり、勉強会に参加するなど、自分で補足しないことにはいくらなんでも情報不足です。
全体の流れをザッと把握したり、フリーランスの税金ってどんな扱いなんだろう?という疑問を解消するにはピッタリではないでしょうか。
自分から学ぼうという気持ちが大事
「税」と聞くだけで拒否反応を示す人がいます。
とにかく計算が複雑で、言葉が難しいし、お金に直結するところなので、見て見ぬふりをする人も大勢いるはずです。
「所得なんて言わなきゃバレないでしょ?」という甘い考えは捨てたほうが無難です。
税務署関係者はいつどこで目を光らせているかわかりません。
目を付けられると、過去5年にさかのぼって調べられるため、まったく税金(所得税)を収めていないととんでもない額になることもあります。
納税は国民の義務なので、この手の本で勉強したり、詳しい人から教えてもらったり、自ら学ぼうという姿勢で取り組む必要がありますね。
そういう意味でもこの本は、難しい税金をマンガでわかりやすく表現しているので、取っ掛かりとしては最適なのかなと感じました。
個人的には他にも、
「フリーランスを代表して申告と節税について教わってきました」
なども一緒に読むと、確定申告や税に関して理解が深まると思います。