こんにちは、パラレルブロガーのゆーすけ(@yusuke_plmrstn)です。
身の回りにあふれるデータを便利に整理できるクラウドサービス。
インターネット環境さえあればいつでもどこでもアクセスして必要なデータを取り出せるのでゆーすけもクラウドは手放すことができません。
でも気付くとたくさんのクラウドに囲まれて管理が大変だと思ったことはありませんか?
例えば僕の場合メインではGoogle Driveを使っていますが、定番のDrop BoxだったりOne DriveだったりEvernote(これはちょっと違うか)だったり、とにかく管理が大変。
どこに何を入れたか覚える苦労もありますが、クラウド同士でデータをやり取りする時の手間も大きいですよね。
ところがそんな苦労を一気に解決してくれるであろう、今後の動向にかなり注目したいサービスがあります。
それが “ firedrive “という、クラウド同士を連携させていとも簡単にファイル交換ができてしまうツールです。
この記事の目次一覧
firestorageの会社の” firedrive “
firedriveは複数のクラウドを連携させ、ファインダー操作で保存データの視認性アップとドラッグ&ドロップによるデータの移動を実現するためのツールです。
2017年8月現在ではMac版しかなく、Windows版は開発中です。
firestorageの会社が2017年8月からリリースした画期的なツールで、実際に使ってみると操作性の高さや使いやすさからみても今後に期待できるツールだと感じます。
firedriveのインストール
まずはfiredriveをインストールします。
firestorageの会社のサイトから無料ダウンロードすることができます。
案内に従っていけば特に迷うこと無くインストールが完了します。
インストールが終わるとメニューバーにfiredriveのアイコンが表示されるので、試用版の場合は「無料試用版」のボタンをクリックすればOKです。
firedriveの使い方
表示されたアイコンをクリックするとfiredriveの基本画面が立ち上がりますが、最初は真っ白な画面なので左下の+ボタンをクリックします。
すると各種クラウドの登録画面が表示されました。
ここに載っているサービスでそれぞれアカウントを登録すればfiredriveと連携することができるわけですが、サービス開始直後だからなのでしょうか3種類のみ対象となっています。
対象のクラウドサービス
fws storage
fws storageはfirestorageの会社が提供するクラウドサービスのこと。無料登録で2GBまで利用することが可能。
データの堅牢性は当然のこととして、ユーザー毎に細かくアクセス権限を振り分けたりと嬉しいサービスも充実しています。
個人利用ももちろん可能ですが、どちらかというとWeb開発者向けのクラウドでしょうか。
Amazon S3(エスキューブ)
Amazonが提供するクラウドストレージサービスのこと。
市場の断トツNo.1シェアを誇るサービスですね。
Amazon Primeに登録すると使えるようになる個人向けのAmazon Driveというクラウドサービスもありますが、あれとは違ってS3もWeb開発者向けツールの側面があります。
多人数で同時アクセスしてデータをやり取りするのに向いています。
Amazon S3も無料で使えますが、登録から1年が経過すると自動的に課金されてしまうので注意が必要です。
Amazon S3 互換
その名の通り Amazon S3と互換性のあるクラウドサービスのことを指します。
クラウドの追加方法
上記で紹介したサービスをfiredriveに追加するためにはアイコン右側に表示される+ボタンをクリックし、詳細を入力する必要があります。
ここで求められるのはアクセスキーとシークレットアクセスキーの2つ。いわゆるIDとパスワードのようなものですね。
こいつを探すのに意外と苦労したのでここで紹介しておきます。
fws storageのアクセスキーとシークレットアクセスキー
まずfws storageから。
こちらからfws storageの登録を済ませ、ユーザー管理画面に進みます。
そこからアカウント管理をクリックし、表示されたアクセスキーをさらにクリックするとようやくアクセスキーとシークレットアクセスキーが見つかります。
Amazon S3のアクセスキーとシークレットアクセスキー
Amazon S3のアクセスキーとシークレットアクセスキーを確認するための方法です。
Amazon S3にすでにアカウント登録を済ませている前提として、まずはマネジメントコンソールにログインし、画面右上のアカウントから「セキュリティ認証情報」をクリックします。
表示された画面から「アクセスキー」を選択します。
「新しいアクセスキーを作成」をクリックするとアクセスキーとシークレットアクセスキーをcsvでダウンロードすることができます。
firedriveを使ってみた
というわけで無事にfiredriveにアカウントを登録することができました。
接続が完了してfws storage、Amazon S3それぞれのクラウドを開くと見慣れたファインダーで表示されます。
両方のクラウドの中身が見えている状態ですね。
ここで試しにデータを移動させてみることにします。
あっという間に移動が完了しました。
難しい操作は一切なく、いつものフォルダ間の移動と同じ要領で出来てしまいました。
これなら大量のデータを一度に移動する手間が省けてかなり助かる印象です。
firedriveのいいところ
firedriveのいいところ、それはやはり手間をかけることなく簡単にクラウド間でデータのやり取りができることです。
今までクラウド同士でデータを移動させるには別々のサービスにログインして一度ローカルにダウンロードし再びアップロードする手間がありました。
これが一度に完了してしまうことは相当なメリットです。
従来:①クラウド1にログイン→②クラウド2にログイン→③ローカルに落とす→④アップロードする
firedrive:①firedriveにログイン→②ドラッグ&ドロップする
わずか2ステップで完了してしまう簡潔さ!
firedriveの残念なところ
対応できるクラウドサービスの種類がもっと増えるといいなと思います。
対象となるサービスがWeb開発を目的とするもののため、もっと個人利用として使いやすいGoogleドライブやDrop Boxなどと連携できるようになれば嬉しいですね。
しかしまだ始まったばかりの新しいサービスということもあり、今後の新機能に期待できます!
まとめ
クラウドは非常に便利な機能である一方、あふれかえるデータ整理の手間がかかる面もあります。
複数のクラウドを使っているとデータの保管場所がわからなくなることがありますが、firedriveがあればスッキリとした見た目になり、さらに整理もしやすいです。
クラウドを一括で管理できるfiredriveがあればデータの迷子も減り、作業効率アップは確実です。
今後の新機能に期待ですね!