こんにちは、ゆーすけ(@yusuke_plmrstn)です。
ブロガーズフェスティバル2016で登壇スピーチされたむねさださんによるトーク内容をまとめました。
テーマは「ブロガーならではの伝える・届ける写真の撮り方!」
わんぱくブロガーとして活躍されるむねさださんは写真がとてもキレイ!
初めてブログに訪れる人でさえも「写真にやられちゃいました」とコメントを残すくらいに写真に力を入れられています。
この記事の目次一覧
むねさださんの紹介
1979年生まれの広島県出身。現在は神奈川県川崎市に在住です。美味しいものを食べたり、新しく買ったガジェットについて情報発信しつつ、自分が困ったり大変だったことを解決する方法を紹介することで、「誰かの役に立って欲しい」という思いをこめてブログを書いています。
運営ブログ:
ブログは文章と写真が重要
ご自身が知った情報を多くの人に届けたい、そう考えた時にむねさださんが気付いた方法が文章と写真による情報伝達でした。
文章だけでは伝わりきらないことを写真を通して読者が追体験できるようにしたい、これがきっかけになって写真に力を入れるようになったということ。
フリー素材を多様しない
ブログに写真を掲載する時はできるだけオリジナルの写真にこだわることが大事。
ネットをさがせばフリー素材で使える写真がたくさんあります。
キレイな素材が多く使い勝手いいフリー素材ですが、たくさん使うと読者はどうしても既視感を感じてしまいます。
「あれ、この写真どこかで見たな。じゃあこの記事も読んだことあるかも」と読み飛ばされることも増え、印象に残らない記事になってしまいます。
大事なことは普段から周りに意識を向けて素材に使えそうな写真をたくさんストックしておくこと。
看板の数字やおもしろい標識、風景写真、花の写真、動物の写真など、ジャンル分けして保存しておけばいつでも自分の素材として使うことができます。
写真を撮り溜めしておくこと、これって確かに大事なことだよなと気付かせて頂きました。
「伝える写真を自分で撮影すること。文章と同じくらい写真を大事にしているか?写真はおまけではない!」
むねさださんの言葉、しびれました。
写真撮影の基礎
写真を撮影する上で気をつけたい3つの基礎のお話がありました。
ブログ写真だけではなくて普段から意識したいことばかりです。
写真を撮る上で一番気をつけたいのは手ブレやピンぼけです。
手ブレはシャッターを切る瞬間にカメラや体が動き、被写体がぶれてしまうこと。
手ブレを防ぐためにはカメラを構えた時にしっかり脇をしめてカメラを安定させること。
スマホ撮影の場合はスマホを両手で持ち、かつ脇をしめて撮影することです。
例えば料理の写真を撮る場合、肘をテーブルについて腕を固定した状態で撮影すると手ブレをかなり抑えることができます。
立って撮影する場合は壁に手を固定させて撮影したり、木にもたれかかって体を固定して撮影します。
ピントを合わせるのは言うまでもないですね。
対象物にしっかりピントをあわせ、輪郭がクッキリしたことを確認してからシャッターを切るようにします。
露出とはかんたんに言うと写真の明るさのこと。
写真を明るく撮影したい場合は露出を上げます。
逆に暗く撮影したい場合は露出を下げます。
むねさださんが写真を撮る時、基本的に露出を少し上げているそうです。
ブログで写真を見た時に明るい写真のほうが読者に与える印象が違いますもんね。
ホワイトバランスは例えば「屋外撮影」「くもり撮影」「蛍光灯の下で撮影」など、撮影時の条件に合わせて写真の色合いを調整してくれる機能のこと。
むねさださんはオート設定で撮影されるようですが、オートだとたまにとんでもない色で仕上がることがあります。
そこで意識したいのは実際の対象物の色と比較し、ホワイトバランスを1つずつ変えることです。
ちょっと黄色く写るから別のホワイトバランスを変えてみよう、露出を上げたらどうなるかな、のように少しずつ調整を加え、実際の色で写るように意識することです。
ブログで使う写真をぐっと良くする10の方法
むねさださんならではの美麗写真を撮るコツを教えていただきましたよ。
対象物をボカすとプロっぽいかっこいい写真が撮れます。
だからといって何でもかんでもボカすのは間違いで、見せたい対象物を意識してボケ量を作ります。
たとえばこちらの写真。
僕が雑貨を撮影した写真ですが、写っている対象物のすべてにピントが合っていて何が見せたい対象なのかハッキリしません。
全体の雰囲気を写したいのであればこれでもいいのですが、何かにフォーカスして見せたいのであればボカシを作りましょう。
こんな感じ。
手前のランプにピントが合い、後ろの背景はボケてますよね。
これで見せたいのはランプだよ、と印象づけることができます。
