こんにちは、パラレルブロガーのゆーすけ(@yusuke_plmrstn)です。
Apple Watchを装着した状態でMacを開くと、パスワード入力なしで自動的にMacのロックが解除される機能があります。
これ便利だな―と思って調べてみると、僕が購入したApple Watch Series 3(最新版のApple Watch)だと、MacのOSが High Sierraしか対応していないことが判明。
そういえば長い間OSアップデートしてなかったことに気付いた僕。
Apple Watchも買ったことだし、Macの自動ロック解除も魅力だよね、と気軽な気持ちでHigh Sierraにアップデートして大後悔しました。
この記事の目次一覧
不具合が多い High Sierra
大後悔の原因、それはHigh Sierraを導入したことによる不具合です。
- 文字変換候補の画面が表示されっぱなしになる
- 外付けディスプレイが認識されない
- 画像編集ソフトで書き出したはずのデータが消失する
- スリープから復帰できない
- パソコンを使っていると画面がちらつく
などなど、思い出せる範囲でもこれだけありました。
High Sierraがリリースされて半年以上経ちますが、調べてみるとまだまだ似たような不具合が多いOSのようです。
ちょっとした不具合ならそのまま使っても良いんですが、赤字で示した2点、
- 外付けディスプレイが認識されない
- スリープから復帰でない
については如何ともしがたい不具合でした。
家で27インチディスプレイが使えないのは不便ですし、Macの魅力の1つともいえるスリープでの持ち運びが出来ないのも不便です。
毎回電源を切って終了させればスリープ問題は解決されますが、今までずっとスリープ運用してきた僕にとって、Macの電源を毎回切るのは相当なストレスです。
たしかに Apple Watch Series 3でMacの自動ロック解除を使えるようになりました。
でもそれってスリープからの復帰時に役立つ方法であって、そもそもスリープから復帰できない不具合が現れている僕のMacでは意味がないことに気づきました。
しまった・・・軽はずみな気持ちで High Sierraなんかにするんじゃなかった・・・
Time Machineのバックアップから復帰
でも大丈夫!実は解決策があります。
High Sierraにアップデートする前にTime Machineで作成したバックアップを使い、アップデート前の状態に戻すことができるんです。
もちろんOSは以前のSierraに戻り、不具合のなかったあの頃の環境が蘇ります。
Apple Watchによるロック解除機能は使えなくなりますが、それくらい別になくても作業に支障はありません。
いやぁバックアップ取っておいて本当によかった。
というわけで、Time Machineを使った復元方法を紹介していきますね。
※Time Machineから復元する時は、無くなると困るローカルのデータは外部HDDなどに避難させておきましょう。
Time MachineでOSを復元
Time MachineでOSを復元するのはそれほど難しい作業ではありません。
【1】macOSユーティリティを開く
まずはmacOSユーティリティを開きましょう。
電源ボタンを押してMacの電源を入れた直後、またはMacが再起動を始めた直後にキーボードの「Command + R」キーを押し、Apple ロゴまたは回転する地球儀が表示されるまでそのまま押し続けます。
【2】Time Machineバックアップから復元
次に「Time Machineバックアップから復元」を選択します。
すると上のような画面になるので、右下の「続ける」ボタンを選択して次に進みます。
【3】復元元を選択
Time Machineのデータが保存されているところを選択します。
僕の場合は外付けHDDにデータを保存しているのでそちらを選びました。
選んだら「続ける」を押して次に進みましょう。
【4】バックアップの選択
ズラリと表示されたバックアップの項目から、戻したい日時のデータを選択します。
右側の項目に「macOSバージョン」が表示されていますね。
Sierraは10.12.〜です。
High Sierraは10.13.〜です。
僕はSierraに戻したいので、Sierra時代の最新バックアップデータを選択することにしました。
選択したら「続ける」を押しましょう。
【5】インストール先の選択
データをインストールする先を選びます。
特にここをいじる必要はなさそうです。
選択し次に進むとロック解除を求められるので入力します。
【6】最終確認
ここまで来るとあとは仕上げだけです。
最終確認メッセージが表示されるので「ディスクを消去」を選択します。
「ディスクに現在ある情報はすべて失われます」なんて言われちゃうと思わずドキッとしてしまいますよね。
要するに今ディスクにあるデータを全て消去してクリーンな状態にして、その上からバックアップデータを移すということです。
消えたら困るローカルのデータを外部HDDに移しておくのはこのためです。
【7】ひたすら待つ
あとはパソコンの作業が終了するのを待つだけです。
100GBほどのデータをTime Machineから復元しましたが、所要時間は1時間半ほどでした。
データ量によって作業時間が変わってくるので、例えば就寝前に復元作業をスタートさせて朝確認すると効率的ですね。
そして懐かしのSierraに無事戻すことができました。
不具合も解消され、これで一件落着です。
まとめ
今回のような不具合は人によって症状が異なるようです。
不具合なく使える人もいれば、これ以上にボロボロになる人もいるようで、個体差の問題でしょうか。
Apple Watchでロック解除ができるのは確かに魅力的ではあったんですが、High Sierraの現状の不具合を許容できるまでに惹かれる機能ではありません。
でもいい勉強になったし、Time Machineを使った復元方法もわかったことだし、結果オーライにしましょう。
今後のOSアップデートでApple Watchの真価を発揮できる日が来るのを楽しみにしています。