こんにちは、ゆーすけ(@yusuke_plmrstn)です。
今回はブロガーズフェスティバル2016で登壇されたホシナカズキさんによるトーク内容をお届けします。
テーマは「見栄えだけじゃないブログデザイン術」。
あまりブログテーマやスタイルのことがわかってない自分にとってはぜひともお話を聞いておきたいテーマです。
この記事の目次一覧
ホシナカズキさん
まずテーマに入る前にホシナカズキさんの紹介から。
運営ブログ:
1979年6月25日生まれ。未年かに座の左耳三連ピアスな標準的男子。ブロガーマッチングプラットフォーム「reviews (レビューズ)」公認ブロガー。元テレビ屋。日本カレーパン協会公認「カレーパンタジスタ」。信条は「適当にしっかり」。
今回のお話はデザイナーとしても活躍されるホシナさんから見た、見栄えだけじゃないブログデザイン。
これは非常に楽しみな内容です!
トーク開始
デザインをお仕事として捉えている人からすると、デザインとはあくまでもマーケティングツールの1つらしい。
ブログにおいてはそのブログのブランドを読者の潜在意識に訴える、言い換えれば印象づけるものでなければならないとのこと。
なんか初っ端から難しいオーラがぷんぷんします。
こんなブログデザインはダメだ!というわかりやすい例がありました。
シンボルマーク・ロゴマークがない
タイトルがテキストだけのシンプルなブログはだめ。
ロゴマークのようなものを作ることで読者に自分のブログだということを印象づけることができる。
デザインテーマがありきたり
ブログはテーマを決めることができます。
テーマとはサイトデザインのテンプレのようなもの。
例えば僕のブログでは “Stork”というテーマを使っています。
テーマ1つで色合いやメニュー、ウィジェットのスタイルが変わり、ブログが与える印象が変わります。
初期状態で使っても全く問題はありませんが、読者への印象を考えると何かしらの手を加えたほうがいいらしい。
色を変えてもいいし見た目をちょっといじるのでもいい、とにかく他のサイトとかぶることは避けたほうがいいです。
ありきたりなデザインテーマだとパッと目に入った瞬間に既視感を感じ、読者がすぐに離れてしまう可能性が高まります。
デザインがうるさい
ブログを初めて初期の頃にありがちですが、色をたくさん使いすぎたり画像が多すぎたりして見た目がゴチャゴチャしてしまいます。
あれもこれも詰め込みたくなる気持ちはわかりますが、大事なのは読者目線。
第一印象で読みやすいブログデザインを心がけることが大事。
ゴールを設定する
デザインはブログのブランドを潜在的に印象づけるというお話がありました。
デザインを見たらそのブログがどういう雰囲気を放ち、どういうテーマに沿って書かれてあるのか感じることができます。
そのため、一番最初にやるべきことはテーマの設定でもなく配色を考えることでもなくブログのゴールを決めること。
どういう目的でブログを書くのか、どんなブログにしたいのか、ゴールを設定します。
その上でそれにあったデザインを考えていくという手法です。
一度作ってやっぱりイメージと違えばまた最初からやり直し。
仕事でいうところのPDCAサイクルをまわし、納得がいくデザインになるまで繰り返し調整します。
印象的なブログデザインを作るための4つの戦術
ここから専門的な言葉がバンバン飛び出します。
1. トーンアンドマナー(トンマナ)
雰囲気や世界観をコントロールすること。
2. キービジュアル
世界観をあらわす画像を用意する(写真やイラスト)。
でも存在感が強すぎるとトンマナが変わってしまうのでやりすぎ注意。
ロゴマークやシンボルで代替することもある。
3. キーカラー
配色パレットを決める。
全体に影響を与える配色要素なので、単色で考えるのではなくて複数色のパレットで捉えること。
よく色のイメージの話がある。例えば赤だと攻撃的とか情熱的とか。
でも複数色によるイメージを考えると捉え方は無限大。
単色の印象よりもトータル色での印象が大事。
4. キータイプフェイス
フォントはいたずらに増やさない。
デザイン全体の雰囲気を支配する力があるので、フォントをできるだけ統一して強い印象を作ること。
大事なのは自分の中で決めたゴールに向かうためのフォントを選択すること。
デザイン作成のおすすめ方法
このあたりで僕の頭はだいぶパンク気味ですが、最後に具体的なサイトデザインを考える上でのやり方の話がありました。
まずはラフデザインを作ること。
手書きやアプリ何でもいいのでとにかくラフ案をざっくりと考えます。
色々な人のサイトデザインを見ながらいいところだけを抜き出して大枠を考えます。
大事なのはこの時に最低でも3案は考える事だそうです。
デザインは最初に決めたブログゴールに向かうためのものである必要があります。
でも案が1つしかない場合とそれで考えが固定されてしまい、本当に適切にゴールに向かうデザインかどうか判断することができません。
案が3つあれば色々な角度から考えることができるので、ぜひとも3案はひねり出してくれ!ということ。
デザインを考えることなんてただでさえ大変そうなのに、それを3つも作るとなると並大抵のことではできません。
でも大丈夫、ホシナさんから初心者でもできるやり方を教えてもらいました。
それは最初に考えたラフ案のキービジュアル、キータイプフェイス、キーカラーを変えて2案目、3案目を作ること。
色や画像を変えてみて、しっくり来るものを案として使いましょうということです。
デザイン業界の常識として、最初に考えたデザインを2案目、3案目が越えることはまず無いそうです。
時間をかけて作っても結局しょぼいものしか出来上がらないことがほとんどのため、そうであれば最初に考えた案をベースにして色々いじってみるほうが効果的ということですね。
色々とPDCAサイクルを回して考えることで、ブログゴールに向かった最適なデザインが見つかりそうですね。
まとめ
いやぁ、いきなり難しいトークテーマだった、これが感想です。
最初はてっきり集客に効果的な色使いとかデザインの話かなぁと思っていたら、デザイン学の基礎のような、素人がスッと理解するにはなかなかハードルが高いテーマでした。
でもこんな芸術性のない僕でも、ブログを開いたときの印象が大事だということ、何よりも発信したいこととブログテーマやスタイルがマッチしているかを考えるのは大事だということくらいはわかります。
僕のブログテーマは「ゆるーく生きる」こと。
頑張ることはもちろん大事ですが、緩めるところは緩める人生じゃないと息が詰まります。
今のサイトデザインもそこを意識して明るくカラッとしたデザインにしているつもりですが、このあたりはもっと時間をかけてイジる必要がありそうです。
もっとデザイン案をたくさん考えてPDCAサイクルをまわしてみようと考えたゆーすけでした。