ボカシを意識して作りましょう。
写真は光を意識して撮影するとグッと上手くなります。
例えば肉料理を写したい場合、お皿の位置を変えたり照明の場所を意識して自分が移動し、肉汁がキラリと光るシズル感を出すとおいしそうに見えます。
肉の赤身がキラリと光って美味しそうに見えますよね。
光を意識して撮影するといいですね。
その写真で一番伝えたい主役は何でしょうか。
主役を大きく撮る、近くで撮る、主役以外を排除するなどして、一番見せたいものがわかるよう意識しましょう。
これは先程の主役の話に関連します。
余計なものを写してしまうと何が主役なのかぼやけてしまいますね。
料理を写すのであればお手拭きやコップが写り込まないよう意識します。
例外として物の大きさを伝えたい場合があります。
こんなに小さいんだよ、大きいんだよという大きさを伝えたい場合はあえて比較対象になるものと一緒に写すことがあります。
たとえばこちらの有名なお菓子「赤福」。
その大きさを伝えたいのであれば敢えてお茶と一緒に写して1つ1つの大きさを比較できるようにします。
人が写った時にプライバシー保護のためにあとからモザイクを入れて加工することがあります。
でもモザイクを入れるとどうしても不自然な写真になってしまいます。
そこで意識したのが自然のモザイク。
例えば子どもの写真を撮ってブログにアップしたい、でも顔は隠したい、こういう場合は子どもの顔が敢えて木の枝や人に隠れるタイミングでシャッターを切ります。
なかなかちょうどいいタイミングを狙うのは難しそうですが、連射撮影すればいけそうですね。
他には例えば人が大勢いる時の写真を撮る場合。
上の写真は浅草寺で撮影したもの。
これだけたくさんの人がいるんですよ、というのを撮りたかったのですが、出来としてはあまりよくありません。
自然のモザイクを作るためにはボカシを作りましょう。
するとこんな風に仕上がります。
ピントが奥に合い、手前がボケることで自然のモザイクになっていますね。
大勢の人の雰囲気を出したいのであれば敢えてピントを外すことでキレイなモザイクとして使うことができます。
これは大変勉強になりました。
実はこのあたりから残り時間が少なくなり超駆け足でのお話になりました。
プロジェクターを撮ると色合いがおかしく写りがち。
露出やホワイトバランスを調整して色がしっかり出るよう意識しましょう。
おすすめのシャッタースピードは1/60以下。
その写真は読者が見た時に雰囲気を伝えられていますか?
魅力を伝えられていますか?
独りよがりの写真になっていませんか?
見た人がどういう印象を持つか、常に読者目線で写真を撮ることが大事。
レビュー記事を書く場合などに多く言えることですが、公式サイトで使われいる画像ではなくてあなた自身が撮影した画像を使いましょう。
これ、たしかにそうです。
公式写真は確かにキレイで見栄えもいいですが、僕達が知りたいのは実際の使用感だったり質感だったり、公式サイトではどうしてもわからない情報ですよね。
色々な角度で写真を撮って公式サイトにないオリジナル画像を乗せることで共感を得られやすいものに仕上がります。
さきほどの「7. 読者を意識して撮る」とはまさにこのことですね。
むねさださんは写真を撮る時にすでに頭の中でブログ構成が出来上がっているそうです。
写真に合わせて文章を考える、まさに写真ブロガーむねさださんならではのやり方ですね。
ブログ=文章+写真
ブログを読んで読者にあたかも一緒にその場にいるかのような体験をしてもらうこと、これを追体験といいます。
まずお店に到着し、店構えはこんな感じでした。
中に入ると和風の造りになっていてオブジェが素敵ですね。
テーブルにつくと豪華なメニューがあり、おすすめ料理を注文しました。
しばらく待つと美味しそうな料理が運ばれてきます。
こんな美味しそうな料理、初めてです!
食べてみると想像以上の味で大満足!
またぜひ訪問したいお店ですね。
この一連の流れを文章と写真を使って伝えるわけです。
文章+写真がしっかりしていれば読者はこれらの追体験をすることができます。
ブログを読んだだけで自分も体験したかのような感覚になること。
ストーリー構成を意識することが大事ですね。
まとめ
写真ブロガーむねさださんによる写真講座でした。
基本的なところからちょっとしたテクニックまで、誰が聞いても勉強になる時間でした。
普段から素材写真を意識して撮影しておくことは本当にタメになったなと思います。
スマホで撮影してもいいですが、ボケや露出、ホワイトバランスまで意識したらミラーレスや一眼のほうがオススメですね。
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